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ウィリアム・デ・ウィット・スノッドグラス

ウィリアム・デ・ウィット・スノッドグラス

William De Witt Snodgrass

別名: W. D. Snodgrass / De
ペンネーム: S. S. Gardons作品で使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1926-01-05 (ペンシルベニア州ビーバーフォールズ)
死没
2009-01-13 (ニューヨーク州エリーヴィル(マディソン郡)) 83歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ウィルキンスバーグ(ペンシルベニア州) → ビーバーフォールズ(ペンシルベニア州) → イサカ(コーネル大学在任時) → ロチェスター(ロチェスター大学在任時) → デトロイト(ウェイン州立大学在任時) → シラキュース(シラキュース大学在任時) → ノーフォーク(オールドドミニオン大学在任時) → ニューアーク(デラウェア大学在任時) → エリーヴィル(晩年)

経歴

職業
詩人, 大学教授
活動期間
1951年〜2009年
所属
コーネル大学, ロチェスター大学, ウェイン州立大学, シラキュース大学, オールドドミニオン大学, デラウェア大学
影響を受けた人物
ジョン・ベリーマン, ランドール・ジャレル, ロバート・ローウェル
影響を与えた人物
ロバート・ローウェル

学歴

ジュネーブ・カレッジ
期間: 1943-1944
国: アメリカ合衆国
在学中に徴兵され、1944年に退学
アイオワ大学
アイオワ作家ワークショップ(詩)
学位: BA
期間: 1946-1949
卒業年: 1949
国: アメリカ合衆国
Iowa Writers' Workshopに在籍。元々は劇作家志望だったが詩のワークショップに参加
アイオワ大学
詩作
学位: MA
期間: 1949-1951
卒業年: 1951
国: アメリカ合衆国
修士号取得
アイオワ大学
詩作
学位: MFA
期間: 1951-1953
卒業年: 1953
国: アメリカ合衆国
Master of Fine Arts(MFA)取得

受賞歴

ピューリッツァー賞(詩)
1960
対象作品: ハーツ・ニードル
主催: ピューリッツァー賞審査委員会
結果: 受賞
The Hudson Review フェローシップ(詩)
1959
主催: The Hudson Review
結果: 受賞
イングラム・メリル財団 詩賞
1959
主催: イングラム・メリル財団
結果: 受賞
Poetry Society of America 論評・表彰
1959
対象作品: ハーツ・ニードル
主催: Poetry Society of America
結果: 受賞
芸術機関による助成金
1959
主催: National Institute of Arts
結果: 助成

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Heart's Needle

    『Heart's Needle(心の針)』は離婚や父性、家庭の崩壊といった私的体験を赤裸々に詩化した詩集。痛切な感情と自己省察が直截的な言語で綴られ、個人的告白を通して普遍的な喪失と贖罪を問う作品としてアメリカ詩に影響を与えた。

    告白詩父性喪失家庭

作品

代表作

ハーツ・ニードル

1959年 詩集

娘との別離を題材にした自伝的・告白的な詩集。個人的な苦悩と父性喪失を率直に描写し、告白詩の起点としてしばしば言及される。

親子関係別離自己告白罪悪感記憶

アフター・エクスペリエンス:詩と翻訳

1968年 詩・翻訳集

詩と翻訳を織り交ぜた作品集。オリジナル詩と翻訳の対話を試みる詩編を収める。

翻訳記憶形式実験

リーヴィング・ザ・モーテル

1968年 詩集

1960年代後半の詩作をまとめた作品。日常や回想を主題に含む。

日常回想

フューラー・バンカー:完全サイクル

1995年 長詩・劇詩

ヒトラーとその周囲の人物の最期の日々を独白で描く長篇詩のサイクル。1977年以降に断続的に発表され、1995年に完成した。

歴史権力の崩壊悪の探求
映像化・舞台化
  • [舞台] 『フューラー・バンカー』舞台版

Not for Specialists: 新旧詩選

2006年 詩選集

晩年に刊行された新作と代表作を収めた選集。自身の詩業の振り返りを含む。

回顧形式の多様性

全著作

  • 1959年: ハーツ・ニードル
  • 1968年: アフター・エクスペリエンス:詩と翻訳
  • 1968年: リーヴィング・ザ・モーテル
  • 1970年: Remains
  • 1977年: フューラー・バンカー(進行中の詩サイクル)
  • 1979年: If Birds Build with Your Hair
  • 1981年: These Trees Stand
  • 1982年: Heinrich Himmler
  • 1983年: The Boy Made of Meat
  • 1983年: Magda Goebbels
  • 1984年: D. D. Byrde Callying Jennie Wrenn
  • 1986年: The Kinder Capers
  • 1986年: A Locked House
  • 1987年: Selected Poems: 1957–1987
  • 1988年: W. D.'s Midnight Carnival
  • 1989年: The Death of Cock Robin
  • 1993年: Each in His Season
  • 1995年: フューラー・バンカー:完全サイクル
  • 1999年: After-images: Autobiographical Sketches(回想録的習作)
  • 2001年: De/Compositions: 101 Good Poems Gone Wrong
  • 2002年: To Sound Like Yourself: Essays on Poetry
  • 2006年: Not for Specialists: New and Selected Poems

翻案

  • 『フューラー・バンカー』の舞台化(1980年代に上演)

作家による翻訳

  • 伝統的ハンガリーの歌(Traditional Hungarian Songs)
  • 六人のトルバドゥールの歌(Six Troubadour Songs)
  • 六人のミンネジンガーの歌(Six Minnesinger Songs)
  • 五つのルーマニアのバラッド(Five Romanian Ballads)
  • Selected Translations(翻訳選集)

作風・主題

文体
自伝的で率直な告白詩的語り形式実験と古典的技法の併用歴史的人物の独白を用いる劇詩的手法
頻出モチーフ
別離と親子関係罪悪感と贖罪記憶と過去の再訪歴史と暴力の人間的側面

健康

  • 肺癌
    2008年後半 - 2009年1月(約4か月)
    2009年1月に同疾患により死去。執筆と活動能力に深刻な影響を与えた。

評価・遺産

『ハーツ・ニードル』でピューリッツァー賞を受賞し、告白詩の先駆者の一人として文学史で評価される一方で、自身はそのレッテルを好まなかった。長年にわたる教育者としての活動と多彩な詩作により、20世紀後半の英語詩に影響を残した。

大衆文化への影響

  • 『ハーツ・ニードル』は告白詩の起点として批評書や詩集解説で繰り返し言及される。

豆知識

  • 筆名にS. S. Gardonsを使用したことがある。
  • 友人には「De(ディー)」と呼ばれていたが、出版物にはイニシャルを使用した。
  • 『ハーツ・ニードル』は最初の妻との別離と娘との関係を題材にしている。
  • コーネル大学、ロチェスター大学、ウェイン州立大学、シラキュース大学、オールドドミニオン大学、デラウェア大学などで教鞭を執った。
  • 1994年に教職を退き執筆に専念した。
  • 1960年にピューリッツァー賞を受賞した。