世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ティエルノ・モネネンボ

ティエルノ・モネネンボ

Tierno Monénembo

別名: Thierno Saïdou Diallo / Thierno Saïdou Diallo (出生名)

プロフィール

性別
男性
生誕
1947-01-01 (ポレダカ(ギニア))
死没
国籍
ギニア
言語
フランス語
居住地歴
ポレダカ(ギニア) — 出生 → セネガル — 1969年に亡命 → コートジボワール — 学業のため滞在 → フランス(1973年以降、ノルマンディ在住) → モロッコ — 教職 → アルジェリア — 教職 → アメリカ合衆国(バーモント州ミドルベリー校 客員教授、2007年〜)

経歴

職業
小説家, 生化学者, 劇作家, 大学教授
活動期間
1979年〜
影響を受けた人物
レオポルド・セダール・サンゴール(影響)

学歴

リヨン大学
生化学
学位: Doctorate (PhD)
期間: 1973-(取得年不明)
国: フランス
1973年にフランスへ渡り生化学の博士号を取得したとされるが、正確な修了年は資料により不明。

受賞歴

グラン・プリ文学賞(アフリカ・ノワール)
1986
対象作品: Les Écailles du ciel
主催: Grand prix littéraire d'Afrique noire
結果: winner
レノドー賞(Prix Renaudot)
2008
対象作品: Le Roi de Kahel(王のカヘル)
主催: Prix Renaudot
結果: winner
エルクマン=シャトリアン賞(Prix Erckmann-Chatrian)
2012
対象作品: Le Terroriste noir
主催: Prix Erckmann-Chatrian
結果: winner
グラン・プリ・パラティーヌ(Grand prix Palatine)
2012
対象作品: Le Terroriste noir
主催: Grand prix Palatine
結果: winner
プリー・アフマドゥ=クルマ賞(Prix Ahmadou-Kourouma)
2013
対象作品: Le Terroriste noir
主催: Prix Ahmadou-Kourouma
結果: winner
フランコフォニー大賞(Grand Prix de la Francophonie)
2017
主催: フランコフォニー機構
結果: winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

Les Crapauds-brousse

1979年 小説

初期の長編小説。詳細な梗概は資料により限定的にしか示されていない。

初期作社会

Les Écailles du ciel

1986年 小説

知識人の無力さやアフリカの社会を描いた作品。1986年に大きな文学賞を受賞。

知識人のジレンマポストコロニアル

L'Aîné des orphelins

2000年 小説

ルワンダのジェノサイドの記憶を文学化した作品。英訳が2004年に刊行され、英語圏で広く読まれた。

記憶ジェノサイドトラウマ
翻訳
  • 『長老の孤児』英訳(University of Nebraska–Lincoln, 2004)

Le Roi de Kahel

2008年 歴史小説 / フィクション化された伝記

フランス人冒険家エメ・オリヴィエ・ド・サンダーバル(Aimé Olivier de Sanderval)を題材に、植民地期の歴史と黒人ディアスポラの関係を再検討する作品。2008年にPrix Renaudotを受賞。

植民地主義の検証歴史再考ディアスポラ
翻訳
  • 『王のカヘル』英訳(AmazonCrossing, 2010)

Le Terroriste noir

2012年 小説

政治と暴力、個人と歴史の交差を描いた作品。2012年に複数の文学賞を受賞。

政治暴力歴史

全著作

  • Les Crapauds-brousse (1979)
  • Les Écailles du ciel (1986)
  • Un rêve utile (1991)
  • Un attiéké pour Elgass (1993)
  • Pelourinho (1995)
  • Cinéma : roman (1997)
  • L'Aîné des orphelins (2000)
  • Peuls (2004)
  • La Tribu des gonzesses : théâtre (2006)
  • Le Roi de Kahel (2008)
  • Le Terroriste noir (2012)
  • Les coqs cubains chantent à minuit (2015)
  • Bled (2016)

作品の翻訳

  • 『長老の孤児』(英訳、University of Nebraska–Lincoln, 2004)
  • 『王のカヘル』(英訳、AmazonCrossing, 2010)

作風・主題

文体
抑制的で堅実な文体歴史的事実を素材としたフィクション化記憶とトラウマの描写に重点
頻出モチーフ
亡命とディアスポラ知識人の無力さ植民地主義の検証記憶と歴史の継承

評価・遺産

フランコフォン世界における重要なアフリカ系作家の一人であり、植民地史や亡命・ディアスポラの記憶を文学化する作品群で高く評価されている。フランス国内外の文学賞を多数受賞し、現代フランス語文学における多様性の一端を担う存在と見なされる。

引用

  • 「ギニア、独立五十年と地獄」
    出典: 『ル・モンド』紙(コラム、2009年) (2009年)

豆知識

  • 1969年にアハメド・セク・トゥーレ政権から逃れ、徒歩でセネガルへ亡命した。
  • 『王のカヘル』の英訳はAmazonCrossingから2010年に刊行され、同社の最初の翻訳出版書となった。
  • 『長老の孤児』の英訳(2004)は英語圏での代表作の一つとされる。