世界・海外・国外の文学賞

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メアリー・カー

メアリー・カー

Mary Karr

プロフィール

性別
女性
生誕
1955-01-16 (グローブス(テキサス州))
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
カトリック
居住地歴
グローブス(テキサス州) → ロサンゼルス(カリフォルニア州) → シラキュース(ニューヨーク州)

経歴

職業
詩人, エッセイスト, 回想録作家, 英文学教授
活動期間
1987年〜
所属
シラキュース大学(英文学教授)
影響を受けた人物
エセリッジ・ナイト, トバイアス・ウルフ

学歴

マカレスター大学
期間: 在籍2年間(中途退学→後に再び学ぶ)
国: アメリカ合衆国
2年間在籍し詩人エセリッジ・ナイトと出会う
ゴダード大学
美術(創作)
学位: Terminal degree in fine arts
国: アメリカ合衆国
ゴダード大学でターミナル・ディグリー(美術)を取得

受賞歴

ホイッティング賞
1989
主催: Whiting Foundation
結果: 受賞
PEN/マーサ・アルブランド賞(回想録部門)
1995
対象作品: 『ライアーズ・クラブ』
主催: PENアメリカ
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ
2004
主催: ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団
結果: フェロー
プッシュカート賞
対象作品: 詩およびエッセイ(複数)
主催: Pushcart Press
結果: 受賞(複数)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Liar's Club

    テキサス州の劣悪な家庭環境を背景に、自身の幼少期と家族の苦悩をユーモアと痛切さで綴った回想録。アルコール依存や暴力といった困難を乗り越える語りを通じて、自己再生の過程を描く。

    回想録家族アルコール依存成長

作品

代表作

『ライアーズ・クラブ』

1995年 回想録

幼少期の家庭内暴力やアルコール問題を中心に、テキサスの工業地帯で育った記憶を率直に描いた回想録。1995年に出版されベストセラーとなった。

家族アルコール依存トラウマテキサスの風景

『チェリー』

2000年 回想録

若年期から青年期にかけての成長と試練、結婚や家族関係、自己探究を描く続編的回想録。

成長関係性自己探求

『Lit: A Memoir』

2009年 回想録 / 宗教的回復

長年のアルコール依存と不可知論からカトリックへの改宗まで、宗教的・精神的な目覚めを描いた回想録。

回復信仰救済

『The Art of Memoir』

2015年 ノンフィクション / 指導書

回想録の書き方と作家自身の経験に基づく実践的な指南書。メモワール執筆の技法や倫理について論じる。

創作技法倫理記憶の扱い

『Abacus』

1987年 詩集

Karrの最初期の詩集。率直で物語性のある詩風を示す作品群。

個人的記憶日常

『The Devil's Tour』

1993年 詩集

成熟した詩作を示す中期の詩集。宗教的・道徳的主題も含む。

宗教道徳個人的闘い

『Viper Rum』

1998年 詩集

力強いイメージと雄弁な語り口が特徴の詩集。エッセイ『Against Decoration』も含まれる版もある。

言語表現感情の直接表現

『Sinners Welcome』

2006年 詩集

人生の罪や赦しをテーマにした詩集。宗教的な主題が色濃く現れる作品群。

赦し宗教

『Tropic of Squalor』

2018年 詩集

近年の詩集。成熟した視点から日常と過去を見つめ直す作品が収められている。

記憶成熟日常の観察

全著作

  • 『Abacus』 (1987)
  • 『The Devil's Tour』 (1993)
  • 『Viper Rum』 (1998/2001 刊行版あり)
  • 『ライアーズ・クラブ』 (The Liars' Club) (1995)
  • 『チェリー』 (Cherry: A Memoir) (2000)
  • 『Sinners Welcome』 (2006)
  • 『Lit: A Memoir』 (2009)
  • 『The Art of Memoir』 (2015)
  • 『Tropic of Squalor』 (2018)

作風・主題

文体
率直で告白的な文体会話的で読みやすい語り内容重視の明瞭な表現
頻出モチーフ
アルコールと中毒家族の記憶とトラウマ信仰と救済テキサスの風景

健康

  • アルコール依存症
    幼少期から成人期にかけて(回想録内で言及)
    創作テーマとして繰り返し扱われ、回復と信仰への転換が作品に大きく影響した。

評価・遺産

メアリー・カーは1990年代以降の回想録ジャンルを代表する作家の一人であり、率直な私的告白と物語性のある文体で広く影響を与えた。詩人としても高い評価を受け、教育者として後進の育成にも貢献している。

大衆文化への影響

  • ドキュメンタリー『Martin Scorsese Presents: The Saints』への出演(2024年)

引用

  • 私は自分を“カフェテリア・カトリック”と呼んでいる。
    出典: Lit: A Memoir(回想録、2009年) (2009年)

豆知識

  • 13年間詩人マイケル・ミルバーンと結婚していた。
  • 離婚後、作家デイヴィッド・フォスター・ウォレスと交際したことがある(関連する人間関係について回想録や伝記で言及あり)。
  • 1995年の『ライアーズ・クラブ』はニューヨーク・タイムズのベストセラーとなった。