世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ウルリヒ・ホルストマン

ウルリヒ・ホルストマン

Ulrich Horstmann

ペンネーム: クラウス・シュタインタール一部作品で使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1949-05-31 (ビュンデ (ドイツ))
国籍
ドイツ
言語
ドイツ語, 英語
居住地歴
ビュンデ → プレトリア(南アフリカ) → ミュンスター(大学勤務) → ギーセン(教授職) → マールブルク(居住地)

経歴

職業
文学研究者, 作家, 大学教授, 翻訳者
活動期間
1974年〜
所属
国際ペン(PEN)ドイツ, ギーセン大学(ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン), ミュンスター大学(過去勤務)
所属団体
国際ペン(PEN)ドイツ
影響を受けた人物
アルトゥル・ショーペンハウアー, フィリップ・マインランダー

学歴

英語学・哲学
学位: 博士
卒業年: 1974
1974年にエドガー・アラン・ポーに関する博士論文で学位取得。1983年にハビリタツィオン(教授資格)を取得。

受賞歴

クライスト賞
1988
主催: Kleist-Preis(クライスト賞運営団体)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

『Das Untier(獣)』

1983年 哲学エッセイ・思想書

人類の自己消滅を思想的に論じた問題作。著者は文明史を通じて人類が自己消滅へ向かうプログラムを内包していると主張し、極端な悲観主義と無慈悲なニヒリズムを呈する。核兵器による人類の絶滅を肯定的に論じる記述が注目され、論争を呼んだ。

哲学的悲観主義ミサンゼィーニヒリズム人類絶滅戦争と破壊

『Ansätze zu einer technomorphen Theorie der Dichtung bei Edgar Allan Poe』

1975年 学術書・評論

エドガー・アラン・ポーの詩作を対象にした理論的考察。技術的形態(テクノモーフ)という視座から文学を分析する試み。

文学理論批評エドガー・アラン・ポー

『Das Glück von OmB'assa(オムバッサの幸福)』

1985年 小説(幻想小説)

幻想的要素を含む長編小説。ホルストマン特有の冷笑的・ニヒリスティックな視点が反映される物語。

幻想虚無冷笑

全著作

  • Ansätze zu einer technomorphen Theorie der Dichtung bei Edgar Allan Poe (1975)
  • „Er starb aus freiem Entschluß“. Ein Schriftwechsel mit Nekropolis (1976) (筆名: クラウス・シュタインタール)
  • Wortkadavericon oder kleine thermonukleare Versschule für jedermann (1977)
  • Das Untier (1983)
  • Das Glück von OmB'assa (1985)
  • その他のエッセイ、詩、戯曲、翻訳多数

作家による翻訳

  • ロバート・バートン:『メランコリーの解剖学』翻訳(1988)
  • テッド・ヒュース:詩集(1995)翻訳
  • ジャック・ロンドン:『海狼』翻訳(1990)

作品の翻訳

  • 『Das Untier』のスペイン語翻訳『El monstruo – Perfiles de una filosofía antropófuga』(2024)

作風・主題

文体
冷徹で皮肉的な論説的文体短いアフォリズムやエッセイを多用する学術的分析と随筆的表現の混淆
頻出モチーフ
死と破壊人類への厭世感メランコリー文明批判

評価・遺産

ホルストマンはドイツ語圏の文学研究と創作の両面で活動し、特に1983年の『Das Untier』で示した過激な哲学的悲観主義により強い注目と論争を浴びた。学問的業績とともに、翻訳や批評を通じて英米文学理解にも貢献している。評価は分かれており、思想的立場は論争的であるが、近年も研究や翻訳が続いている。

関連学会

  • 国際ペン(PEN)ドイツ

資料所蔵先

  • ユニ・ギーセン(Justus-Liebig-Universität Giessen)関連資料

引用

  • 「Die Geschichte des Untiers ist erfüllt, und in Demut harrt es des doppelten Todes — der physischen Vernichtung und des Auslöschens der Erinnerung an sich selbst.」
    出典: 『Das Untier』 (1983年)

豆知識

  • 一部作品でクラウス・シュタインタールという筆名を使用している。
  • 1988年にギュンター・クーネルトの推薦でクライスト賞を受賞した。
  • 『Das Untier』での過激な人類絶滅論によって論争を引き起こした。
  • マールブルク在住。英語とドイツ語の翻訳や研究も多数手がけている。