世界・海外・国外の文学賞

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ジョン・ケアリー

ジョン・ケアリー

John Carey

プロフィール

性別
男性
生誕
1934-04-05 (バーンズ(ロンドン))
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
ロンドン(バーンズ) → オックスフォード(在住/勤務)

経歴

職業
文芸批評家, 教授, 書評家
活動期間
1958年〜
所属
マートン・カレッジ(オックスフォード大学), オックスフォード大学, The Sunday Times(チーフ書評家)
所属団体
王立文学協会(Fellow), 英国アカデミー(Fellow)
影響を受けた人物
ジョン・ミルトン, ジョン・ダン, ベン・ジョンソン, ロバート・ブラウニング, サッキ(H. H. Munro)

学歴

リッチモンド・アンド・イースト・シーン男子文法学校(現: Richmond Park Academy)
国: イギリス
オープン奨学金を獲得してセント・ジョンズ・カレッジ(オックスフォード)に進学
セント・ジョンズ・カレッジ(オックスフォード)
英語学・英文学部 / 英文学
学位: MA, DPhil
国: イギリス
オックスフォードで学位取得、後に同大学の複数カレッジで職を務める

受賞歴

王立文学協会フェロー
1982
主催: 王立文学協会
結果: 選出
英国アカデミー会員(FBA)
主催: 英国アカデミー
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: William Golding: The Man Who Wrote Lord of the Flies

    ウィリアム・ゴールディングの生涯と創作を掘り下げ、その作品群と社会的影響を綿密に考察する評伝。作品解釈と伝記的資料を織り交ぜた学術的な記述が特徴。

    ウィリアム・ゴールディングの生涯と創作を掘り下げ、その作品群と社会的影響を綿密に考察する評伝。

    伝記文学史作家論

作品

代表作

知識人と大衆:1880–1939(The Intellectuals and the Masses)

1992年 文学批評

近代主義を代表する知識人たちの大衆文化に対する排他性を批判し、大衆文化の再評価を試みる論考。アーノルド・ベネットの擁護を含む。

大衆文化エリート主義への批判近代主義の再検討

芸術は何の役に立つのか?(What Good Are the Arts?)

2005年 文化評論

芸術や高尚文化の価値を巡る問いを取り上げ、エリート主義的な価値判断に異議を唱えつつ芸術の公的価値を論じるエッセイ集。

芸術の公共性エリート批判文化と社会

ジョン・ダン:生涯、精神、芸術(John Donne: Life, Mind and Art)

1981年 文学研究・伝記的批評

ジョン・ダンの生涯と詩作を家族史や精神史の観点から再評価した画期的研究。1990年に改訂版あり。

宗教と詩個人史と作品の相互関係メタファー研究

暴力的偶像:ディケンズの想像力の研究(The Violent Effigy)

1973年 文学研究

チャールズ・ディケンズの創造性と想像力を考察した研究書。後に改訂版が刊行される。

ヴィクトリア朝文学想像力の理論作家論

ジョン・ミルトン詩集(編纂)The Poems of John Milton

1968年 校訂・編集

ミルトン詩の共編纂版。学術的校訂と解説を含む編集作業。

古典詩の再評価校訂学

予想外の教授:書物に満ちたオックスフォードの生涯(The Unexpected Professor)

2014年 回想録・自伝

幼少期から学術・書評活動に至るまでを綴った回想録。戦時下の少年時代、学界生活、書評家としての活動を含む。

回想録学術生活書評

詩の小さな歴史(A Little History of Poetry)

2020年 入門・解説

詩の歴史と楽しみ方を平易に紹介する入門書。幅広い詩人と作品に触れる。

詩史読者への導き

サンデー・ベスト:書評人生から選ぶ80の名著(Sunday Best)

2022年 書評選集

長年の書評活動から選ばれた80冊についての論考と評。

書評書物案内

全著作

  • 『ジョン・ミルトン詩集』(編集, 1968)
  • 『アンドリュー・マーヴェル:批評選集』(編集, 1969)
  • 『暴力的偶像:ディケンズの想像力の研究』(1973)
  • 『ジョン・ダン:生涯、精神、芸術』(1981, 改訂1990)
  • 『知識人と大衆:1880–1939』(1992)
  • 『芸術は何の役に立つのか?』(2005)
  • 『予想外の教授:書物に満ちたオックスフォードの生涯』(2014)
  • 『詩の小さな歴史』(2020)
  • 『サンデー・ベスト:書評人生から選ぶ80の名著』(2022)

作家による翻訳

  • 『ジョン・ミルトン:キリスト教教義』(翻訳, 1971)

作風・主題

文体
明快で論旨がはっきりした文体論争的・反エリート主義的な調子歴史的文脈を重視する学術的アプローチ
頻出モチーフ
大衆文化とエリート主義の対立文学と社会の関係過小評価された作家の再評価

評価・遺産

オックスフォードでの学術的基盤と長年の書評活動を通じて、20世紀後半から21世紀の英文学批評に大きな影響を与えた。特に大衆文化の価値を擁護し、エリート主義的評価に対する論争を喚起した点で知られる。

関連学会

  • 王立文学協会
  • 英国アカデミー

資料所蔵先

  • マートン・カレッジ・アーカイブ

大衆文化への影響

  • テレビ・ラジオの文化番組(Newsnight Review、Saturday Review 等)への出演

引用

  • 本書の英雄はアーノルド・ベネットであり、その著作は知識人による大衆への批判を系統的に粉砕するものである。
    出典: 『知識人と大衆:1880–1939』 (1992年)

豆知識

  • 長年にわたり養蜂を趣味とする(beekeeper)
  • 1960年にギル(Gill)と結婚
  • 息子が二人(レオ、トーマス)
  • ブッカー賞の選考委員長を二度務めた(1982年と2004年に関与)
  • 1977年以降、The Sunday Times のチーフ書評家を務めた
  • 1975年に教授職、2002年に退職し名誉教授(emeritus)となる