キャロル・ボルト賞
きゃろる・ぼるとしょう
Playwrights Guild of Canada が主催する、PGC会員による新作戯曲の年間最優秀賞。
- Established
- 2002
- Organizer
- Playwrights Guild of Canada (PGC)
- Category
- Plays, Scripts, and Screenplays
- Selection Method
- 公募
- Target
- Open
- Frequency
- 1 per year
- Announcement Period
- around October
- Status
- Active
Description
Carol Bolt Award はカナダの年次賞で、Playwrights Guild of Canada(PGC)が主催する。PGC会員による舞台初演の戯曲を対象に、その年の最良と判断される作品に授与される。賞は劇作家 Carol Bolt を記念して名付けられている。受賞者リストは2002年以降継続しており、2021年・2022年はCOVID-19の影響で授賞が見送られた。発表はPGCの公式発表やプレスリリース、場合によってはTom Hendry AwardsなどPGC関連の年間表彰の機会に合わせて行われることがある。
Prize
- Main Prize
- 新作戯曲の表彰(賞金額は公式情報で明示されていない)
Selection
Selection Process
| Stage | Judges | Pass Rate | Announcement |
|---|---|---|---|
| 公募・応募受け付け | Playwrights Guild of Canadaの規定に基づく応募(PGC会員対象) | — | 応募締切後、PGCが選考を行い公式ウェブサイトやプレスリリースで発表 |
| 選考(最終) | PGCが選定した選考委員会 | — | 受賞作はPGCの発表および関連報道(例:Tom Hendry Awardsの発表)で公表される |
Criteria
- 作品が舞台初演(premiere)であること
- 応募者がPlaywrights Guild of Canadaの会員であること
- 劇的価値・脚本の完成度・舞台上演の可能性が高いこと
- オリジナリティと表現力
Application Tips
Dos
- 応募する前にPlaywrights Guild of Canadaの会員資格を確認する
- 対象が舞台初演(premiere)であることを明記する
- 上演歴や制作情報があれば提出資料に含め、舞台化の可能性を示す
- 脚本は標準的な劇作フォーマットで清書し読みやすくする
Don''ts
- 非会員として応募しない
- 舞台初演でない作品を応募しない(規定に反する場合がある)
- 提出期限を守らない
- 著作権を侵害する他者の作品を提出しない
From Judges
- 舞台で機能するダイアログと登場人物の動機が明確であることを重視する
- オリジナリティと舞台上での実現可能性の両方を示すこと
- 物語の構成とテンポを大切にし、読み手に場面の想像を促す
Related Awards
- Tom Hendry Awards
- Playwrights Guild of Canada の他の賞
- カナダの劇作賞(演劇関連賞)
Official Resources
https://playwrightsguild.ca/awards/carol-bolt-award-past-recipients/Past Winners
『Diggers』は、Donna-Michelle St. Bernardによる戯曲で、労働や土地、世代・共同体の関係性を通じて記憶やアイデンティティを探る作品として上演された。登場人物の葛藤や歴史的背景を掘り下げることで、社会的不公正や過去の負債に光を当て、問いを投げかける演劇的試みが特徴である。
カナダの劇作家・演出家・教育者。人種、共同体、社会正義を主題にした作品で知られ、声なき声を掬い上げる劇作を行う。2024年にCarol Bolt Awardを受賞した。
『Legislating Love: The Everett Klippert Story』は、実在の人物エヴェレット・クリッパートを題材にした戯曲。法制度と社会的偏見が個人の愛や尊厳に与える影響を描き、同性愛者の権利や司法の扱いを通してカナダ社会の変化を問いかける。家族やコミュニティの視点も織り込みつつ、歴史的出来事を現在へとつなぐ語りを行う作品である。
カナダの劇作家。歴史的事象や人権を題材にした戯曲を手掛け、社会的文脈に根ざした人物描写を通じて高い評価を得ている。2023年にCarol Bolt Awardを受賞した。
『This Is How We Got Here』は、歴史的暴力や植民地主義の影響、個人と共同体の再生を描く劇。断片的な語りと多声的構成で過去のトラウマを顕在化させ、記憶の継承と癒しの可能性を探る。
カナダの劇作家・演出家。共同体や歴史に根ざした物語を舞台化することで知られる。
『Mortified』は羞恥や過去の記憶、成長の痛みを主題にした作品。個人的な告白や恥ずかしい体験を通して自己認識の変容を描き、ユーモアと痛切さが交錯する演劇体験を提供する。
(詳細な経歴は不明)劇作家として活動し、本賞を受賞した作品で注目を集めた。
『Bears』は自然と人間の関係、家族の葛藤を描く現代劇。荒々しい自然描写と繊細な感情表現を通して、過去の選択や世代間の緊張が現在にどう影響するかを探り、ユーモアと哀愁を併せ持つ物語を展開する。
カナダの劇作家。土地や自然、家族関係を題材にした繊細な物語を手掛ける。
『The Virgin Trial』は歴史的背景を基に女性と権力、宗教や政治の交差を描く歴史劇。史実とフィクションを織り交ぜ、支配構造や女性の抵抗を現代的視点から問い直す力強い作品である。
女優出身の劇作家。歴史劇や女性の視点を扱う作品で知られ、演劇界で高い評価を受けている。
『Up the Garden Path』は、家族関係や移民経験、世代間の断絶をユーモアと哀感を交えて描く作品。身近な庭を舞台装置にして個人のアイデンティティと共同体の摩擦を掘り下げ、和解や再生の可能性を問う。
カナダで活動する劇作家。コミュニティや家族、移民経験を題材にした舞台作品で知られる。
『Concord Floral』は、郊外の平凡な景色の下で露呈する秘密と喪失を描く作品。象徴的なイメージと断片化された語りを通してトラウマや共同体の不安定さを表現し、詩的な比喩と感情の高まりで観客に問いを投げかける。
カナダの劇作家・作家・演出家。挑発的で実験的な舞台作品や文学作品を手がけ、国際的にも評価されている。
『Pig Girl』は、カナダでの先住民女性の失踪・殺害事件を題材にした衝撃的な舞台作品。被害者や遺族、捜査機関など複数の視点を通して社会の無関心や制度的な失敗を追及し、責任と記憶の問題を鋭く問いかける。
劇作家で映画監督。社会的主題を扱う重厚なドラマで知られ、舞台と映像の両分野で活動している。
『carried away on the crest of a wave』は、個人の喪失やアイデンティティの揺らぎを鮮やかに描く劇。非線形の構成や詩的な言語を用い、都市生活の表裏と記憶の断片を交互に提示することで再生の物語を浮き彫りにする。
多文化的な視点を持つカナダの劇作家・作家。言語表現とアイデンティティを主題にした作品で知られる。
『The Cave Painter』は、記憶と創作が交差する心理劇。過去の出来事や一枚の絵が登場人物の現在を揺さぶり、断片化した記憶と向き合うことで真実と和解を模索する。静謐な情緒と緊張感をはらんだ会話劇で、芸術の意味と家族の絆を深く問う作品。
カナダの劇作家。舞台作品や脚本を手がけ、人物の心理と地域社会を繊細に描くことで知られる。
インドの売春宿を舞台に、搾取に抗う女性たちの連帯と生存を描く。人身売買や貧困、移民の問題を鋭く描写し、社会的正義を問いかける。
インド系カナダ人の劇作家・脚本家。移民や女性の問題を扱う作品で国際的に評価されている。
身近な会話を通して人間関係の緊張や誤解を炙り出す会話劇。家庭や友情の中に潜む不安や秘密が徐々に明らかになる。
カナダの演出家。舞台演出を中心に活動している。
第一次世界大戦のヴィミーの戦いを題材に、戦場での友情や犠牲、戦争の代償を通じてカナダの歴史的記憶とアイデンティティを問う史劇。
カナダの劇作家。歴史や倫理を題材にした戯曲を多く手掛ける。
戦争の残酷さとその後の記憶・責任をテーマにした重厚なドラマ。個人と社会の間に生じる倫理的葛藤や癒しの困難さを深く描写する。
カナダの劇作家・映画監督。戦争や社会的トラウマを扱う重厚な作品で知られる。
詩情とロマンをたたえた青春劇。友情や恋愛、若者の反抗と自己探求が織り交ぜられ、文学的な雰囲気の中で登場人物たちの成長を描く。
カナダの劇作家。詩情豊かでロマンティックな作風の戯曲を手掛ける。
科学や合理性と人間の感情が交錯するドラマ。喪失や罪の意識、赦しと救済を巡る登場人物の内的葛藤を描き、理性と感情の対立を提示する。
カナダの数学者で劇作家。教育プログラム(JUMP Math)を創設するなど教育・演劇の両面で活動している。
別れと喪失を音楽的モチーフとともに描く作品。複数の別れのかたちを通して、記憶や再生、個人の内面を繊細に掘り下げるドラマ。
カナダの劇作家・演出家。舞台作品の制作や演出を行い、国内の演劇コミュニティで活動している。
「家」という概念を巡る旅の物語。登場人物の移動や記憶の断片を通じて、帰属意識や家族関係、居場所の意味を探るヒューマンドラマ。
カナダの劇作家。日常や帰属、家族をテーマにした作品を手掛ける。
映画制作を巡る舞台で、ユダヤ人のアイデンティティや文化表象を問いかける作品。芸術と民族的セルフイメージ、表現と誤解の問題を扱う。
小さなコミュニティを舞台に、信仰や家族関係、個人の葛藤を丁寧に描く人間ドラマ。登場人物の複雑な感情と宗教的価値観の対立を通じて、共同体と個の関係を問いかける。
カナダの劇作家。地域社会や信仰、アイデンティティを題材にした作品で知られる。