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コスタ・ブック賞 こすたぶっくしょう

第31回(2001年)

NovelFirst novelChildren's bookPoetryBiographyShort story

受賞者

5名
パトリック・ニート ぱとりっく・にーと 受賞
Twelve Bar Blues

『Twelve Bar Blues』はジャズを軸に据えた群像劇で、複数の時代と場所を横断しながら演奏家たちの栄光と挫折、音楽が個人と共同体にもたらす影響を描く。移民と文化交流、世代間の連鎖が織り込まれた情緒豊かな物語。

ジャズ音楽史移民と文化交流世代間
小説家/ジャーナリスト

ジャズや文化史を題材に作品を発表するイギリスの作家。社会と音楽の交差を描く作風が特徴。

シド・スミス しど・すみす 受賞
Something Like A House

『Something Like A House』は労働者階級の環境で育った若者の視点から、居場所の探求と喪失、家族関係の細やかな機微を描く作品。静かな筆致で記憶と場所の結びつきを丁寧に掘り下げる成長譚。

家族記憶階級成長
小説家

英国の作家。デビュー作で注目を集めた。

フィリップ・プルマン ふぃりっぷ・ぷるまん 優秀賞
The Amber Spyglass

『The Amber Spyglass』は『His Dark Materials(ライラの冒険)』の完結編。ライラとウィルが多元宇宙をまたぎ、〈Dust〉を巡る宗教的・哲学的対立と個人的犠牲、自由の選択を描く。冒険と寓意が重層的に交差する壮大なファンタジー作品。

児童文学ファンタジー宗教と権力成長哲学
作家

イギリスの児童文学作家。『His Dark Materials(ライラの冒険)』三部作で国際的に知られる。

セリマ・ヒル せりま・ひる 受賞
Bunny

詩集『Bunny』は、個人の不安や人間関係の歪み、精神の揺らぎをユーモアと皮肉を交えて綴る。私的体験と荒唐なイメージが行き交い、現代人の孤独や希望を鋭く照らし出す一連の詩篇である。

精神の不安ユーモア女性経験現代詩
詩人

イギリスの詩人。個人的体験を通した鋭い感性とユーモアが特徴的な詩作で知られる。

ダイアナ・スーハミ だいあな・すーはみ 受賞
Selkirk's Island

『Selkirk's Island』は18世紀の船乗りアレクサンダー・セルカークの漂流とその後の評価を辿る伝記で、実際の航海記録や文献を丹念に辿りつつ、ロビンソン・クルーソー伝説との関係や植民地時代の航海史を浮き彫りにする。

伝記航海史植民地史文化史
伝記作家

歴史的人物の伝記や文化史を手がけるイギリスの作家。史料に基づく再検討を行う作品が多い。