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第27回(2002年) 次点受賞作: Three Apples Fell From Heaven
家族史やトラウマ、世代を超えた記憶を描く長編。暴力と生存の物語を通して、個人と歴史の関係性を深く掘り下げる。
家族史トラウマ記憶サバイバル
ミシェリン・アハロニアン・マルコム
ミシェリン・アハロニアン・マルコム
Misherin Aharonian Marcom
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1968 (ダハラン(サウジアラビア))
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ロサンゼルス(育ち) → ベイルート(母方の家族と夏を過ごす)
経歴
- 職業
- 小説家, 創作(クリエイティブライティング)教授
- 活動期間
- 2001年〜
- 所属
- バージニア大学(教員), ハイガジアン大学(フルブライトフェローシップ、2008年)
- 影響を受けた人物
- クラリセ・リスペクトール等のモダニスト的作家の影響が指摘される
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| Mills College(ミルズ・カレッジ) | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
Mills College(ミルズ・カレッジ)
国:
アメリカ合衆国
出典にMills Collegeとの関係が示唆されているが学位等の明確な情報は不明
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022 | ノイシュタット国際文学賞(ファイナリスト) | — | — | Neustadt International Prize for Literature | Finalist |
| 2012 | United States Artists フェロー | — | — | United States Artists | Fellow |
| 2006 | Whiting Award | — | — | Whiting Foundation | Winner |
| 2005 | PEN/USA フィクション賞 | The Daydreaming Boy(『夢見る少年』) | — | PEN/USA | Winner |
| 2004 | Lannan Foundation 文学フェローシップ | The Daydreaming Boy(『夢見る少年』) | — | Lannan Foundation | Fellowship |
ノイシュタット国際文学賞(ファイナリスト)
2022
主催:
Neustadt International Prize for Literature
結果:
Finalist
United States Artists フェロー
2012
主催:
United States Artists
結果:
Fellow
Whiting Award
2006
主催:
Whiting Foundation
結果:
Winner
PEN/USA フィクション賞
2005
対象作品:
The Daydreaming Boy(『夢見る少年』)
主催:
PEN/USA
結果:
Winner
Lannan Foundation 文学フェローシップ
2004
対象作品:
The Daydreaming Boy(『夢見る少年』)
主催:
Lannan Foundation
結果:
Fellowship
受賞・候補エディション
ラナン文学賞
3回登壇
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第93回(2004年 第2回開催) フェローシップ
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第159回(2004年 第5回開催) フェローシップ
ホワイティング賞
1回登壇
-
第22回(2006年) 受賞
作品
代表作
Three Apples Fell from Heaven(『三つのリンゴが天から落ちた』)
2001年 小説(歴史フィクション)1915–1917年のトルコを舞台に、オスマン帝国下でのアルメニア人虐殺を描いた三部作の第1作。個人の記憶と集団的トラウマを扱う。
ジェノサイド記憶ディアスポラ
The Daydreaming Boy(『夢見る少年』)
2004年 小説(歴史・心理)三部作の第2作。アルメニア人ジェノサイドの生存者を中心に、1960年代のベイルートの崩壊を背景に描く。トラウマの継承と宗教施設の役割を探る。
トラウマの継承宗教施設家族
Draining the Sea(『海の水を抜く』)
2008年 小説(政治・歴史)三部作の完結編。グアテマラ内戦とアメリカの関与を批判的に扱い、暴力と記憶の関係を描く。
国家の暴力記憶歴史の責任
The Mirror in the Well(『井戸の中の鏡』)
2008年 小説(実験的)クラリセ・リスペクトールの影響を参照した題名を持ち、自己と他者の境界を問う実験的な小説。
自己探求意識の裂け目
A Brief History of Yes(『イエスの簡潔な歴史』)
2013年 小説実験的・断片的な語りを用いた中編的作品。関係性と記憶の瞬間を切り取る。
断片化人間関係
The Brick House(『ブリック・ハウス』)
2017年 小説家族と過去の記憶、家という場所の意味をめぐる物語。
家族思い出
The New American(『ニュー・アメリカン』)
2020年 小説(社会的リアリズム)DREAMerがグアテマラへ強制送還され、カリフォルニアに戻る道中を描く社会派の物語。移民と帰還、帰属の問題を扱う。
移民帰属国境
Small Pieces(『スモール・ピースズ』)
2023年 短編集/小説集短編や断片的な作品を集めた近年の刊行物。
断片日常と記憶
全著作
- Three Apples Fell from Heaven(2001)
- The Daydreaming Boy(2004)
- Draining the Sea(2008)
- The Mirror in the Well(2008)
- A Brief History of Yes(2013)
- The Brick House(2017)
- The New American(2020)
- Small Pieces(2023)
作風・主題
- 文体
- 実験的で断片的な語りトラウマと記憶の細密な描写モダニスト的要素
- 頻出モチーフ
- 記憶と忘却ディアスポラと帰属国家の暴力
評価・遺産
マルコムはアルメニア人ジェノサイドやディアスポラ、国家暴力と記憶の問題を扱う作品群で評価されている。学術的・批評的関心も高く、多くのフェローシップや賞の受賞・候補歴がある。
豆知識
- 1968年にサウジアラビアのダハランで生まれる(父はアメリカ人、母はアルメニア系レバノン人)。
- ロサンゼルスで育ち、子ども時代は母方の家族とベイルートで夏を過ごした。
- 2008年にフルブライトフェローとしてハイガジアン大学で教鞭をとった。
- バージニア大学でクリエイティブライティングの教授を務めている。