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PEN/Faulkner賞(フィクション部門) ぺん/ふぉーくなーしょう(ふぃくしょんぶもん)

第45回(2025年)

フィクション小説アメリカ文学賞

受賞者

5名
Small Rain

コロナ禍の病院でICUに入れられた語り手が、突然の病とアメリカの医療制度のゆがみに向き合う。

病の極限で、身体とケアと愛の輪郭が立ち上がる。

270ページ
医療制度脆弱さ
作家

アメリカの作家。親密さやセクシュアリティ、移住経験を繊細に描く作品で知られる。

James

『ハックルベリー・フィン』を逃亡奴隷ジムの視点から読み替え、奴隷制、識字、主体性を問い直す。

古典を、ジムの声がまったく新しい物語へと反転させる。

321ページ
奴隷制識字主体性歴史の再解釈
作家
Danzy Senna 候補
Colored Television

複数人種の小説家が文学の仕事を離れてテレビ脚本へ向かい、出版業界と人種意識を辛辣に風刺する。

書くことと稼ぐことのあいだで、自己像がずれていく。

305ページ
メディアと芸術人種表象仕事と自己実現
作家
Pemi Aguda 候補
Ghostroots

母性、怪異、アイデンティティをめぐる短編が、家庭の深部から不穏な気配を立ち上がらせる。

日常の底から、幽霊のような記憶が芽を出す。

167ページ
母性怪異アイデンティティ
作家
Behind You Is the Sea

ボルティモアに暮らす三つのパレスチナ系移民家族をめぐる長編で、世代間の断絶、階級、帰属の問題を描く。

家族の裂け目のなかに、共同体のかたちが見えてくる。

212ページ
移民世代間の葛藤人種と階級
作家