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マーガレット・エリス・ミラー

マーガレット・エリス・ミラー

Margaret Ellis Millar

別名: Margaret Sturm / Margaret Ellis Sturm

プロフィール

性別
女性
生誕
1915-02-05 (オンタリオ州バーリン(現在のキッチナー))
死没
1994-03-26 (カリフォルニア州サンタバーバラ) 79歳
国籍
カナダ, アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
オンタリオ州キッチナー(旧バーリン) → カリフォルニア州サンタバーバラ

経歴

職業
小説家, 推理作家, 短編作家
活動期間
1941年〜1986年
所属
サンタバーバラ・オーデュボン協会, 全米オーデュボン協会, Mystery Writers of America(ミステリ作家協会)
所属団体
ミステリ作家協会
影響を受けた人物
ドロシー・L・セイヤーズ, 20世紀初期の心理派探偵小説作家
影響を与えた人物
後続の心理ミステリ作家
ノミネート
エドガー賞 最優秀長編ノミネート(詳細年不明、複数回)

学歴

キッチナー=ウォータールー高等学校 (Kitchener-Waterloo Collegiate and Vocational School)
国: カナダ
トロント大学
国: カナダ

受賞歴

エドガー賞(最優秀長編)
1956
対象作品: ビースト・イン・ビュー(Beast in View)
部門: 最優秀長編
主催: ミステリ作家協会
結果: 受賞
ロサンゼルス・タイムズ 年間女性賞
1965
主催: ロサンゼルス・タイムズ
結果: 受賞
グランドマスター賞
1983
部門: 生涯功労
主催: ミステリ作家協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯の業績(グランド・マスター賞)

    マーガレット・ミラーの生涯業績に対する顕彰で、特定の単行本を示す賞ではない。

    作品一冊ではなく、作家人生全体が対象になる。

    生涯業績ミステリ

作品

代表作

ビースト・イン・ビュー

1955年 ミステリ/サスペンス

静かな田舎町を舞台に、孤立や狂気の兆候を含む人物描写を通じて進行する心理的ミステリ。驚きの結末が特徴。

孤独現実喪失階級差女性の心理
映像化・舞台化
  • [テレビ(アンソロジー)] Alfred Hitchcock Presents(『Beast in View』の一話)

The Iron Gates

1945年 心理ミステリ

主人公が現実感を失ってゆく過程を描く作品。狂気へと向かう内面の変化が主題。

精神の崩壊孤立女性の心理
映像化・舞台化
  • [映画(企画・オプション化)] The Iron Gates(映画化オプション)

ローズの最後の夏

1952年 ミステリ

人間関係と過去の影響が絡む物語。心理描写を軸にしたミステリ。

過去の影人間関係道徳的曖昧さ
映像化・舞台化
  • [テレビ(アンソロジー)] Alfred Hitchcock Presents(『Rose's Last Summer』の一話)

The Invisible Worm

1941年 ミステリ

ポール・プライを主人公とする初期の探偵小説。人物描写とトリックの両面が見られる。

探偵もの人物描写

全著作

  • The Invisible Worm (1941)
  • The Weak-Eyed Bat (1942)
  • The Devil Loves Me (1942)
  • Wall of Eyes (1943)
  • The Iron Gates (1945)
  • Experiment in Springtime (1947)
  • It's All in the Family (1948)
  • The Cannibal Heart (1949)
  • Fire Will Freeze (1944)
  • Do Evil in Return (1950)
  • Rose's Last Summer (1952)
  • Vanish in an Instant (1952)
  • Beast in View (1955)
  • An Air That Kills / The Soft Talkers (1957)
  • The Listening Walls (1959)
  • A Stranger in My Grave (1960)
  • How Like an Angel (1962)
  • The Fiend (1964)
  • Beyond This Point Are Monsters (1970)
  • Ask for Me Tomorrow (1976)
  • The Murder of Miranda (1979)
  • Mermaid (1982)
  • Banshee (1983)
  • Spider Webs (1986)
  • The Birds and the Beasts Were There (1968)(回想録)

翻案

  • 『Beast in View』 - Alfred Hitchcock Presents にて映像化
  • 『Rose's Last Summer』 - Alfred Hitchcock Presents / Thriller にて映像化
  • ラジオ脚本(The Birds and the Beasts Were There から 'Chaparral' と 'White Pelican' の短編)

作風・主題

文体
心理描写が深い表現的で簡潔な文体社会的文脈を織り込んだ記述
頻出モチーフ
孤独階級差道徳的あいまいさ現実と狂気の境界

評価・遺産

マーガレット・ミラーは心理的深みのあるミステリ作品で知られ、女性の心理や社会的テーマを探究した先駆者と評価される。ミステリ作家協会のグランドマスター受賞など生涯にわたる業績が認められている。

関連学会

  • ミステリ作家協会(Mystery Writers of America)

資料所蔵先

  • マーガレット・ミラー文書コレクション - カリフォルニア大学アーヴァイン校特殊コレクション

大衆文化への影響

  • H.R.F. Keating による『Crime & Mystery: The 100 Best』への選出(Beast In View)
  • Soho Syndicate による書籍再刊(2016年以降のアンソロジー再発)

引用

  • マーガレット・ミラーは間違いなく20世紀後半の犯罪小説の最良の作家の一人であり、その作品の随所に見られる描写は卓越した質を持つ。
    出典: H.R.F. Keating, Crime & Mystery: The 100 Best (1987) (1987年)

豆知識

  • 本名はマーガレット・エリス・ストゥルム(Margaret Ellis Sturm)。
  • 夫は作家Kenneth Millar(筆名 Ross Macdonald)であり、二人はサンタバーバラに長年居住した。
  • 娘リンダは1970年に死去している。
  • 『The Iron Gates』はワーナー・ブラザースにオプションされたが映画化はされなかったとされる。
  • 鳥類観察が趣味で、サンタバーバラ・オーデュボン協会の創設メンバーであり、同協会の理事を務め保全活動に携わった。