世界・海外・国外の文学賞

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ケリ・ハルム

ケリ・ハルム

Keri Hulme

ペンネーム: カイ・タイヌイ一部の詩や短編で使用したペンネーム

プロフィール

性別
女性
生誕
1947-03-09 (クライストチャーチ(バーハウド病院))
死没
2021-12-27 (ワイメイト(ケアホーム)) 74歳
国籍
ニュージーランド
言語
英語
宗教
無神論・無宗教
居住地歴
クライストチャーチ(出身地、幼少期) → オカリト(約40年間居住、自ら家を建てる) → ワイメイト(晩年、介護施設で死亡)

経歴

職業
小説家, 詩人, 短編作家, 作家
活動期間
1970年〜2021年
影響を受けた人物
エニド・ブライトン(幼少期の読み物としての影響), マオリ神話, ケルト神話, 北欧神話
影響を与えた人物
ニュージーランドの作家や女性作家たち

学歴

カンタベリー大学
法学部(在籍) / 法律学科
期間: 1967(4学期在籍後中退)
国: ニュージーランド
1967年に法学の勉強を始めたが、数タームで中退した

受賞歴

キャサリン・マンスフィールド記念賞
1975
対象作品: Hooks and Feelers(短編)
主催: BNZ(Katherine Mansfield Memorial Award 運営組織)
結果: 受賞
Māori Trust Fund Prize
1977
主催: 不明
結果: 受賞
ニュージーランド・ブック・アワード(フィクション)/Book of the Year
1984
対象作品: the bone people
部門: フィクション
主催: New Zealand Book Awards
結果: 受賞
Mobil Pegasus Award for Māori Literature
1984
対象作品: the bone people
主催: Mobil Pegasus
結果: 受賞
ブッカー賞
1985
対象作品: the bone people
主催: The Booker Prizes
結果: 受賞(ニュージーランド人として初、デビュー長編としても初)
Chianti Ruffino-Antico Fattore Prize
1987
対象作品: the bone people
主催: イタリアの賞(主催組織不明)
結果: 受賞
New Zealand 1990 Commemoration Medal
1990
主催: ニュージーランド政府
結果: 受賞
ロバート・バーンズ奨学金(ロバート・バーンズ・フェローシップ)
1977
主催: ダニーデン(オタゴ)大学
結果: 受賞/フェロー

受賞・候補エディション

ブッカー賞 1回登壇
  1. 受賞作: The Bone People

    孤独な女性と子ども、そして複雑な家族関係を巡る物語。マオリ文化や民族的背景を織り交ぜながら、暴力と癒し、再生の過程を詩的かつ実験的な語りで描き、個人と文化の再構築を探る作品。

    先住民文化癒しと創傷孤独と関係性アイデンティティ再生

作品

代表作

ザ・ボーン・ピープル(the bone people)

1984年 小説(長編)

ニュージーランドを舞台に、孤立と癒し、文化的・個人的アイデンティティを巡る関係を描いた長編小説。主要登場人物の交流と過去の傷が物語の中心になる。

孤立アイデンティティマオリ文化神話的要素癒し
翻訳
  • 英語原作(原題:The Bone People)

BAIT

未完の小説

漁と死を扱う予定だった、ハルムが『On the Shadow Side』と共に『双子の小説』と呼んだ作品。未完。

自然

The silences between (Moeraki Conversations)

1982年 詩集

モエラキに関する会話や詩を収めた作品。

土地記憶静寂

Lost Possessions

1985年 詩集

ヴィクトリア大学出版からの詩集。

喪失記憶

Stonefish

2004年 短編集(短編と詩)

短編や詩を収めた2004年の作品。

記憶土地

全著作

  • the bone people(1984)
  • The silences between (Moeraki Conversations)(1982)
  • Lost Possessions(1985)
  • Strands(1993)
  • Te Kaihau: The Windeater(1986)
  • Te Whenua, Te Iwi / The Land and The People(共編、1987)
  • Homeplaces: Three Coasts of the South Island of New Zealand(自伝、1989)
  • Hokitika Handmade(1999)
  • Ahua – the story of Moki(2000、オペラ台本)
  • Stonefish(2004)

翻案

  • Hooks and Feelers(短編を原作とする短編映画、1983)
  • Hinekaro Goes On a Picnic and Blows Up Another Obelisk(短編の映像化、1995)

作品の翻訳

  • the bone people(各国語訳あり)

作風・主題

文体
詩的で神話的な要素を含む叙述地域性と比喩を重視した文体
頻出モチーフ
孤立海と自然夢と幻想文化的混交(マオリとヨーロッパ)

健康

  • 認知症
    晩年(詳細な発症年は不明)
    晩年に生活と創作に影響を与え、介護施設で亡くなった

評価・遺産

ケリ・ハルムは1985年にデビュー長編『the bone people』でブッカー賞を受賞した最初のニュージーランド人作家であり、国際的な評価を確立した。マオリ文化と神話を織り込んだ独自の文体は国内外の作家や研究に影響を与えた。

関連学会

  • ロバート・バーンズ奨学金(フェロー、1977)

引用

  • 「モエラキは私のturangawaewae-ngakau、私の心の立ち場所だ」
    出典: インタビュー / 自伝的文章

豆知識

  • 出生名は Kerry だが、家族は Keri の綴りを用い、2001年に法的に Keri に改名した。
  • オカリトに八角形の家を建て約40年住んだ。
  • アロマンティックかつアセクシュアルとして自認しており、無神論者と公言した。
  • 『the bone people』で1985年にブッカー賞を受賞し、ニュージーランド人として初の受賞者、かつデビュー長編での初受賞者となった。