世界・海外・国外の文学賞

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ウォン・メイ

ウォン・メイ

Wong May

ペンネーム: メイ・ウォン出版・クレジットで用いられることがある別表記

プロフィール

性別
女性
生誕
1944-01-01 (重慶(中華人民共和国))
国籍
中国, シンガポール(かつて)
言語
英語, 中国語
居住地歴
重慶(生誕) → シンガポール(1950年移住・育成) → ダブリン、アイルランド(現在の居住地)

経歴

職業
詩人, 翻訳者, 画家, 文化ワーカー
活動期間
1965年〜
影響を受けた人物
モードル・ヒルダ(Hilda Morley), 唐代の詩人たち(古典中国詩), 母親の王美娟(Wang Mei-Chuang) - 中国古典詩の影響

学歴

シンガポール大学(現・シンガポール国立大学の前身)
英文学科
学位: Bachelor of Arts
期間: 1961–1965
卒業年: 1965
国: シンガポール
英文学の学士号取得
アイオワ大学(アイオワ・ライターズ・ワークショップ)
創作・詩(MFA)
学位: Master of Fine Arts
期間: 1966–1968
卒業年: 1968
国: アメリカ合衆国
アイオワ・ライターズ・ワークショップでMFA取得

受賞歴

ウィンダム=キャンベル文学賞(詩部門)
2022
対象作品: 『同じ光の中で:我々の世紀のための200首の唐詩』
主催: ウィンダム=キャンベル財団
結果: 受賞
Poetry Book Society Spring 2022 Translation Choice(選出)
2022
対象作品: 『同じ光の中で:我々の世紀のための200首の唐詩』
主催: Poetry Book Society(英国)
結果: 選出

受賞・候補エディション

作品

代表作

『悪い女の動物の本』

1969年 詩集

初期の詩集。鮮烈なイメージと言語実験を特徴とする作品群。

イメージ主義動物モチーフ女性性

『レポート』

1972年 詩集

1960年代後半から1970年代初頭の詩作を集めた冊子。実験的な断片詩を含む。

断片性都市と記憶

『ワンゼー詩』

1970年 詩作(ドイツ滞在中の詩)

DAADフェローシップ(ベルリン)滞在中に書かれた詩群。ドイツ語訳も存在する。

場所性歴史との対話
翻訳
  • ニコラウス・ボルンによるドイツ語訳『Wannsee Gedichte』

『迷信』

1978年 詩集

1970年代に発表された詩集。個人的な信念や象徴を扱う。

信念象徴

『ピカソの涙』

2014年 詩集(回顧的収録)

1978年から2013年までの作品を収めた第四詩集。絵画的なイメージと個人的記憶を併せ持つ。

記憶美術との対話

『同じ光の中で:我々の世紀のための200首の唐詩』

2022年 翻訳詩集 / 詩集

唐詩200首を現代の詩的声で翻訳した作品集。解説的な後書きも含む。

翻訳古典と現代の対話越境性

全著作

  • 『悪い女の動物の本』 (1969)
  • 『レポート』 (1972)
  • 『ワンゼー詩』 (1970頃)
  • 『迷信』 (1978)
  • 『ピカソの涙』 (2014)
  • 『同じ光の中で:我々の世紀のための200首の唐詩』 (2022)

作家による翻訳

  • 唐詩の英訳(『同じ光の中で』)

作品の翻訳

  • 『ワンゼー詩』のドイツ語訳(Nicolas Born訳)

作風・主題

文体
簡潔でイメージ重視の詩風断片的・実験的表現中国古典詩の感性を反映した叙述
頻出モチーフ
自然と動物記憶と喪失越境性・移動身体と感覚言語と翻訳

評価・遺産

ウォン・メイは中国生まれ、シンガポール育ちでアイルランドを拠点とする詩人・翻訳者であり、英語圏と中国古典詩の橋渡しを行った作家として評価される。2022年のウィンダム=キャンベル文学賞受賞など晩年の再評価もあり、翻訳とオリジナルの詩作双方で影響を残している。

関連学会

  • Poetry Book Society(選出)

引用

  • 「シンガポール市民権を放棄したことは、今でも私を痛ませる断絶だった」
    出典: The Straits Times(2022年記事) (2022年)

豆知識

  • 1944年に重慶で生まれ、1950年に母親とともにシンガポールへ移住した。
  • 1973年に物理学者マイケル・コーイと結婚し、ダブリンで暮らすようになった。
  • 自身を「詩人」よりも「文化ワーカー」と呼ぶことを好むと述べている。
  • 2022年に『同じ光の中で:我々の世紀のための200首の唐詩』でウィンダム=キャンベル文学賞を受賞した。