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ウィル・ジェイムズ

ウィル・ジェイムズ

Will James

別名: Joseph Ernest Nephtali Dufault / William Roderick James
ペンネーム: ウィル・ジェイムズ作家・画家として用いた通称名

プロフィール

性別
男性
生誕
1892-06-06 (サン=ナザール=ダクトン(ケベック州)、カナダ)
死没
1942-09-03 (ハリウッド(ロサンゼルス)、カリフォルニア州、アメリカ合衆国) 50歳
国籍
カナダ, アメリカ合衆国
言語
フランス語, 英語
居住地歴
サン=ナザール=ダクトン(ケベック) - 生誕地 → ヴァル・マリー(サスカチュワン州) - 若年期 → リノ(ネバダ州) - 執筆・展覧活動 → サンフランシスコ(カリフォルニア州) - 美術学校在籍 → ワショー・バレー(ネバダ州) - 居住・執筆 → プライヤー・クリーク(モンタナ州)・ビリングス - 晩年の拠点

経歴

職業
小説家, 児童作家, 画家, イラストレーター
活動期間
1922年〜1942年
影響を受けた人物
チャールズ・ラッセル, メイナード・ディクソン, ハロルド・フォン・シュミット

学歴

カリフォルニア美術学校(夜間クラス)
期間: 1919(夜間クラス)
国: アメリカ合衆国
夜間クラスを受講しながら制作活動を行った
イェール大学
期間: 短期間在籍(途中退学)
国: アメリカ合衆国
学問には不向きとされ、長続きしなかった

受賞歴

ニューべリー賞
1927
対象作品: 『スモーキー』
主催: アメリカ図書館協会(Children's Services 部門)
結果: Winner
ネバダ作家殿堂(Nevada Writers Hall of Fame)
1991
主催: ネバダ大学リノ校関連
結果: Inducted
Hall of Great Westerners(国立カウボーイ・西部遺産博物館)
1992
主催: National Cowboy & Western Heritage Museum
結果: Inducted

受賞・候補エディション

作品

代表作

スモーキー(Smoky the Cowhorse)

1926年 西部小説(児童文学) 224ページ

マウス色の馬スモーキーの誕生から放牧・捕獲・ロデオでの生活、老境に至るまでの生涯を人間と馬の関係を通じて描く物語。動物視点と写実的な描写で人気を博した。

人と動物の絆成長と挫折野生性と馴致救済と回復
映像化・舞台化
  • [映画] Smoky(1933) (1933)
  • [映画] Smoky(1946) (1946)
翻訳
  • スモーキー(日本語訳あり)

孤独なカウボーイ(Lone Cowboy: My Life Story)

1930年 自伝・回想録 256ページ

作家自身の自伝的作品。カウボーイとしての経験や西部での生活を語り、ウィリアム・ロデリックとして築いた伝説的イメージを描く。

自伝性西部の生活アイデンティティ
映像化・舞台化
  • [映画] Lone Cowboy(1933) (1933)

アメリカン・カウボーイ(The American Cowboy)

1942年 歴史的ノンフィクション/随筆

晩年に書かれた作品。アメリカのカウボーイ文化の歴史と精神を論じ、最後の一行は「カウボーイは決して死なない」で締めくくられる。

西部文化伝統と継承

全著作

  • 『Cowboys North and South』 (1924)
  • 『The Drifting Cowboy』 (1925)
  • 『スモーキー(Smoky the Cowhorse)』 (1926)
  • 『Cow Country』 (1926)
  • 『Sand』 (1929)
  • 『Lone Cowboy』 (1930)
  • 『Flint Spears, Cowboy Rodeo Contestant』 (1938)
  • 『The American Cowboy』 (1942)

翻案

  • 映画『Smoky』(1933, 1946, 1966 等)
  • 映画『Lone Cowboy』(1933)
  • 映画『Sand』(1949)

作品の翻訳

  • 『スモーキー』(日本語訳あり)

作風・主題

文体
口語的で写実的な語り口簡潔で直接的な文体挿絵を取り入れた物語表現
頻出モチーフ
カウボーイ生活自然と荒野孤独と自立

健康

  • アルコール依存症
    晩年(1930年代末〜1942年)
    健康と創作活動に悪影響を与え、最終的な死因の一因となった

評価・遺産

ウィル・ジェイムズは西部のカウボーイ文化を写実的かつ物語性豊かに描いた作家・画家として評価される。『スモーキー』でニューべリー賞を受賞し、その作品群と画業はイエローストーン美術館などで保存されている。晩年の私生活や自伝的語りには脚色があり賛否があるが、西部表象への影響は大きい。

記念館・博物館

  • イエローストーン美術館(Will Jamesコレクション) モンタナ州ビリングス

関連学会

  • ネバダ作家殿堂(Nevada Writers Hall of Fame)

資料所蔵先

  • ネバダ大学リノ校 特別コレクション(Will James Papers)
  • イエローストーン美術館 所蔵資料

大衆文化への影響

  • ドキュメンタリー映画『Alias Will James』(1988)
  • イアン・タイソン作の歌「The Man They Called Will James」

引用

  • カウボーイは決して死なない。
    出典: 『The American Cowboy』 (1942) (1942年)

豆知識

  • 本名はジョセフ・アーネスト・ネフタリ・デュフォー(Joseph Ernest Nephtali Dufault)。
  • 自伝や公的発言で生い立ちなどを脚色・神話化したことで知られる。
  • 1914年にアメリカに渡り、牛泥棒で投獄された経験がある。
  • 生涯で23冊の書籍を執筆・挿絵を担当し、そのうち5作が映画化された。
  • 最大の公的コレクションはモンタナ州ビリングスのイエローストーン美術館に所蔵されている。