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リチャード・ウォリントン・ボールドウィン・ルイス

リチャード・ウォリントン・ボールドウィン・ルイス

Richard Warrington Baldwin Lewis

別名: R. W. B. Lewis / RWB Lewis

プロフィール

性別
男性
生誕
1917-11-01 (イリノイ州シカゴ)
死没
2002-06-13 (コネチカット州ベサニー) 84歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
聖公会(エピスコパル)
居住地歴
イリノイ州シカゴ → コネチカット州ベサニー(イェール在勤中の住宅) → ニューヘイブン(イェール大学勤務) → フィレンツェ(頻繁に訪問)

経歴

職業
文学研究者, 文学批評家, 大学教授, 伝記作家
活動期間
1948年〜2002年
所属
ベニントン大学(教員), サルツブルク・セミナー(学務長), スミス大学(客員講師), プリンストン大学(フェロー), ラトガース大学(英文学教授), イェール大学(ニール・グレイ教授、校内カレッジ長等), アメリカ芸術科学アカデミー(会員)
所属団体
アメリカ芸術科学アカデミー
影響を受けた人物
ノーマン・マクリーン, ジョン・ウィリアム・ウォード, ロバート・ペン・ウォーレン(友人・同僚)
影響を与えた人物
アメリカ研究(学問分野の形成に寄与), 多くの文学史・伝記研究者

学歴

フィリップス・エクセター・アカデミー
期間: 準備教育(就学年不詳)
国: アメリカ合衆国
予備教育機関として在籍
ハーバード大学
英文学
学位: B.A.
期間: 1935–1939
卒業年: 1939
国: アメリカ合衆国
学士号取得
シカゴ大学
英文学
学位: M.A., Ph.D.
期間: 1940–1954(MA 1941、Ph.D. 1954)
卒業年: 1954
国: アメリカ合衆国
大学院課程、指導教官にノーマン・マクリーン

受賞歴

ピューリッツァー賞(伝記・自伝部門)
1976
対象作品: エディス・ウォートン:伝記
主催: コロンビア大学(ピューリッツァー賞運営)
結果: 受賞
ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞(ノンフィクション部門、初回受賞者の一人)
1976
対象作品: エディス・ウォートン:伝記
部門: ノンフィクション
主催: ナショナル・ブック・クリティックス・サークル
結果: 受賞
バンクロフト賞
1976
対象作品: エディス・ウォートン:伝記
主催: コロンビア大学(バンクロフト賞運営)
結果: 受賞
功労博士号(名誉)
1988
主催: ベイツ・カレッジ
結果: 授与
アメリカ芸術科学アカデミー 伝記部門金メダル
2000
主催: アメリカ芸術科学アカデミー
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Edith Wharton: A Biography

    エディス・ウォートンの生涯と作品を網羅的に論じる大著伝記。個人史と社会的文脈を織り交ぜながら、ウォートンの文学的地位や作品に表れる階級・ジェンダーの問題を検討する。

    伝記アメリカ文学文学史文化史
  2. 受賞作: エディス・ウォートン — 伝記(Edith Wharton: A Biography)

    エディス・ウォートンの生涯と作品世界を詳細に描いた伝記。上流社会を舞台にした作品群と作者の私生活、社会的背景との関係を丹念に追い、ウォートンの文学的評価と時代的意義を再検討する。

    文学伝記アメリカ文学社会史文化史

作品

代表作

The American Adam: Innocence, Tragedy, and Tradition in the Nineteenth Century

1955年 文学批評・文化史

19世紀のアメリカ文学における“アダム的”主題(無垢・新生の自己)を据え、エマーソン、ソロー、ホーソーン、メルヴィル、ヘンリー・ジェイムズらの作品にその構図を追った研究書。

アメリカン・アイデンティティ無垢と経験19世紀文学

Edith Wharton: A Biography

1975年 伝記

アン・ウォートンの生涯と作品を詳細に描いた大著。個人生活と文学的成果を統合して、ウォートンの全体像を提示する。

伝記アメリカ上流社会ジェンダーと文学

The Jameses: A Family Narrative

1991年 家族史・伝記

ヘンリー・ジェイムズ家の家族史を通じて、文学的伝統と個人的物語の交錯を描く研究書。

家族史文学と伝統

The City of Florence: Historical Vistas and Personal Sightings

1995年 旅行記・歴史

フィレンツェへの愛情と歴史的洞察を織り交ぜた随筆集。著者の個人的な見聞と都市の文化史を結びつける。

イタリア都市史文化観察

Dante

2001年 文学批評

ダンテの生涯と作品を概説し、その文学的・文化的意義を論じた評論的著作。

ダンテ中世文学宗教と文学

全著作

  • The American Adam: Innocence, Tragedy, and Tradition in the Nineteenth Century (1955)
  • The Picaresque Saint. Representative Figures in Contemporary Fiction (1959)
  • Herman Melville (1962)
  • Trials of the Word: Essays in American Literature and the Humanistic Tradition (1965)
  • The Poetry of Hart Crane: A Critical Study (1967)
  • American Literature: The Makers and the Making: Book C / 1861 to 1914 (1974, 共著)
  • Edith Wharton: A Biography (1975)
  • The Jameses: A Family Narrative (1991)
  • Literary Reflections: A Shoring of Images 1960-1993 (1993)
  • The City of Florence: Historical Vistas and Personal Sightings (1995)
  • American Characters: Selections from the National Portrait Gallery, Accompanied by Literary Portraits (1999, 共著)
  • Dante (2001)

作風・主題

文体
明晰で学究的な文体伝記的叙述と批評的分析の融合豊富な歴史的背景説明
頻出モチーフ
アメリカン・アイデンティティの探求伝統と革新の対立イタリアとダンテへの関心

評価・遺産

アメリカ文学研究と伝記研究の分野に多大な影響を与えた学者。『The American Adam』などを通じてアメリカ文化の概念化に寄与し、エディス・ウォートンの伝記で広く認知された。イェール大学における教育・指導でも高い評価を受けた。

関連学会

  • アメリカ芸術科学アカデミー

資料所蔵先

  • イェール大学マニュスクリプト・アーカイブ(R. W. B. Lewis関連資料)
  • ベイツ・カレッジ(名誉学位授与の記録等)

引用

  • 「美しく練られた、人物全体を描いた肖像であり、彼女の生前に影に残された部分も含む。雄大で優雅な伝記は、他に何もなくとも文学として立つことができる。」
    出典: ニューヨーク・タイムズ(書評) (1976年)

豆知識

  • 戦時中にアメリカ空軍に従軍し、1944年にレジオン・オブ・メリットを受章した。
  • イェール在職中はベサニーの家に居住し、敷地内に八角形の執筆小屋を持っていた。
  • 晩年もタイプライターで執筆を続けた。
  • 息子の一人に歴史家デイヴィッド・グレスがおり、妻ナンシーとは共著もある。