世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

サイモン・メイソン

サイモン・メイソン

Saimon Meison

プロフィール

性別
男性
生誕
1962-02-05 (イングランド、ヨークシャー州シェフィールド)
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
シェフィールド(出身) → オックスフォード(在住)

経歴

職業
作家, 編集者, 出版社経営者
活動期間
1990年〜
所属
Oxford University Press(勤務経験), Thames and Hudson(勤務経験), Pushkin Press(勤務経験), David Fickling Books(マネージングディレクター 2012–2018), Oxford Brookes University(クリエイティブ・ライティング フェロー), Exeter College, Oxford(ロイヤル・リテラリー・ファンド フェロー 2021–2023)

学歴

レディ・マーガレット・ホール(オックスフォード大学)
英文学
国: イギリス
オックスフォード大学で英文学を専攻

受賞歴

ベティ・トラスク賞
1991
対象作品: グレート・イングリッシュ・ヌード
主催: Society of Authors
結果: winner
ブランフォード・ボース賞(ショートリスト)
2003
対象作品: クイグリーズ
主催: Branford Boase Award
結果: shortlisted
ガーディアン子ども文学賞(ショートリスト)
2011
対象作品: ムーン・パイ
主催: The Guardian
結果: shortlisted
コスタ・チルドレンズ・ブック賞(ショートリスト)
2014
対象作品: ランニング・ガール
主催: Costa Book Awards
結果: shortlisted
Crimefest賞(ヤングアダルト部門 最優秀犯罪小説)
2017
対象作品: キッド・ガット・ショット(米題: Kid Alone)
部門: ヤングアダルト
主催: Crimefest
結果: winner
CWAゴールドダガー賞(ショートリスト)
対象作品: 11月の殺人
主催: Crime Writers' Association
結果: shortlisted
サンデー・タイムズ 月間犯罪書籍(選出)
2022
対象作品: 11月の殺人
主催: The Sunday Times
結果: selected

受賞・候補エディション

作品

代表作

グレート・イングリッシュ・ヌード

1990年 成人向け小説

1990年刊。デビュー作のひとつで、伝統的な作風とロマンティックな要素を備えた長編小説。

人間関係創作と家庭
翻訳
  • 米国版タイトル: 『Portrait of the Artist with My Wife』

ファンタジストの死

1994年 ブラックコメディ(成人向け)

巧みなコメディが次第に不穏さを帯びる作品として評された長編小説。ユーモアと不安が同居する作風。

ブラックユーモアアイデンティティ社会風刺

犬絞殺者たちの暮らし

1998年 風刺小説

郊外を舞台に、うわさや幻想が人々のイメージを作り上げる様子を描いた冷徹な風刺。エレガントでサヴァージな作風と評された。

郊外うわさ虚構と現実

クイグリーズ

2002年 児童文学

陽気で個性的な一家を描く児童向けシリーズの第1作。家族の絆とユーモアが中心テーマ。

家族ユーモア日常の冒険

クイグリーズ:Not for Sale

2004年 児童文学

クイグリーズ・シリーズの続編。家族とコミュニティを巡る小さな騒動が描かれる。

家族コミュニティ

クイグリーズ・アット・ラージ

2004年 児童文学

シリーズの一作。家族の騒動や冒険をユーモラスに描く。

冒険家族の絆

クイグリーズ・イン・ア・スピン

2006年 児童文学

家族の混乱と騒動をコミカルに描いたシリーズ作の一つ。

混乱ユーモア

ムーン・パイ

2011年 児童/ヤングアダルト

家族の絆と喪失を描いた作品。母の死後、父の奇行に対処する少女マーサの視点を通じて愛と試練を描く。

家族の絆喪失思春期の成長

ランニング・ガール

2014年 ヤングアダルト、ミステリ

ヤングアダルト向けのミステリ。数学的才能を持つガーヴィー・スミスが登場するシリーズの第1作に当たる。

謎解き天才と日常

キッド・ガット・ショット(米題: Kid Alone)

2016年 ヤングアダルト、スリラー

ガーヴィー・スミスシリーズの第2作。複雑で緻密なプロットのヤングアダルト向け犯罪小説。

犯罪青春推理

ヘイ、シャーロック!

2019年 ヤングアダルト、ミステリ

ガーヴィー・スミス・シリーズの第3作。巧妙なトリックと読者を引き込む展開が特徴。

推理トリックユーモア

11月の殺人

2022年 犯罪小説、警察小説

ニュー・ヒンクシー(オックスフォード近郊)を舞台にしたDIライアン・ウィルキンスシリーズの第1作。ウィルキンス親子(ともにウィルキンス姓の捜査官)を主人公に据えた刑事小説。

刑事捜査地域社会対照的な人物像

壊れた午後

2023年 犯罪小説、警察小説

DIライアン・ウィルキンスシリーズ第2作。保育所の外で四歳女児が行方不明になるなど、街を震撼させる事件が描かれる。

失踪子ども地域犯罪

失われて見つからない

2024年 犯罪小説

シリーズ第3作。著名人の失踪というハイプロファイルな事件を巡る捜査を描く。

名声と影響捜査

行方不明者:アリス

2024年 犯罪小説(『Finder』シリーズ)

『Finder』シリーズの第1作。失踪者捜索を専門とする視点で物語が進む。

失踪者捜索個人の痕跡

夜の声

2025年 犯罪小説

DIライアン・ウィルキンスシリーズ第4作。組織的万引きと一見平凡な老年男性の死が物語のきっかけとなる。

組織犯罪死の謎

危険な見知らぬ人

2026年 犯罪小説

シリーズ第5作。難民ホテル外で少年が暴行される事件を起点に、予期せぬ事実が明らかになる複雑な捜査が進む。

暴力移民・難民問題社会的緊張

全著作

  • グレート・イングリッシュ・ヌード
  • ファンタジストの死
  • 犬絞殺者たちの暮らし
  • クイグリーズ
  • クイグリーズ:Not for Sale
  • クイグリーズ・アット・ラージ
  • クイグリーズ・イン・ア・スピン
  • ムーン・パイ
  • ランニング・ガール
  • キッド・ガット・ショット(米題: Kid Alone)
  • ヘイ、シャーロック!
  • 11月の殺人
  • 壊れた午後
  • 失われて見つからない
  • 行方不明者:アリス
  • 夜の声
  • 危険な見知らぬ人

作風・主題

文体
ユーモアとブラックコメディを織り交ぜた語り口緻密なプロットと巧妙なトリック現代イギリスの郊外生活や家族描写に根ざしたリアリズム
頻出モチーフ
家族の絆と断絶郊外社会の裏側アイデンティティと噂・想像力

評価・遺産

児童文学から成人向けの犯罪小説まで幅広いジャンルで活躍する英国の作家。ユーモアとブラックコメディ、巧みなプロットで知られ、ヤングアダルト向けの人気シリーズとDIライアン・ウィルキンスによる刑事シリーズで高い評価を得ている。出版業界での長年の経験を通じて編集・教育分野にも影響を与えている。

関連学会

  • Society of Authors

資料所蔵先

  • アメリカ議会図書館(LCCN: n90686687)

引用

  • 『ムーン・パイ』の核心には、愛が試され、脅かされ、それでも最終的には家族をつなぎとめる可能性があるという主題がある。マーサは母の死後、時折不安定な父親の世話をして暮らしている。これは愛情にあふれ、説教臭さの少ない美しく語られた物語だ。
    出典: ジュリア・エクルシェア(The Guardian) (2011年)
  • 最も興味をそそるタイプの推理小説だ。
    出典: フィリップ・プルマン (2019年)
  • サイモン・メイソンは21世紀のためにインスペクター・モースを作り直した。
    出典: マーク・サンダーソン(The Times) (2022年)

豆知識

  • 父は元サッカー選手のクリフ・メイソン(Cliff Mason)。
  • David Fickling Booksで2012年から2018年までマネージングディレクターを務めた。
  • Oxford Brookes Universityで創作のフェローを務めた経験がある。
  • Exeter College, Oxfordでロイヤル・リテラリー・ファンドのフェローを務めた(2021–2023)。
  • 『グレート・イングリッシュ・ヌード』は米国版タイトルが『Portrait of the Artist with My Wife』として刊行された。
  • 『クイグリーズ』シリーズはブランフォード・ボース賞のショートリストに入選(2003)。
  • 『ムーン・パイ』はガーディアン子ども文学賞のショートリスト(2011)。
  • 『キッド・ガット・ショット』はCrimefestのヤングアダルト部門最優秀犯罪小説賞を受賞(2017)。