世界・海外・国外の文学賞

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ペーター・ローゼイ

ペーター・ローゼイ

Pētā Rōzei

プロフィール

性別
男性
生誕
1946-06-17 (ウィーン(オーストリア))
国籍
オーストリア
言語
ドイツ語
居住地歴
ウィーン(出生・長期在住) → 名古屋(客員教授) → オーバリン・カレッジ(客員作家、アメリカ) → ボーリング・グリーン州立大学(客員作家、アメリカ) → ニュー・メキシコ大学タオス校(客員作家、アメリカ)

経歴

職業
小説家, 作家, 脚本家, 随筆家, 詩人, 劇作家, 児童文学作家
活動期間
1972年〜
所属
オーバリン・カレッジ(客員作家), ボーリング・グリーン州立大学(客員作家), ニュー・メキシコ大学タオス校(客員作家), 名古屋大学(客員教授)
影響を受けた人物
エルンスト・フックス(画家、かつての雇用主)

学歴

ウィーン大学
法学部 / 法学科
学位: 博士(法学)
卒業年: 1968
国: オーストリア
1968年に法学博士号を取得。

受賞歴

ラウリス文学賞
1973
結果: 受賞
ザルツブルク市文化基金文学賞
1980
結果: 受賞
エリアス・カネッティ奨学金(ウィーン)
1986
結果: 奨学金受給
ザルツブルク文学賞
1987
結果: 受賞
オーストリア文学賞
1991
結果: 受賞
クロスターノイブルク市フランツ・カフカ賞
1993
結果: 受賞
オーストリア共和国功労勲章(科学芸術)
1996
主催: オーストリア共和国
結果: 受章
ウィーン文学賞
1997
結果: 受賞
アントン・ヴィルトガンス賞
1999
結果: 受賞
オーストリア共和国功労勲章(科学芸術)第一級
2006
主催: オーストリア共和国
結果: 受章

受賞・候補エディション

作品

代表作

Wer war Edgar Allan?(エドガー・アランとは誰か)

1977年 小説

1977年発表の出世作。主人公の問いを通して知識の限界や思考と行動の不一致を描く。1984年にミヒャエル・ハネケによって映画化され、脚本はローゼイ自身が担当した。

知識の限界思考と行動の不一致アイデンティティの探求社会批評
映像化・舞台化
  • [映画] Wer war Edgar Allan?(映画) / Michael Haneke (1984)

Von hier nach dort(ここからあそこへ)

1978年 小説

1978年刊。移動や変化を主題に、個人の内面や関係を繊細に描く作品群。

移動変化個人の内面
翻訳
  • 英訳『ここからあそこへ』(翻訳:キャスリーン・ソープ、1991)

Das schnelle Glück(速き幸運)

1980年 小説

運や偶然、個人の選択をテーマにした作品。現代社会の不確実性を描く。

偶然選択
翻訳
  • 英訳『Try Your Luck』(翻訳:キャスリーン・ソープ、1994)

Die Milchstraße(天の川)

1981年 小説

1981年刊。ローゼイの作風を示す作品のひとつで、個人と社会の関係を詩的かつ冷静に描く。

都市孤独記憶

Das 15 000-Seelen-Projekt(15,000の魂プロジェクト)

1984年 小説サイクル

1984〜1988年にかけて発表された6部構成の長篇サイクル。都市、共同体、個人の相互作用を壮大に描く。

共同体都市集団的記憶

Rebus

1990年 小説

1990年刊。タイトルが示すように謎や断片化された要素を扱い、読者に解釈を促す作品。

断片化解釈

Persona

1995年 小説

1995年刊。アイデンティティと〈顔〉の問題を扱う作品。

アイデンティティ仮面自己と他者

Wien Metropolis(ウィーン・メトロポリス)

2005年 小説

戦後期のウィーンを舞台にしたパノラマ小説。都市の変遷や住民の記憶を広範に描写する長篇。

戦後ウィーン都市の記憶歴史と個人
翻訳
  • 英訳『Metropolis Vienna』(翻訳:Geoffrey C. Howes、2009)

全著作

  • Wer war Edgar Allan? (1977)
  • Von hier nach dort (1978)
  • Das schnelle Glück (1980)
  • Die Milchstraße (1981)
  • Das 15 000-Seelen-Projekt (1984–1988)
  • Rebus (1990)
  • Persona (1995)
  • Wien Metropolis (2005)

翻案

  • Wer war Edgar Allan? の映画化(監督:ミヒャエル・ハネケ、1984年、脚本:ピーター・ローゼイ)

作品の翻訳

  • Von hier nach dort → 英訳 'From Here to There'(翻訳:Kathleen Thorpe、1991)
  • Das schnelle Glück → 英訳 'Try Your Luck'(翻訳:Kathleen Thorpe、1994)
  • Ruthless and Other Writings → 英語選集(翻訳:Geoffrey C. Howes、2003)
  • Wien Metropolis → 英訳 'Metropolis Vienna'(翻訳:Geoffrey C. Howes、2009)

作風・主題

文体
冷静で分析的な文体皮肉やアイロニーを含む語り口断片的・実験的な構成を用いることがある
頻出モチーフ
都市アイデンティティ記憶知識と行動の乖離疎外

評価・遺産

ローゼイはオーストリア現代文学における重要な作家の一人であり、社会の不一致や個人の内面を鋭く描く作風で知られる。国内外で多数の賞を受賞し、作品は英語を含む複数言語に翻訳、映画化もされている。

大衆文化への影響

  • 『Wer war Edgar Allan?』がミヒャエル・ハネケにより映画化され、作品が広く話題となった。

豆知識

  • ウィーン大学で法学の博士号を取得(1968年)。
  • 若い頃に画家エルンスト・フックスの個人的助手を務めたことがある。
  • 1972年からフリーランスの作家として活動を開始した。
  • 『Wer war Edgar Allan?』は自身の脚本で1984年にミヒャエル・ハネケによって映画化された。
  • 作品はいくつか英語訳され、Ariadne PressやGreen Integerなどから出版されている。