アガサ賞 あがさしょう
第35回(2022年)
受賞者
6名小さなチーズ店を営むウィラが、地元で起きた殺人事件と向き合いながら、店と家族の関係を立て直していくシリーズ第1作。チーズショップを舞台にした居心地のよい雰囲気の中で、容疑者探しと町の人間関係がほどよく交差する。
チーズショップの店主ウィラが、町に落ちた死体の謎を追う。
三 Pines の村に戻ってきた古い事件の記憶と、壁の中から見つかる手掛かりが、ガマシュたちを新たな危機へ導く長編。過去の傷と現在の暴力が重なり、シリーズらしい温度と緊張感の両方が際立つ。
埋もれていたものが再び姿を現すとき、村の静けさは崩れ始める。
エミリー・ディキンソンと家政婦ウィラが、アマーストで起きた不審な死の真相を追う歴史ミステリーの第1作。詩人の私生活を過度に神秘化せず、女性同士の連帯と秘密のある時代を丁寧に描いている。
ディキンソン家で始まる仕事は、友情と事件の両方へとつながっていく。
本の宣伝と読者との接点づくりを、実践的な視点と体験談でまとめたエッセイ集。執筆を続けるうえで何を試し、何を手放すかを、肩の力を抜いた語り口で共有している。
宣伝に悩む書き手へ、現場感のあるヒントを集めた一冊。
高校生たちの欲望と衝突を、二つの視点から描く短編。演劇をめぐる着想から生まれた物語で、若い登場人物たちの憧れが、思いがけない方向へ進んでいく。
二人の視点が交差するとき、願いは現実とぶつかる。
シャーロックの妹エノラが、家出した若い令嬢を探しながら、ロンドンの街で機知と行動力を発揮する冒険ミステリー。シリーズならではの軽快さに、女性が自分の道を選ぶ難しさが重なる。
エノラは、失踪した友人を救うため、ロンドンの裏通りを駆け抜ける。