世界・海外・国外の文学賞

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メリル・ダニエル・ピーターソン

メリル・ダニエル・ピーターソン

Merrill D. Peterson

プロフィール

性別
男性
生誕
1921-03-31 (カンザス州マンハッタン)
死没
2009-09-23 (バージニア州シャーロッツビル) 88歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
バプテスト(家庭の宗教的背景)
居住地歴
カンザス州マンハッタン → マサチューセッツ州ケンブリッジ(ハーバード在学) → バージニア州シャーロッツビル(バージニア大学) → マサチューセッツ州ウォルサム(ブランダイス在任) → ニュージャージー州プリンストン(プリンストン在任)

経歴

職業
歴史家, 大学教授
活動期間
1948年〜2009年
所属
バージニア大学, ブランダイス大学, プリンストン大学
影響を受けた人物
デュマス・マローン(ジェファーソン研究の先達), トーマス・ジェファーソン(研究対象としての影響)
影響を与えた人物
後続のアメリカ史研究者・記憶研究の研究者
ノミネート
ピューリッツァー賞(伝記)ファイナリスト(1995年)

学歴

カンザス州立大学
国: アメリカ合衆国
2年間在学
カンザス大学
歴史学
学位: BA
国: アメリカ合衆国
学士号取得
ハーバード大学
アメリカ文明史(History of American Civilization)
学位: PhD
国: アメリカ合衆国
博士号取得(博士論文を基に最初の著作を発表)

受賞歴

バンクロフト賞
1961
対象作品: 『アメリカ人の心にあるジェファソン像』
主催: コロンビア大学図書館(Bancroft賞授与団体)
結果: 受賞
トーマス・ジェファーソン記念財団金メダル
1960
主催: トーマス・ジェファーソン記念財団
結果: 受賞
ピューリッツァー賞(候補)
1995
対象作品: 『アメリカの記憶の中のリンカーン』
部門: 伝記
主催: ピューリッツァー賞委員会
結果: ファイナリスト
バージニア図書館 生涯功労文学賞
2005
主催: バージニア図書館
結果: 受賞
First Freedom Award(ナショナル・ファースト・フリーダム賞)
1997
主催: First Freedom Council
結果: 受賞
バージニア人文財団 20周年賞
1994
主催: バージニア人文財団
結果: 受賞
フィー・ベータ・カッパ(バージニア大学)ブック賞
1994
主催: フィー・ベータ・カッパ(バージニア大学)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Jefferson Image in the American Mind

    トーマス・ジェファーソンの像(イメージ)とその受容の変遷を体系的に分析する研究。伝記的叙述、政治的評価、国民的記憶がどのように結びつき、時代によって評価が変化するかを綿密に検証する。

    伝記記憶史政治思想

作品

代表作

アメリカ人の心にあるジェファソン像

1960年 歴史・文化史

ジェファソンのイメージと記憶がアメリカ社会でどのように形成され変容してきたかを分析した先駆的研究。博士論文を基にした著作で、歴史記憶の研究に大きな影響を与えた。

歴史記憶創設者像公共史

トーマス・ジェファーソンと新しい国家

1970年 伝記・歴史

一巻本のジェファーソン伝。Peterson自身が最も重要と考えた著作の一つで、ジェファーソンの生涯と思想をコンパクトに描く。

伝記政治思想初期アメリカ史

アメリカの記憶の中のリンカーン

1994年 歴史・記憶史

リンカーンの記憶とイメージがアメリカ文化でどのように用いられてきたかを検討した著作。ジェファソンに関する初期研究と同様のアプローチを用いる。

記憶史英雄像ナショナリズム

ジョン・ブラウン:伝説の再検討

2002年 歴史

過激派指導者ジョン・ブラウンについての短めの研究で、伝説化された側面と史実を再検討する。

奴隷制反対運動歴史の再解釈

「餓えたアルメニア人」:アメリカとアルメニア人大虐殺 1915-1930およびその後

2004年 歴史・外交史

第一次世界大戦期およびその後におけるアルメニア人に対する暴力とディアスポラに対するアメリカの対応を論じた論文集の編集。モーゲンソー大使からの報告などを扱う。

ジェノサイド研究外交史人道問題

全著作

  • アメリカ人の心にあるジェファソン像(1960)
  • トーマス・ジェファーソンと新しい国家(1970)
  • 大いなる三頭政治:ウェブスター、クレイ、カルフーン(1988)
  • アメリカの記憶の中のリンカーン(1994)
  • ジョン・ブラウン:伝説の再検討(2002)
  • 「餓えたアルメニア人」:アメリカとアルメニア人大虐殺(2004)

作風・主題

文体
学術的・分析的な筆致史料重視のナラティブ
頻出モチーフ
歴史的記憶の変容創設者像の神話化と再評価公共的記憶と政治的利用

評価・遺産

ジェファーソン研究と記憶史の分野において先駆的な業績を残した歴史家。大学での長年の教育・研究活動に加え、多数の著作と編集により公共史に影響を与えた。多数の賞と栄誉を受ける。

関連学会

  • アメリカ歴史学会(関係)

資料所蔵先

  • バージニア大学図書館アーカイブ(メモリアル・コレクションに資料あり)

豆知識

  • 博士論文を元にした『アメリカ人の心にあるジェファソン像』は記憶史の先駆的研究と評価されている。
  • 1994年の『アメリカの記憶の中のリンカーン』は1995年ピューリッツァー賞(伝記)でファイナリストになった。
  • 1997年にピースコーのボランティアとしてアルメニアを訪れ、その経験が後のアルメニア関連の研究編集につながった。
  • デュマス・マローンの後任としてバージニア大学でトーマス・ジェファーソン財団教授職を務めた。