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ロバート・ロズウェル・パルマー

ロバート・ロズウェル・パルマー

Robert Roswell Palmer

プロフィール

性別
男性
生誕
1909-01-11 (イリノイ州シカゴ, アメリカ合衆国)
死没
2002-06-11 (ペンシルベニア州ニュータウン(バックス郡), アメリカ合衆国) 93歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語

経歴

職業
歴史学者, 大学教授, 著作家, 学部長(デーン)
活動期間
1936年〜1977年
所属
プリンストン大学, ワシントン大学(セントルイス) 芸術・科学学部(学部長), イェール大学(教授、名誉教授), 高等研究所(Institute for Advanced Study)客員研究員, カリフォルニア大学バークレー校(客員)
所属団体
Society for French Historical Studies(会長 1961), American Historical Association(会長 1970)
影響を受けた人物
ルイス・R・ゴットシャルク, カール・L・ベッカー, ジョルジュ・ルフェーヴル(フランス史学派)
影響を与えた人物
スタンリー・パルマー(息子、歴史学者), ロイド・クレイマー(共著者・編集者)

学歴

シカゴ大学
歴史学科
学位: Ph.B.
期間: 1927–1931
卒業年: 1931
国: アメリカ合衆国
ルイス・ゴットシャルクに師事
コーネル大学
歴史学科
学位: Ph.D.
期間: 1931–1934
卒業年: 1934
国: アメリカ合衆国
カール・L・ベッカーに師事。博士論文:The French Idea of American Independence on the Eve of the French Revolution(1934)

受賞歴

バンクロフト賞(History部門)
1959
対象作品: The Challenge(『民主主義革命の時代』第1巻)
主催: アメリカ学術会議(American Council of Learned Societies)
結果: 受賞
バンクロフト賞(特別賞)
1960
主催: アメリカ学術会議(American Council of Learned Societies)
結果: 受賞
アントニオ・フェルトリネッリ国際賞(歴史部門)
1990
主催: アカデミア/フェルトリネッリ財団
結果: 受賞
アメリカ芸術科学アカデミー選出
1958
主催: American Academy of Arts and Sciences
結果: 選出
アメリカ哲学協会選出
1959
主催: American Philosophical Society
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Age of the Democratic Revolution: A Political History of Europe and America, 1760–1800

    1760~1800年の革命期をヨーロッパとアメリカの比較史として再検討する包括的研究。政治変動の原因と広がり、民主主義的価値の台頭、地域間の相互影響を体系的に整理し、近代政治史の理解に新たな枠組みを提供する。

    革命史比較史政治史

作品

代表作

民主主義革命の時代:ヨーロッパとアメリカの政治史, 1760–1800(第1巻:The Challenge)

1959年 歴史学(政治史・比較史)

第1巻『The Challenge』は、民主主義と平等の思想がヨーロッパとアメリカに浸透していく過程を追い、専制的・貴族制的な力との対立が各地でどのように展開したかを分析する。アトランティック世界における革命の比較史的検討の基礎を築いた。

アトランティック革命民主主義平等比較史

民主主義革命の時代:ヨーロッパとアメリカの政治史, 1760–1800(第2巻:The Struggle)

1964年 歴史学(政治史・比較史)

第2巻『The Struggle』は、革命期における具体的な政治闘争とその帰結を詳述し、アイデアと社会構造の衝突がもたらした諸結果を検討する。

革命期の政治闘争社会構造フランス革命アメリカ革命

現代世界の歴史

1950年 世界史(教科書)

大学・高校向けの概説的な世界史テキスト。黒死病からソ連の崩壊までを扱い、思想や制度を軸に整理されたエッセイ風の明快な文体が特徴。複数回改訂され、多くの大学や高校で使用された。

世界史歴史教育概説

統治した十二人:恐怖政治期の公共安全委員会(Twelve Who Ruled)

1941年 歴史(集合伝記)

フランス革命の恐怖政治における公共安全委員会の主要メンバー12人に焦点を当てた集合的伝記。アメリカ人によるフランス革命研究の代表作の一つとされる。

集合伝記フランス革命恐怖政治

全著作

  • The French Idea of American Independence on the Eve of the French Revolution(博士論文, 1934)
  • Catholics and Unbelievers in Eighteenth Century France(1939)
  • Twelve Who Ruled(1941)
  • The Procurement and Training of Ground Combat Troops(共著, 1948)
  • A History of the Modern World(1950)
  • The Age of the Democratic Revolution(1959, 1964)
  • The World of the French Revolution(1971)
  • The Improvement of Humanity: Education and the French Revolution(1985)

作家による翻訳

  • ジョルジュ・ルフェーヴル『フランス革命の到来, 1789』(翻訳, 1947 原著1939)
  • 『ルイ=ルグラン校のフランス革命学校史:ジャン=フランソワ・シャンパーニュの記録 1762–1814』(編集・翻訳, 1975)
  • ルイ・ベルジェロン『ナポレオン期のフランス』(翻訳, 1981 原著1972)
  • ジャン=ポール・ベルトー『フランス革命の軍隊』(翻訳, 1988 原著1979)

作品の翻訳

  • 『現代世界の歴史』は6か国語に翻訳され、大学の教科書として広く使用された。

作風・主題

文体
明快でエッセイ風の文体教育的で体系的な説明
頻出モチーフ
思想(民主・平等)と社会構造の対立アトランティック視点による比較革命期の指導者たちの集合的行動

評価・遺産

R. R. パルマーは18世紀フランス革命とアメリカ革命の比較研究を通じて、アトランティック革命研究の基礎を築いた。教科書『現代世界の歴史』は教育現場で広く用いられ、学界では『民主主義革命の時代』が代表作として高く評価されている。

関連学会

  • American Academy of Arts and Sciences
  • American Philosophical Society
  • Society for French Historical Studies
  • American Historical Association

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(Library of Congress)関連記録(LCCN: n50050274)
  • プリンストン大学関連資料(回想録・追悼資料等)

引用

  • (Isser Woloch)『Twelve Who Ruled』はアメリカ人によるフランス革命に関する書物の中で最良のものかもしれない。
    出典: Historical Reflections / 評者のコメント(参照記事)

豆知識

  • プリンストン大学で教鞭を取り、ほぼ30年間在籍した。
  • 1963–1966年にワシントン大学セントルイス校の芸術・科学学部長(Dean)を務めた。
  • 『現代世界の歴史』は多くの大学で採用され、複数回改訂されている。
  • 長男スタンリー・パルマーも歴史学者となった。