世界・海外・国外の文学賞

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フアン・ラモン・ヒメネス・マンテコン

フアン・ラモン・ヒメネス・マンテコン

Juan Ramón Jiménez

別名: フワン・ラモーン・ヒメーネス
ペンネーム: フワン・ラモーン・ヒメーネス(表記揺れ)(別表記・表記揺れとして用いられることがある)

プロフィール

性別
男性
生誕
1881-12-23 (モゲール(ウエルバ近郊)、スペイン)
死没
1958-05-29 (サン・フアン、プエルトリコ) 76歳
国籍
スペイン
言語
スペイン語
居住地歴
モゲール(出身地) → セビリア(学生時代) → マドリード(創作活動) → アメリカ合衆国(亡命・滞在) → プエルトリコ(晩年の定住地) → キューバ(亡命中の滞在)

経歴

職業
詩人, 翻訳者, 大学教授
活動期間
1896年〜1958年
影響を受けた人物
ルベン・ダリオ
影響を与えた人物
スペイン近代詩人たち(純粋詩確立への影響)

学歴

セビリア大学
法学部 / 法学科
期間: 1896-1898
国: スペイン
中途退学。詩作に専念するため大学を去る。

受賞歴

ノーベル文学賞
1956
対象作品: スペイン語による叙情詩作全体
主催: ノーベル賞(スウェーデン・アカデミー)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 小さなロバ「プラテーロ」と語り手の触れ合いを通して、アンダルシアの風景や村人の日常、記憶や孤独、生命の儚さを詩的に綴る散文詩集。穏やかな観察と象徴的描写で叙情性を高める代表作。

    320ページ
    叙情詩自然記憶孤独

作品

代表作

プラテーロとわたし

1917年 散文詩(児童文学的要素を含む随想) 160ページ

作者の故郷での回想を基に、自分の愛ロバプラテーロとの日々や村の風景、人々との交流を繊細な散文詩で綴った作品。子どもから大人まで親しまれる寓話的・抒情的な名作。

故郷自然記憶子ども時代動物(プラテーロ)
映像化・舞台化
  • [音楽(ギターと朗読)] プラテーロとわたし(ギターと朗読のための作品)
翻訳
  • 永田寛定 訳 『プラテーロとわたし』、講談社、1960年
  • 長南実 訳 『プラテーロとわたし』、岩波文庫、2001年(改訂版)

石と空

1919年 詩集(近代抒情詩) 120ページ

純粋詩の方向性を示す詩集の一つ。言葉の純度と精神性を追求した作品群。

精神性純粋詩自然
翻訳
  • 荒井正道 訳 『石と空』、平凡社、1969年

全著作

  • 『紫の魂』, 1900年
  • 『睡蓮』, 1900年
  • 『プラテーロとわたし』(縮約版), 1914年
  • 『プラテーロとわたし』(完全版), 1917年
  • 『石と空』, 1919年
  • 『深奥の獣』, 1949年

翻案

  • マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコによる『プラテーロとわたし』のギターと朗読のための作品

作品の翻訳

  • 多数の言語に翻訳されている。日本語訳は永田寛定、伊藤武好・伊藤百合子、長南実などによる。

作風・主題

文体
純粋詩(韻律を廃した自由詩)叙情的・瞑想的な文体散文詩による叙述
頻出モチーフ
故郷の風景愛馬/愛ロバ(プラテーロ)自然描写孤独と記憶精神性と美

健康

  • 精神的な病
    1900年前後(父の死後〜療養期間)
    フランスの療養施設に入所するなど長期静養を要し、その経験が後の作品に影響した。
  • 心臓病
    1946年以降
    健康上の制約からプエルトリコに定住し静養する期間が増えた。

評価・遺産

ヒメネスはスペイン語圏近代詩における純粋詩の確立者とされ、抒情詩の到達点を示した。1956年にノーベル文学賞を受賞し、作品は世界的に翻訳・読まれている。

記念館・博物館

  • セノビアとフアン・ラモン・ヒメネスの家博物館(生家) モゲール、スペイン(Casa Natal)

資料所蔵先

  • スペイン国立図書館所蔵資料ほか各国の図書館に遺稿・関連資料が収蔵

大衆文化への影響

  • 1982年以降発行の2000ペセタ紙幣に肖像が使用された

引用

  • 「高邁な精神と芸術的純度の一例を構成する、スペイン語による彼の叙情的な詩に対して」
    出典: ノーベル賞選考理由(ノーベル財団) (1956年)

豆知識

  • 愛ロバプラテーロを主人公とする『プラテーロとわたし』が国際的に最も知られる作品。
  • 1982年より発行の2000ペセタ紙幣に肖像が採用された。
  • 妻セノビア・カンプルビーは翻訳者・協働者であり、ヒメネスの創作と生活を支えた。