世界・海外・国外の文学賞

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ヴィヴィアン・ゴーニック

ヴィヴィアン・ゴーニック

Vivian Gornick

プロフィール

性別
女性
生誕
1935-06-14 (ブロンクス、ニューヨーク市、アメリカ合衆国)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユダヤ教(出自)
居住地歴
ニューヨーク市(ブロンクス) → カリフォルニア州バークレー(在住・研究) → ニューヨーク(以後の居住地・活動拠点)

経歴

職業
作家, 回想録作家, エッセイスト, ジャーナリスト, 批評家
活動期間
1960年〜
所属
The Village Voice(記者、1969–1977), The New School(創作指導), ハーバード大学ラドクリフ・インスティテュート(フェロー、2007–2008), アイオワ大学 非フィクション・ライティング・プログラム(客員教授、2015)
影響を受けた人物
エマ・ゴールドマン, ラディカル・フェミニズム運動の思想家たち(例:シュラムス・ファイアストーン), 左派・コミュニスト運動の思想と文化

学歴

シティ・カレッジ・オブ・ニューヨーク
学位: BA
期間: 1950年代 - 卒業 1957年
卒業年: 1957
国: アメリカ合衆国
ニューヨーク大学
学位: MA
期間: 1958–1960頃
卒業年: 1960
国: アメリカ合衆国
カリフォルニア大学バークレー校(進学・在学歴)
期間: 1960年代(在籍・博士課程進学を志望)
国: アメリカ合衆国
博士号取得の有無は資料に明確でないため未記入

受賞歴

ウィンダム=キャンベル文学賞(ノンフィクション部門)
2021
対象作品: 『Taking a Long Look: Essays on Culture, Literature, and Feminism in Our Time』
主催: Windham–Campbell 財団(イェール大学関連)
結果: 受賞
ナショナル・ブック・アワード(ノミネート)
1974
対象作品: 『In Search of Ali Mahmoud: an American Woman in Egypt』
主催: ナショナル・ブック・ファウンデーション
結果: ノミネート
ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞(批評部門・最終候補)
1997
対象作品: 『The End of the Novel of Love』
主催: ナショナル・ブック・クリティックス・サークル
結果: 最終候補
ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞(批評部門・最終候補)
2008
対象作品: 『The Men in My Life』
主催: ナショナル・ブック・クリティックス・サークル
結果: 最終候補

受賞・候補エディション

作品

代表作

『激しい愛着:ある回想録』 (Fierce Attachments)

1987年 回想録・エッセイ

家族、特に母親との関係を中心に自伝的記憶を辿る回想録。自己と他者、ジェンダーと愛着の問題を私的な視点から考察する。

家族母娘関係アイデンティティジェンダー

『アメリカ共産主義のロマンス』 (The Romance of American Communism)

1977年 歴史・文化評論

アメリカにおける共産主義運動とその文化的・個人的影響を追った研究的著作。自身の家庭史や運動の記憶を織り交ぜて分析する。

アメリカの左派運動政治的アイデンティティ記憶

『個人的語りの技法』 (The Situation and the Story)

2001年 文芸評論・エッセイ

パーソナル・ナラティブ(個人的物語)の技術と可能性を論じた批評的エッセイ集。回想録や個人史の書き方に関する洞察が含まれる。

物語技法回想録論創作論

『街と変わった私』 (The Odd Woman and the City)

2015年 エッセイ・回想

年を重ねた女性としての都市生活と孤独、独立性についてのエッセイ集。ニューヨークでの経験を通じて老いと自由を考察する。

都市生活老い女性の独立

『Taking a Long Look:現代の文化・文学・フェミニズムについてのエッセイ』

2021年 エッセイ・文化批評

文化、文学、フェミニズムに関する随想や批評を集めた近年のエッセイ集。長年の批評活動と回顧を背景にした洞察が含まれる。

フェミニズム文化批評文学論

全著作

  • 『Woman in Sexist Society: Studies in Power and Powerlessness』(共編、1971)
  • 『In Search of Ali Mahmoud: an American Woman in Egypt』(1973)
  • 『The Romance of American Communism』(1977)
  • 『Essays in Feminism』(1978)
  • 『Women in Science: Portraits from a World in Transition』(1983)
  • 『Fierce Attachments: A Memoir』(1987)
  • 『Approaching Eye Level』(1996)
  • 『The End of the Novel of Love』(1997)
  • 『The Situation and the Story: The Art of Personal Narrative』(2001)
  • 『The Solitude of Self: Thinking About Elizabeth Cady Stanton』(2005)
  • 『The Men in My Life』(2008)
  • 『Women in Science: Then and Now』(2009)
  • 『Emma Goldman: Revolution as a Way of Life』(2011)
  • 『The Odd Woman and the City』(2015)
  • 『Unfinished Business: Notes of a Chronic Re-Reader』(2020)
  • 『Taking a Long Look: Essays on Culture, Literature, and Feminism in Our Time』(2021)

作風・主題

文体
私的回想に基づく率直で分析的なエッセイ風文体文化批評と個人史の融合明晰で直接的な語り口
頻出モチーフ
家族と記憶ジェンダーとフェミニズム政治的・イデオロギー的背景(共産主義)都市(特にニューヨーク)

評価・遺産

ヴィヴィアン・ゴーニックは、個人的回想と文化批評を結びつける独自の文体で評価される作家・批評家である。フェミニズム運動やアメリカの左派運動に関する記憶と分析を通じて、回想録と批評の境界を押し広げた。長年にわたるエッセイ・評論で後進の回想録作家や文化批評家に影響を与えている。

資料所蔵先

  • Jewish Women's Archive(オンライン資料・伝記)
  • Radcliffe Institute, Harvard University(フェローシップ記録)

豆知識

  • 幼少期に『Daily Worker』や『Morgen Freiheit』など共産主義系新聞が家庭にあり、共産主義的背景を持って育った(いわゆる「レッド・ダイパー・ベイビー」)。
  • 1969年のVillage Voice掲載のエッセイがきっかけでNew York Radical Feminists結成に関わった。
  • 2021年にウィンダム=キャンベル文学賞(ノンフィクション部門)を受賞した。