世界・海外・国外の文学賞

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マイレ・メロイ

マイレ・メロイ

Maile Meloy

プロフィール

性別
女性
生誕
1972-02-15 (アメリカ合衆国モンタナ州ヘレナ)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
モンタナ州ヘレナ(出生) → カリフォルニア州ロサンゼルス(在住)

経歴

職業
小説家, 短編小説作家, 脚本家, 作家
活動期間
1994年〜

学歴

ハーバード・カレッジ(Harvard College)
学位: BA
期間: 1990–1994
卒業年: 1994
国: アメリカ合衆国
カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)
学位: MFA
国: アメリカ合衆国
創作の修士号(MFA)取得

受賞歴

プラリュー・レビュー(The Paris Review) アガ・カーン賞(Aga Khan Prize for Fiction)
2001
対象作品: 短編「Aqua Boulevard」
主催: The Paris Review
結果: 受賞
PEN/Malamud Award
2003
対象作品: 短編集『Half in Love』
主催: PEN/Malamud
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ(Guggenheim Fellowship)
2004
主催: ジョン・S・グッゲンハイム財団
結果: 受給
Granta ベスト・ヤング・アメリカン・ノベリスト選出
2007
主催: Granta
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Aqua Boulevard

    日常の細やかな場面や会話を通じて、家庭や近隣社会の力学、個人の欲望や孤独を繊細に描く短編。表面は平穏でも内面に波立つ感情や関係性の歪みが徐々に明らかになる構成が特徴。

    家族日常人間関係アイデンティティ

作品

代表作

Half in Love: Stories

2002年 フィクション(短編集)

家族や関係を巡る短編を集めた作品集。モンタナやロンドン、パリなど複数の場所と時代を舞台に、人々が愛と不確かさの間で揺れる様子を描く。

家族愛情と喪失場所の記憶移行期
映像化・舞台化
  • [映画] Certain Women(『ある女たち』) / Kelly Reichardt (2016)

Liars and Saints

2003年 フィクション(長編)

家族史と秘密を巡る長編小説。世代をまたいだ物語で、登場人物の選択がどのように家族の運命を形作るかを描く。

家族の秘密罪と赦し信仰と道徳

A Family Daughter

2006年 フィクション(長編)

家族関係と個人のアイデンティティをテーマとする小説。登場人物の過去と現在が交錯し、家族の期待と個人の欲望が衝突する。

アイデンティティ親子関係帰属意識

Both Ways Is the Only Way I Want It: Stories

2009年 フィクション(短編集)

複数の短編を収めた作品集。さまざまな視点と設定で、現代の人間関係や内面の複雑さを描く。

関係性現代生活望みと妥協
映像化・舞台化
  • [映画] Certain Women(『ある女たち』) / Kelly Reichardt (2016)

The Apothecary

2011年 ヤングアダルト / ファンタジー

若年向けのファンタジーシリーズ第1巻。若い主人公が薬師(apothecary)に出会い、不思議な事件に巻き込まれる。

成長冒険伝承と知識

The Apprentices

2013年 ヤングアダルト / ファンタジー

『The Apothecary』の続編。登場人物たちの修練と冒険が続き、世界観が広がる。

訓練と熟練友情責任

The After-Room

2015年 ヤングアダルト / ファンタジー

シリーズの完結編的な位置づけ。登場人物が決定的な試練に直面する。

克服犠牲結末

Do Not Become Alarmed

2017年 サスペンス / フィクション

家族旅行中に起きた失踪をめぐるサスペンス小説。親たちの恐怖と不安、信頼の揺らぎを描く。

不在と喪失親子の絆不信と恐怖

全著作

  • Half in Love: Stories (2002)
  • Liars and Saints (2003)
  • A Family Daughter (2006)
  • Both Ways Is the Only Way I Want It: Stories (2009)
  • The Apothecary (2011)
  • The Apprentices (2013)
  • The After-Room (2015)
  • Do Not Become Alarmed (2017)

翻案

  • 映画『Certain Women』(2016)— ケリー・ライヒャルト監督(『Half in Love』『Both Ways Is the Only Way I Want It』収録の短編より)

作風・主題

文体
落ち着いた観察眼と繊細な心理描写簡潔で洗練された文体場面描写における抑制された感情表現
頻出モチーフ
家族関係と世代間の伝承土地(特にモンタナ)の記憶移行や決断の瞬間

評価・遺産

マイレ・メロイは現代アメリカ文学の重要な短編作家かつ小説家であり、家族や居場所をめぐる細やかな心理描写で評価される。短編の映画化やグランタ選出などにより広く注目された。

資料所蔵先

  • UC Irvine 図書館 特別コレクション(Maile Meloy Collection MS.L.019)

大衆文化への影響

  • 映画『Certain Women』(2016)に短編が原作として使用される
  • Netflixのドラマ『The Society』のライティングスタッフに参加

引用

  • 私が結局書いたのは、異なる年代に設定され、部分的にはモンタナで、また別の場所ではロンドンやパリやギリシャで展開する本だった。それは時間的・地理的な統一性がほとんどないが、登場人物は皆何かと何かの間に捕らえられ、人生が予期しないものを与えるときに誰かや何かに半分恋している。
    出典: Ploughshares(作者によるコメント) (2003年)

豆知識

  • 弟はバンド The Decemberists のフロントマン、コリン・メロイ(Colin Meloy)。
  • 義姉はイラストレーターのカーソン・エリス(Carson Ellis)。
  • 叔母は故エレン・メロイ(Ellen Meloy)で、同じく作家だった。
  • 短編『Tome』『Native Sandstone』『Travis, B.』は映画『Certain Women』の原作の一部となった。
  • 『The New Yorker』や『The New York Times』などに寄稿している。
  • Granta の「ベスト・ヤング・アメリカン・ノベリスト」リストに選出された(2007)。
  • Netflix のシリーズ『The Society』のライティングスタッフを務めた。