世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

サラ・パレツキー

サラ・パレツキー

Sara Paretsky

プロフィール

性別
女性
生誕
1947-06-08 (アイオワ州エイムズ)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
アイオワ州エイムズ → カンザス州(大学在学・育成期) → シカゴ(南部コミュニティで活動、在住)

経歴

職業
小説家, 作家, 編集者
活動期間
1975年〜
所属
ラグデール・ファウンデーション(Ragdale Foundation), Sisters in Crime(設立メンバー/支援), Mystery Writers of America(会員)
所属団体
Sisters in Crime, Mystery Writers of America

学歴

カンザス大学
政治学
学位: BA
期間: 1960年代
卒業年: 1968
国: アメリカ合衆国
学士(政治学)。家族はカンザスに移住。
シカゴ大学
歴史
学位: AM (Master's)
期間: 1969
卒業年: 1969
国: アメリカ合衆国
シカゴ大学で修士を取得。
シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス
学位: MBA
期間: 1970s
卒業年: 1977
国: アメリカ合衆国
1977年にMBA取得。
シカゴ大学
歴史
学位: PhD
期間: 1970s
卒業年: 1977
国: アメリカ合衆国
博士論文:The Breakdown of Moral Philosophy in New England Before the Civil War(『南北戦争前のニューイングランドにおける道徳哲学の崩壊』)

受賞歴

アンソニー賞(ノミネート)
1986
対象作品: Killing Orders
主催: Bouchercon(アンソニー賞)
結果: ノミネート
アンソニー賞(ノミネート)
1989
対象作品: Blood Shot
主催: Bouchercon(アンソニー賞)
結果: ノミネート
アンソニー賞(短編集部門・受賞)
1992
対象作品: A Woman's Eye(編纂)
部門: Best Short Story Collection
主催: Bouchercon(アンソニー賞)
結果: 受賞
Cartier Diamond Dagger(功績賞)
2002
部門: Lifetime achievement
主催: Crime Writers' Association
結果: 受賞
ゴールドダガー賞(受賞)
2004
対象作品: Blacklist
主催: Crime Writers' Association
結果: 受賞
アンソニー賞(生涯功労賞)
2011
部門: Lifetime Achievement
主催: Bouchercon(アンソニー賞)
結果: 受賞
Grand Master(ミステリ作家協会)
2011
部門: Lifetime achievement
主催: Mystery Writers of America
結果: 受賞
Sue Grafton Memorial Award(受賞)
2019
対象作品: Shell Game
主催: Mystery Writers of America
結果: 受賞
Sue Grafton Memorial Award(ノミネート)
2021
対象作品: Dead Land
主催: Mystery Writers of America
結果: ノミネート

受賞・候補エディション

アンソニー賞 2回登壇
  1. 受賞作: A Woman's Eye

    女性作家による短編集で、女性視点のミステリや社会問題を扱う短編を集めたアンソロジー。多様な作風とテーマを通じて女性作家の声を提示する。

    短編集女性作家アンソロジー
  1. 受賞作: 生涯の業績

    V.I.ワルシャースキーを主人公とするシリーズで、都市の社会問題や女性の立場を反映したハードボイルド作品を多数発表。フェミニズム的視点を取り入れた探偵像の確立が評価された。

    女性探偵社会派ミステリフェミニズム都市犯罪
CWA KAA Gold Dagger 1回登壇
  1. 受賞作: Blacklist

    私立探偵ヴィ・アイ・ワーショウスキが企業や権力の闇に挑むシリーズ作。過去の事件と現在の陰謀が絡み合い、社会正義や職業倫理、企業犯罪の構造に挑むハードボイルドな展開を持つ作品。

    女性探偵シリーズの中でも、権力と倫理の衝突が際立つ一冊。

    女性探偵企業犯罪社会正義ハードボイルド

作品

代表作

インデムニティ・オンリー

1982年 犯罪小説 / 探偵小説

V.I.ワーシャウスキを主人公とする一連のシリーズの一作。私立探偵が企業と犯罪の闇に迫る。

女性の自立都市の腐敗正義

キリング・オーダーズ

1985年 犯罪小説

V.I.ワーシャウスキシリーズの一作。殺人事件と企業スキャンダルが交錯する。

企業犯罪調査女性探偵

ブラッド・ショット

1988年 犯罪小説

環境や産業事故に絡む事件を扱うワーシャウスキの物語(英国では'Toxic Shock'として刊行)。

環境問題産業汚職

ブラックリスト

2003年 犯罪小説

政治と安全保障の問題を巡るワーシャウスキの捜査。2004年にCWAゴールドダガーを受賞。

政治国家安全保障女性の正義

シェル・ゲーム

2018年 犯罪小説

金融と犯罪が絡む現代的な事件を扱うワーシャウスキの長編。Sue Grafton Memorial Award受賞作。

金融犯罪正義

デッド・ランド

2020年 犯罪小説

現代の事件と過去の遺恨が交差するワーシャウスキ作品。Sue Grafton Memorial Awardにノミネート。

過去の秘密復讐調査

ペイ・ダート

2024年 犯罪小説

近年の刊行作。伝統的なワーシャウスキの探偵スタイルを受け継ぎつつ、現代的テーマを扱う。

正義現代社会の問題

全著作

  • インデムニティ・オンリー (1982)
  • デッドロック (1984)
  • キリング・オーダーズ (1985)
  • ビター・メディシン (1987)
  • ブラッド・ショット (1988)
  • バーン・マークス (1990)
  • ガーディアン・エンジェル (1992)
  • トンネル・ヴィジョン (1994)
  • ゴースト・カントリー (1998)
  • ハード・タイム (1999)
  • トータル・リコール (2001)
  • ブラックリスト (2003)
  • ファイア・セール (2005)
  • ブリーディング・カンザス (2008)
  • ハードボール (2009)
  • ボディ・ワーク (2010)
  • ブレイクダウン (2012)
  • クリティカル・マス (2013)
  • ブラッシュ・バック (2015)
  • フォールアウト (2017)
  • シェル・ゲーム (2018)
  • デッド・ランド (2020)
  • オーバーボード (2022)
  • ペイ・ダート (2024)

作風・主題

文体
写実的でハードボイルドの影響を受けた探偵小説風の文体社会問題や政治・経済を取り入れたプロット
頻出モチーフ
女性の自立とプロフェッショナリズムシカゴという都市の描写労働者階級と権力の腐敗

評価・遺産

サラ・パレツキーはV.I.ワーシャウスキという女性私人探偵を通じて犯罪小説における女性像を変革した作家として評価される。Sisters in Crime の形成に貢献し、ミステリ界での女性作家の地位向上に寄与した。

関連学会

  • Sisters in Crime
  • Mystery Writers of America

資料所蔵先

  • ニューべリー図書館:Sara Paretsky papers

大衆文化への影響

  • 学術誌『Clues: A Journal of Detection』の2007年冬号が彼女の作品を特集

引用

  • 『私は各ワーシャウスキ作品を、できるかどうか自信がないという気持ちで始める』
    出典: The Guardian(インタビュー、2015年) (2015年)

豆知識

  • V.I.ワーシャウスキはほとんどの長編の主人公である。
  • Sisters in Crime の設立母的存在とみなされている。
  • 夫は物理学者のS. Courtenay Wright(2018年に死去)。
  • ラグデール・ファウンデーションのアルムナスである。
  • 学術的背景(PhD)を持つミステリ作家としても知られる。