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第12回(1928年) 受賞受賞作: 業績(受賞は個人の業績に対して授与)
Samfundet De Nios Stora Prisは通常、作家の生涯・総合的業績を評価して授与されるため、特定の単一作品が受賞対象として記録されない場合が多い。本件も個人の業績に対する受賞として扱われる。
人間存在宗教近代文学
パール・ラーゲルクヴィスト
パール・ラーゲルクヴィスト
Par Lagerkvist
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1891-05-23 (ヴェクショー, スウェーデン)
- 死没
- 1974-07-11 (ストックホルム, スウェーデン) 83歳
- 国籍
- スウェーデン
- 言語
- スウェーデン語
- 宗教
- ルター派(幼少期)
- 居住地歴
- ヴェクショー(出生地) → ストックホルム(長年の居住地)
経歴
- 職業
- 詩人, 劇作家, 小説家, 随筆家, 短編作家
- 活動期間
- 1910年〜1974年
- 所属
- スウェーデン・アカデミー(席次8)
- 所属団体
- スウェーデン・アカデミー
- 影響を受けた人物
- キリスト教的伝統(聖書の物語やモチーフ), 初期モダニズムと表現主義の影響, 宗教文学(ヨハネ伝など)
- 影響を与えた人物
- 後続の北欧およびスウェーデンの作家たち, 映画や演劇における宗教的・道徳的主題の扱い
- ノミネート
- ノーベル文学賞(1947年頃より複数回ノミネート)
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1951 | ノーベル文学賞 | バラバス | — | ノーベル賞選考委員会/ノーベル財団 | 受賞 |
ノーベル文学賞
1951
対象作品:
バラバス
主催:
ノーベル賞選考委員会/ノーベル財団
結果:
受賞
受賞・候補エディション
ノーベル文学賞
1回登壇
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第44回(1951年) 受賞受賞作: バラバス (Barabbas)
イエスの代わりに釈放されたバラバスを主人公に、信仰と不信、救済と孤独の問題を追う歴史的・寓話的長編。短い章立てのなかで、存在の意味を問い続ける。
救われたはずの男が、救いの意味を最後までつかめずに生きる。
160ページ信仰と不信救済孤独寓話的長編
作品
代表作
バラバス
1950年 歴史的/宗教的小説聖書の物語を題材に、イエスの代わりに釈放されたバラバスという男の人生と救済に対する問いを描く。生き残った者としての存在の意味と信仰の問題を追求する作品。
信仰と不信生と死贖罪道徳的問い
映像化・舞台化
- [映画] バラバス (1961年映画) / Richard Fleischer (1961)
翻訳
- 英語訳: Barabbas(Vintage, 1989)
小人(ドヴェルゲン)
1944年 寓話的小説/風刺宮廷に仕える小人を通じて悪の本質と人間社会の残虐さを描く寓話的作品。アイロニーと冷徹な視線で権力と暴力を批判する。
悪の問題権力の腐敗人間の本性
翻訳
- 英語訳: The Dwarf(Chatto & Windus, 1953)
アハシュエロスの死
1960年 宗教的/哲学的小説放浪者アハシュエロス(放浪のユダヤ人)を題材に、不滅性や永劫回帰、孤独と救済の問題を詩的に探る作品。
不死と放浪孤独救済の探求
翻訳
- 英語訳: The Death of Ahasuerus(Vintage, 1982)
全著作
- Människor (1912)
- Ordkonst och bildkonst (1913)
- Ångest (1916)
- Det eviga leendet (1920)
- Gäst hos verkligheten (1925)
- Bödeln (1933)
- Dvärgen (1944)
- Barabbas (1950)
- Sibyllan (1956)
- Ahasverus död (1960)
翻案
- バラバス(映画化、1961年)
作品の翻訳
- The Dwarf(英語訳、Chatto & Windus, 1953)
- Barabbas(英語訳、Vintage, 1989)
- The Death of Ahasuerus(英語訳、Vintage, 1982)
作風・主題
- 文体
- 簡潔で象徴的な文体時に素朴さに近い明快な語り口宗教的・道徳的モチーフの使用
- 頻出モチーフ
- 善と悪の対立聖書的な人物とモチーフ(バラバス、アハシュエロス)死と不安(アンガスト)個と全体の存在
評価・遺産
ラーゲルクヴィストは1951年のノーベル文学賞受賞者であり、宗教的・道徳的主題を通じて普遍的な人間の問いを探求した作家として北欧文学に大きな影響を与えた。シンプルで力強い文体と寓話的な手法が評価されている。
関連学会
- スウェーデン・アカデミー
資料所蔵先
- スウェーデン・アカデミー資料館
- ノーベル財団アーカイブ(受賞関連資料)
大衆文化への影響
- 『バラバス』の映画化(1961年、アンソニー・クイン主演)
- 劇や学校教育での作品採用など、北欧文化圏での継続的言及
引用
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「人類が直面する永遠の問いに答えを求める詩における芸術的活力と真の独立心のために」
出典: ノーベル賞選考委員会(1951年ノーベル文学賞受賞理由) (1951年)
豆知識
- 1940年にスウェーデン・アカデミーの第8席に選出された(1940–1974)。
- 第二次世界大戦中は反ナチ組織のTisdagsklubbenに参加し、ドイツによる侵攻時にはゲシュタポの暗殺リストに載ったとされる。
- 代表作『バラバス』は複数回映画化されている(1961年版はリチャード・フライシャー監督、アンソニー・クイン主演)。