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N・S・マダヴァン

エヌ・エス・マダヴァン

N. S. Madhavan

プロフィール

性別
男性
生誕
1948-09-09 (コーチン(現:エルナクラム、ケーララ州、インド))
国籍
インド人
言語
マラヤーラム語

経歴

職業
小説家, 短編作家, コラムニスト, 行政官(IAS)
活動期間
1970年〜
所属
ケーララ文学アカデミー(フェロー)
ノミネート
マン・アジアン文学賞(ロングリスト), ザ・ヒンドゥー文学賞(ショートリスト、英訳版)

学歴

マハラジャ・カレッジ(エルナクラム)
経済学部 / 経済学科
学位: Bachelor's (経済学)
国: インド
学部は経済学。ここで学んだ後、ケーララ大学で大学院課程を履修。
ケーララ大学
経済学部(大学院) / 経済学科
学位: Master's (経済学)
国: インド
大学院で経済学を専攻。執筆活動はこの頃から開始。

受賞歴

パドマラージャン賞
1993
対象作品: 『Thiruthu(ティルトゥ)』
主催: パドマラージャン賞選考委員会
結果: 受賞
オダックザール賞
1994
対象作品: 短編『ヒグイタ(Higuita)』
主催: オダックザール賞選考委員会
結果: 受賞
ケーララ文学アカデミー短編賞
1995
対象作品: 短編『ヒグイタ(Higuita)』
部門: 短編
主催: ケーララ文学アカデミー
結果: 受賞
ケーララ文学アカデミー小説賞
2004
対象作品: 『ランタン・バテリヤイル・ルティニヤカル(Lanthan Batheriyile Luthiniyakal)』
部門: 小説
主催: ケーララ文学アカデミー
結果: 受賞
ムッタートゥ・ヴァーキー賞
2009
対象作品: 短編『ヒグイタ(Higuita)』
主催: ムッタートゥ・ヴァーキー賞運営団体
結果: 受賞
パドマプラバ文学賞
2015
主催: パドマプラバ賞選考団体
結果: 受賞
クロスワード・ブック賞(インド語訳部門)
2010
対象作品: 『ランタン・バテリヤイル・ルティニヤカル』(英訳版『Litanies of Dutch Battery』)
主催: クロスワード ブック アワード
結果: 受賞
マスブラフミ文学賞
2018
主催: Mathrubhumi(出版社)
結果: 受賞
エズータチャン賞(Ezhuthachan Puraskaram)
2024
主催: ケーララ州政府(文学に関する最高栄誉)
結果: 受賞
ケーララ文学アカデミー フェローシップ
2013
部門: フェローシップ
主催: ケーララ文学アカデミー
結果: 授与
バーレーン・ケラリーヤ・サマジャム 文学賞
2018
主催: Bahrain Keraleeya Samajam
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Thiruthu

    『Thiruthu』(訂正・修正を示唆する題名)では、過去の過誤や記憶の修復が主題となる。主人公が自身や共同体の過去と向き合う過程を通じ、倫理的な問いや人間関係の亀裂を繊細に描き出す作品。

    記憶歴史倫理都市生活
  1. 受賞作: 総合的な業績

    N. S. Madhavanは都市や歴史、記憶を巡る題材を繊細に扱い、現代社会の断面を独自の語りで表現してきた。短編・長編を通じた作品群は文学的完成度が高く、その業績が高く評価されて受賞した。

    社会批評都市記憶
  1. 受賞作: 生涯の業績

    本賞はN. S. Madhavanの小説・短編を通じた文学的業績を称えるものです。都市化や社会変動、個人の内面を扱う作品群により、現代社会への鋭い視点と表現の多様性を示し、マラヤーラム文学の発展に寄与した点が評価されました。

    小説短編社会批評現代性

作品

代表作

『ヒグイタ(Higuita)』

1990年 短編

コロンビアのゴールキーパー、レネ・ヒグイタに着想を得た司祭を主人公にした短編。主人公は典礼や地元社会の枠を逸脱して行動し、トラフィックにさらされた少女を救うなどの力動を描く。現代社会の不確実性や倫理の曖昧さを反映する作品として高く評価された。

モラルの曖昧さ個人と社会の緊張英雄性の奇妙な転用
映像化・舞台化
  • [演劇] 『Higuita: A Goalie's Anxiety at Penalty Kick(戯曲)』 / Sasidharan Naduvil
翻訳
  • ヒグイタ(短編集版、日本語訳は存在しない可能性あり)

『ランタン・バテリヤイル・ルティニヤカル(Lanthan Batheriyile Luthiniyakal)』

2003年 小説

コーチ(コーチン)周辺の架空の島を舞台にした小説。語り手ジェシカの幼少期から16年間を中心に、ラテン・カトリック共同体の生活、植民地の残影、地域史と想像力が織り交ぜられる。地域の微小史と国家建設期の混乱を鮮やかに描く作品。

歴史と想像力地域共同体の記憶植民地の遺産
翻訳
  • 英訳:『Litanies of Dutch Battery』(Rajesh Rajamohan 訳、Penguin Books、2010)

『Vanmarangal Veezhumpol(When Big Trees Fall)』

2004年 短編

インディラ・ガンジー暗殺後のシク教徒襲撃を題材にした短編。暴力とトラウマ、社会的分断と個人の記憶を描く。

暴力と記憶宗教的分断トラウマ
映像化・舞台化
  • [映画] 『カヤ・タラン(Kaya Taran)』 / Sashi Kumar (2004)

全著作

  • 『Lanthan Batheriyile Luthiniyakal』 (小説, 2003)
  • 『Chulaimedile Shavangal』 (短編集, 1994)
  • 『Thiruthu』 (短編集, 1996)
  • 『Nilavili』 (短編集, 2007)
  • 『Higuita』 (短編集, 複数版あり)
  • 『Pancha Kanyakakal』 (短編集, 2015)
  • 『Randu Nadakangal』 (戯曲集, 2006)
  • 『Puram Marupuram』 (エッセイ集, 2010)
  • 『Thalsamayam』 (エッセイ集, 2020)
  • 編:『Malayala Kadha - 60 Kadhakal』 (編著, 2017)

翻案

  • 『Kaya Taran』 - 短編『When Big Trees Fall』を原作とする2004年のヒンディー映画(監督:Sashi Kumar)
  • 『Higuita』を原作とする舞台劇(脚色:Sasidharan Naduvil 等)

作品の翻訳

  • 『ランタン・バテリヤイル・ルティニヤカル』→英訳『Litanies of Dutch Battery』(Rajesh Rajamohan 訳、2010)
  • 短編集のタミル語訳(例:『Sarmishta』)
  • 一部作品はタミル語や英語などに翻訳されている

作風・主題

文体
ミクロな歴史を織り込む叙述社会的現実主義と幻想の混交簡潔で観察眼の鋭い文体
頻出モチーフ
沿岸地域のコミュニティ生活歴史と個人の記憶政治と宗教の緊張

評価・遺産

N.S.マダヴァンはマラヤーラム文学における重要な現代作家の一人であり、短編と小説を通じて地域史や社会的緊張を鋭く描写してきた。翻訳や映像化を通じて国内外の読者にも届いている。

関連学会

  • ケーララ文学アカデミー

大衆文化への影響

  • 短編『When Big Trees Fall』を原作とする映画『Kaya Taran』

引用

  • 「N.S.マダヴァンはマラヤーラム小説を若返らせた。」
    出典: M. Mukundan、評『Epic Imagination: Review of Lanthanbatheriyile Luthinayakal』 (The Little Magazine, 2003) (2003年)

豆知識

  • 1970年に短編『Shishu』でMathrubhumiの文学コンテスト優勝。
  • 1980年代に長期の作家活動停滞(ライターズブロック)を経験したが、1990年の『Higuita』で復活。
  • 娘のミーナクシ・レディー・マダヴァンは人気ブロガーで作家。