世界・海外・国外の文学賞

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マリア・サンブラーノ・アラルコン

マリア・サンブラーノ・アラルコン

María Zambrano Alarcón

プロフィール

性別
女性
生誕
1904-04-22 (ベレス=マラガ(マラガ県、スペイン))
死没
1991-02-06 (マドリード(スペイン)) 86歳
国籍
スペイン
言語
スペイン語
居住地歴
ベレス=マラガ(出生) → マドリード(幼少期・活動・帰国後) → セゴビア(少年期) → フランス(亡命期間) → メキシコ(亡命期間) → キューバ(亡命期間) → プエルトリコ(亡命期間) → イタリア(亡命期間) → スイス(亡命期間)

経歴

職業
随筆家, 哲学者, 教育者
活動期間
1925年〜1991年
所属団体
『36年世代』(ジェネレーション・オブ・'36)
影響を受けた人物
ホセ・オルテガ・イ・ガセット, アントニオ・マチャード, J. L. アランギュレン(評論家)

学歴

マドリード・コンプルテンセ大学
哲学
国: スペイン

受賞歴

プリンシペ・デ・アストゥリアス賞(コミュニケーション・人文)
1981
部門: コミュニケーション・人文
主催: プリンシペ・デ・アストゥリアス財団
結果: 受賞
ミゲル・デ・セルバンテス賞
1988
主催: セルバンテス賞選考委員会
結果: 受賞(女性として初受賞)
名誉博士(マラガ大学)
1983
主催: マラガ大学
結果: 授与

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績(代表的随筆群)

    詩的随筆を通じて理性と感受性の融合を追求し、政治・倫理・記憶の問題を哲学的かつ詩的に照らした。言語の美と思想的洞察が融合した随筆群で現代思想に影響を与えた。

    理性と感受性をつなぐ、哲学的な随筆群。

    哲学随筆倫理存在論

作品

代表作

Horizonte del liberalismo

1930年 思想・政治哲学

リベラリズムと政治思想についての初期の論考。政治と哲学の関係を扱う。代表的な初期作品。

政治リベラリズム哲学

Hacia un saber del alma

1934年 哲学

魂(心)のあり方を探る哲学的随筆。精神や内面的探究を重視する作品。

内省精神性

Filosofía y poesía

1940年 哲学・随筆

詩的思考と哲学的思考の関係を論じ、彼女の『詩的理性(poetical reason)』の概念を展開する主要著作の一つ。

詩的理性言語と思想哲学

El hombre y lo divino

1955年 哲学・宗教思想

人間と神性の関係を主題とした思想的エッセイ。宗教性、神と人間の対話を扱う。

宗教神性人間

La tumba de Antígona

1967年 思想・文学評論

古典的主題を通じて倫理や運命、個人の責任を考察する作品。

運命倫理古典主題

Delirio y destino

1953年 回想録・随想

若年期の経験と思想形成を扱った作品。英語訳『Delirium and Destiny: A Spaniard in Her Twenties』がある。

若年期回想自己形成
翻訳
  • 『Delirio y destino』の英訳(Delirium and Destiny: A Spaniard in Her Twenties)

全著作

  • Horizonte del liberalismo (1930)
  • Hacia un saber del alma (1934)
  • Filosofía y poesía (1940)
  • La agonía de Europa (1945)
  • El hombre y lo divino (1955)
  • Persona y democracia (1959)
  • La tumba de Antígona (1967)
  • Claros del bosque (1977)
  • De la aurora (1986)
  • Los bienaventurados (1979)
  • Delirio y destino (1953 / 刊行遅延あり)

翻案

  • 映画『María querida』(2004、監督:ホセ・ルイス・ガルシア=サンチェス)

作品の翻訳

  • 『Delirio y destino』→英訳 'Delirium and Destiny: A Spaniard in Her Twenties'(訳:Carol Maier)

作風・主題

文体
詩的で断片的な随筆的文体哲学的洞察を詩的言語で表現する独自の表現内省的かつ瞑想的な語り口
頻出モチーフ
詩的理性(poetical reason)亡命と旅宗教性・神と人間の関係記憶と夢個人と民主主義

評価・遺産

マリア・サンブラーノは詩的思考と哲学を結びつけた独自の思想で評価され、1980年代以降スペイン国内で広く再評価された。プリンシペ・デ・アストゥリアス賞(1981)やセルバンテス賞(1988)を受賞し、セルバンテス賞は女性として初の受賞であった。マラガ駅や大学図書館などが彼女の名を冠している。

記念館・博物館

  • マドリード・コンプルテンセ大学 中央図書館(マリア・サンブラーノ名) マドリード(スペイン)

資料所蔵先

  • セントロ・バーチャル・セルバンテス(資料・バイオグラフィー)
  • 各大学の特別コレクション(スペイン国内外)

大衆文化への影響

  • 映画『María querida』(2004)
  • マラガの主要鉄道駅が『マリア・サンブラーノ駅』に改名(2007)

豆知識

  • 1988年にセルバンテス賞を受賞した最初の女性。
  • 2007年にマラガの主要駅が彼女の名にちなんで命名された。
  • 1939年のスペイン内戦敗北後、多年にわたり亡命生活を送ったが、1984年にスペインに帰国した。
  • 一度、代議士の席を辞退して政治活動には参加しない道を選んだ。