世界・海外・国外の文学賞

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タルイ・ヴェーサース

タルイ・ヴェーサース

Tarjei Vesaas

プロフィール

性別
男性
生誕
1897-08-20 (ノルウェー、テレマルク県ヴィンエ(Vinje))
死没
1970-03-15 (ノルウェー、オスロ) 72歳
国籍
ノルウェー
言語
ニーノシュク(Nynorsk)
居住地歴
ヴィンエ(Vinje、出身地) → ミットブー(Midtbø、ヴィンエの自宅) → オスロ(晩年滞在)

経歴

職業
小説家, 詩人, 劇作家
活動期間
1923年〜1970年
影響を受けた人物
ラビンドラナート・タゴール, ラドヤード・キップリング, セルマ・ラーゲルレーヴ, クヌート・ハムスン, ヘンリク・イプセン, エディス・セーデルグラン
ノミネート
ノーベル文学賞(指名:合計57回)

学歴

ヴォス・フォークハイスクール
期間: 1917–1918
卒業年: 1918
国: ノルウェー
1年間在籍。高等教育はそれ以外にほとんど受けていない。

受賞歴

ギュルデンダール賞(Gyldendal's Endowment/Gyldendals legat)
1943
主催: Gyldendal(出版社)
結果: 受賞
メルソム賞(Melsom-prisen)
1946
主催: Melsom 財団
結果: 受賞
ドブロウグ賞(Doblougprisen)
1957
主催: スウェーデン・アカデミー寄贈
結果: 受賞
ノルディック賞(ノルディスク・ロッズ リテラトゥールプリス/Nordic Council's Literature Prize)
1964
対象作品: 『氷の宮殿』(Is-slottet)
主催: ノルディック評議会
結果: 受賞
ノルウェー書店員賞(Bokhandlerprisen)
1967
主催: ノルウェー書店協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 年少の少女たちの友情と喪失を通して、自然と人間の孤独を詩的に描く小説。氷の風景は内面の冷たさや儚さの象徴となり、象徴的で凝縮された文体が読者に強い印象を残す。

    348ページ
    孤独子ども自然喪失

作品

代表作

『氷の宮殿』 (Is-slottet)

1963年 小説(心理小説/象徴主義)

二人の少女の深い友情と喪失を描く短めの小説。自然(氷の宮殿)を通して心の隔たりと結びつきが象徴的に表現される。

喪失友情自然の象徴性子ども時代
翻訳
  • 英語訳: Elizabeth Rokkan(1966)

『鳥たち』 (Fuglane)

1957年 小説(心理/寓意)

心の単純さを持つ大人を主人公に、その共感や想像力が「予言者」あるいは作家の役割を帯びる様子を描く作品。

孤立共感想像力
翻訳
  • 英語訳: Torbjørn Støverud & Michael Barnes(1968)

『種(キーメン)』 (Kimen)

1940年 小説(象徴的・実験的)

本人によれば彼の作風に変化をもたらした分岐点となる作品。現実的な物語から象徴的・実験的な語りへ移行する契機となった。

象徴性恐怖変容
翻訳
  • 英語訳: Kenneth G. Chapman(1964)

『暗闇の家』 (Huset i mørkret)

1945年 小説(寓意・戦時文学)

第二次世界大戦下のノルウェー占領とレジスタンスを寓意的に描いた作品。原稿は占領期間中に隠されていた。

抵抗抑圧寓意
翻訳
  • 英語訳: Elizabeth Rokkan(1976)

『夕方の船』 (Båten om Kvelden)

1968年 小説(抒情的スケッチ集)

散文と詩の境界を曖昧にする抒情的な短編・スケッチを集めた晩年の作品。

回想自然老い
翻訳
  • 英語訳: Elizabeth Rokkan(1971)/The Hills Reply(再刊2019)

全著作

  • 『Menneskebonn(Children of Man)』(1923)
  • 『Sendemann Huskuld(Huskuld the Herald)』(1924)
  • 『Dei svarte hestane(The Black Horses)』(1928)
  • 『Is-slottet(The Ice Palace)』(1963)
  • そのほか多数(小説・詩・短編・戯曲)

翻案

  • 詩の一節がノルウェーのテレビドラマ『Skam』シーズン3エピソード6で使用された

作品の翻訳

  • 彼の小説は28言語に翻訳されている。英語への翻訳多数(Peter Owen Publishersなどから刊行)

作風・主題

文体
簡潔で抑制された象徴的な文体ニーノシュクの卓越した運用詩的でイメージに富む描写
頻出モチーフ
自然と風景(ノルウェーの厳しい大地)罪悪感心理的変容子ども時代と喪失

評価・遺産

20世紀ノルウェー文学を代表する作家の一人。ニーノシュクを国際文学の表現手段として確立し、複数の国際的な賞と広範な翻訳で評価されている。作品は心理描写と象徴性で高く評価されている。

資料所蔵先

  • ノルウェー国立図書館などに資料所蔵

大衆文化への影響

  • TVドラマ『Skam』で詩が引用されるなど、現代文化にも影響を与えている

引用

  • 「私の著作の中で『種』は分岐点として立っている。計画したわけではないが、想像を絶する出来事が起こり、それが新しい書き方をもたらした。」
    出典: 著者発言(作品に関する回想/引用元:研究・序文) (1940年)

豆知識

  • ノーベル文学賞に合計57回ノミネートされた。
  • 作品は28言語に翻訳されている。
  • 妻は詩人のハルディス・モーレン・ヴェーサース(Halldis Moren Vesaas)。