世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

サンドロ・ペンナ

サンドロ・ペンナ

Sandro Penna

プロフィール

性別
男性
生誕
1906-06-12 (ペルージャ)
死没
1977-01-21 (ローマ) 70歳
国籍
イタリア
言語
イタリア語
居住地歴
ローマ(長年居住)

経歴

職業
詩人, 文筆家
活動期間
1932年〜1977年
影響を受けた人物
ウンベルト・サバ
影響を与えた人物
後進のイタリア詩人たち, ピエル・パオロ・パゾリーニ(評論・共感を示した)

受賞・候補エディション

バグッタ賞 1回登壇
  1. 受賞作: Stranezze

    断章的な詩篇で構成された詩集。日常の奇妙さや孤独、愛や欲望を簡潔な言葉で捉え、読者に強い情緒的印象を残す。

    孤独欲望都市抒情

作品

代表作

不思議な生の喜び(Una strana gioia di vivere)

1956年 詩

都市の断片、若い少年への憧憬や孤独、繊細な感情を描いた詩集。

都市風景若さ同性愛郷愁

十字と喜び(Croce e delizia)

1958年 詩

愛情や苦悩、軽やかな詩情が混在する詩篇を収める作品。

愛苦悩日常の風景

全詩集(Tutte le poesie)

1970年 詩

これまでの詩作を集成した全集的な刊行物。

回顧都市人間関係

奇異(Stranezze)

1976年 詩

晩年に近い時期の詩集。日常の異化や繊細さを示す作品群。

異化記憶孤独

混乱した夢(Confuso sogno)

1980年 詩(追悼刊行)

死後に刊行された詩集。未発表作や断片を含む。

追憶夢断片性

Confused Dream(英訳)

1988年 詩(英訳)

ジョージ・スクリヴァニによる英訳。イタリア語の詩を英語圏に紹介した翻訳集。

翻訳受容

Within the Sweet Noise of Life(英訳)

2021年 詩(英訳)

アレクサンダー・ブースによる英訳。近年の再評価と翻訳出版の一例。

翻訳再評価

全著作

  • Una strana gioia di vivere(不思議な生の喜び)
  • Croce e delizia(十字と喜び)
  • Tutte le poesie(全詩集)
  • Stranezze(奇異)
  • Confuso sogno(混乱した夢)

作品の翻訳

  • Confused Dream(ジョージ・スクリヴァニ訳、1988)
  • Within the Sweet Noise of Life(アレクサンダー・ブース訳、2021)

作風・主題

文体
簡潔で抒情的な文体都市の日常を繊細に切り取る描写率直かつ時に挑発的な性愛表現
頻出モチーフ
若い少年街路・橋・川・海孤独と郷愁

評価・遺産

サンドロ・ペンナは戦後イタリア詩における独特の存在であり、都市の断片と少年への憧れを繊細な詩情で表現した。公然と同性愛を示した詩人としても評価され、英訳などを通して国際的にも再評価が続いている。

引用

  • 彼の詩は「非常に繊細な街の場所の素材」でできている。アスファルトや草、質素な家の白く塗られた壁、橋の白い大理石、そして至る所に海の息、川のささやきがあり、震える夜の光が反射する。
    出典: ピエル・パオロ・パゾリーニ(詩人・批評家による評)

豆知識

  • 1932年にウンベルト・サバの仲介で最初の詩が公表された。
  • ローマで長年暮らし、経済的に困窮することが多かったため、晩年に知識人たちが新聞で彼を支援する宣言を行った。
  • 14歳の少年ラファエレと1956年に同居し、断続的に約14年間生活を共にしたとされる。