世界・海外・国外の文学賞

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ジョン・ディクソン・カー

ジョン・ディクソン・カー

Jon Dikkuson Kaa

ペンネーム: カーター・ディクソン一部のサー・ヘンリー・メリヴェールシリーズなどで使用した筆名, カー・ディクソンまれに使用された変種の筆名, ロジャー・フェアベアン一部の早期作品に用いられた筆名, フェントン・カーター(出典により示唆)一部の訃報・伝記で使用が示唆されるが、確認された作品はない

プロフィール

性別
男性
生誕
1906-11-30 (ユニオンタウン(ペンシルベニア州))
死没
1977-02-27 (グリーンビル(サウスカロライナ州)) 70歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ユニオンタウン(ペンシルベニア州) — 出生地 → イングランド(長期滞在・創作活動拠点) → ママロネック(ニューヨーク州) — 1960年代初頭まで在住 → グリーンビル(サウスカロライナ州) — 晩年の居住地

経歴

職業
小説家, 劇作家, ラジオ脚本家, 評論家(書評)
活動期間
1930年〜1977年
所属
ミステリー作家協会(Mystery Writers of America), ディテクション・クラブ(Detection Club)
所属団体
ディテクション・クラブ, ミステリー作家協会
影響を受けた人物
ガストン・ルルー, G.K.チェスタートン(『ファーザー・ブラウン』)
影響を与えた人物
黄金時代ミステリ作家やロックドルームの伝統に影響を与えた(例:後続の推理作家)

学歴

ザ・ヒル・スクール
期間: 在学 — 卒業 1925
卒業年: 1925
国: アメリカ合衆国
中等教育(寄宿学校)
ハヴァフォード大学
期間: 在学 — 卒業 1929
卒業年: 1929
国: アメリカ合衆国
大学卒業

受賞歴

エドガー賞(特別賞)
1950
対象作品: 『サー・アーサー・コナン・ドイルの生涯』
主催: ミステリー作家協会
結果: 受賞
MWAグランドマスター(Grand Master)
1963
主催: ミステリー作家協会
結果: 受賞
エドガー賞(特別賞・功労)
1970
主催: ミステリー作家協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ギデオン・フェルシリーズ

    ジョン・ディクソン・カーの代表的な探偵小説シリーズ。ギデオン・フェル博士が挑む不可能犯罪と密室劇で知られる。

    不可能犯罪と密室の系譜を作るシリーズ。

    推理小説シリーズ密室不可能犯罪

作品

代表作

『空ろの人間』

1935年 推理小説 / ロックド・ルーム・ミステリ

ドクター・ギデオン・フェルを主人公とする代表作の一つ。密室(ロックドルーム)ミステリの名作として知られ、複雑なトリックと理論的な解明が展開される。

ロックド・ルーム推理のパズル性英国的舞台と雰囲気
映像化・舞台化
  • [ラジオ / ドラマ] 『空ろの人間』ラジオ版

『燃える法廷』

1937年 推理小説 / 超自然的要素を含むミステリ

魔女裁判や毒殺、封印された霊廟からの消失などを扱う非シリーズの代表作。フランスで映画化(La Chambre Ardente)された。

魔術・民俗信仰法廷劇的要素不可思議な失踪
映像化・舞台化
  • [映画] 『La chambre ardente(燃える法廷)』 (1962)

『曲がった蝶番(クロックド・ヒンジ)』

1938年 推理小説 / ロックド・ルーム

多種多様な奇怪要素(切り裂き、魔女伝説、タイタニック生存者、機械仕掛けの人形など)を組み合わせた傑作とされる一冊。

多様なミステリ要素の結合ロックド・ルーム/不可能犯罪過去とトリックの関係

全著作

  • 『黄昏の歩哨(It Walks By Night)』
  • 『蝋人形館の殺人(The Waxworks Murder)』
  • 『空ろの人間(The Hollow Man / The Three Coffins)』
  • 『燃える法廷(The Burning Court)』
  • 『クロックド・ヒンジ(The Crooked Hinge)』
  • 『サー・アーサー・コナン・ドイルの生涯』
  • 『火よ、燃えよ!(Fire, Burn!)』

翻案

  • 『危険な航路(Dangerous Crossing)』(1943のラジオ劇 Cabin B-13 を基にした1953年映画)
  • 『あの向かいの女(That Woman Opposite)』(The Emperor's Snuff-Box の映画化、1957)
  • 『La Chambre Ardente(燃える法廷)』(The Burning Court のフランス映画化、1962)
  • テレビシリーズ『Colonel March of Scotland Yard』(ボリス・カーロフ主演、1954–1955)

作風・主題

文体
黄金時代推理小説の伝統に基づくパズル志向の文体複雑なプロット構築と論理的な解明を重視雰囲気作りに優れた叙述
頻出モチーフ
ロックド・ルーム(密室)風変わりで大柄な名探偵(例:ギデオン・フェル、サー・ヘンリー・メリヴェール)英国田園・屋敷を舞台にした舞台装置過去の事件や古い機械・オートマタ

健康

  • 脳卒中(ストローク)
    1963年初春
    左半身の麻痺を伴ったが、片手で執筆を続けた
  • 肺がん
    1977年(死亡時)
    1977年に肺がんで死去

評価・遺産

ジョン・ディクソン・カーは密室トリックの名手として評価され、黄金時代の推理小説を代表する作家の一人である。『空ろの人間』はロックド・ルームの代表作とされ、多くの後続作家に影響を与えた。またミステリー作家協会からの各種表彰やディテクション・クラブ入会などでその功績が認められた。

関連学会

  • ミステリー作家協会(MWA)

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(関連所蔵・典拠レコードあり)

大衆文化への影響

  • テレビ『Colonel March of Scotland Yard』(ボリス・カーロフ主演)などで作品が映像化
  • 密室ミステリというジャンル議論における参照点

引用

  • 「カー氏は通常の探偵小説の小さく人工的で明るく照らされた舞台から我々を外へ誘い、外的な暗闇の脅威へと導くことができる。彼は形容詞一つで雰囲気を作り、ほのめかしで恐怖を生み、また陽気な不条理で喜びを与えることができる。要するに彼は書くことができる。」
    出典: ドロシー・L・セイヤーズ(引用)
  • 「ロックド・ルーム(密室)ミステリの領域において、可能な限りの奇跡を説明しようと試みることが私の目的の一つだ。」
    出典: ジョン・ディクソン・カー(作中・随筆に由来する表現)

豆知識

  • Carter Dickson、Carr Dickson、Roger Fairbairn など複数の筆名を使用した。
  • ミステリー作家協会(MWA)から1950年と1970年に特別賞を受け、1963年にグランドマスターに選ばれた。
  • アメリカ人としては数少ないディテクション・クラブ会員の一人であるとされる。
  • ラジオ脚本『Cabin B-13』は拡張されてCBSでのシリーズ化(1948–49)となり、彼が23本の脚本を書いた。