プレミオ・アズトラン文学賞
ぷれみお あずとらん ぶんがくしょう
新進のチカーナ/チカーノ作家を対象としたアメリカの文学賞。1993年創設。
- 創設年
- 1993
- 主催
- National Hispanic Cultural Center(当初はUniversity of New Mexicoがスポンサー、創設者:Rudolfo and Patricia Anaya)
- カテゴリー
- 一般文芸・大衆小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Premio Aztlán Literary Prize は新進のチカーナおよびチカーノ(Chicana/Chicano)作家を対象としたアメリカの文学賞で、1993年にRudolfo と Patricia Anaya により創設された。 当初はUniversity of New Mexicoがスポンサーであったが、2008年にNational Hispanic Cultural Centerに移管された。対象は前年にプロの出版社から刊行された短編小説集または長編小説(児童書・ヤングアダルト作品は対象外)。著者は存命で、出版歴が2冊以下であることが条件とされる。受賞者には賞金1,000ドルが贈られ、同年のNational Latino Writers Conferenceで講演を行う機会が与えられる。
賞品
- 主賞品
- 受賞者には賞金1,000ドルが授与され、同年のNational Latino Writers Conferenceで講演を行う。
- 賞金
- 1,000 USD
- 受賞者講演(National Latino Writers Conference)
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 資格審査(応募要件の確認) | 主催者による事務的確認(出版社刊行の有無、出版年、著者の出版歴等) | — | — |
| 一次選考(候補作の読書・絞り込み) | 年ごとに選出される選考委員 | — | — |
| 最終選考・発表 | 選考委員(最終決定) | — | 受賞者はNational Latino Writers Conferenceで発表され、講演の機会が与えられる |
選考基準
- 応募者はChicanaまたはChicanoの新進作家であること(emerging authors)
- 対象は短編小説集または長編小説(児童書・ヤングアダルト作品は除外)
- 作品は前年にプロの出版社から刊行されていること
- 著者は存命であること
- 著者の出版歴が2冊以下であること
応募のヒント
推奨
- 応募資格(Chicana/Chicanoであること、出版歴が2冊以下であること、作品が前年にプロの出版社から刊行されていること)を事前に確認する
- 作品が児童書・YAに該当しないか確認する
- 出版社やエージェントを通じて正式に提出する
- 提出前に校正・推敲を十分に行う
注意
- 児童書やヤングアダルト作品を応募しない
- 前年に刊行されていない作品を応募しない
- 出版歴が3冊以上ある著者で応募条件を満たさない状態で応募する
- 故人の作品(故人著者)を応募しない
審査員から
- 文化的背景や語り口の独自性、登場人物の深みを重視する傾向がある
- 短編集は個々の作品の質と併せて全体の統一感、構成力も評価される
- 提出前に編集・校正を徹底し、完成度の高い形で出すことが重要
関連の賞
- National Latino Writers Conference(発表・講演の場)
- National Hispanic Cultural Center の文学関連プログラム
過去の受賞者
テキサスや国境地域を舞台にした短篇集。メキシコ系アメリカ人の家庭や移民経験、世代間の緊張をユーモアと哀感を交えて描き、文化的アイデンティティを多面的に照らす。
チカーノの作家。短編や小説を通じて移民経験や家族の葛藤、文化的同化と抵抗を描く。
家や記憶を主題にした作品。世代や文化の継承、移民経験の複雑さを詩的・散文的に描き、居場所の意味を問い直す。
チカーナの詩人・作家。家族や文化、言語の二重性を主題にした作品で知られ、教育や文化活動にも携わる。
回想的短篇・メモワール的作品。国境地帯で育った少女期の断章を通じて、言語や伝統、貧困と希望、女性としての成長を描き、ボーダーランドの複雑な感覚を浮かび上がらせる。
チカーナの作家・学者。国境地帯での少女時代や家族の記憶を題材に、フェミニズムや文化継承を繊細に描く作品で知られる。
家族やコミュニティを描く小説。記憶と喪失、文化的葛藤を通じて登場人物の内面と社会的文脈が交錯するさまを丁寧に描写する。
ニューメキシコを拠点に活動する作家・劇作家。地域社会や家族、伝統と変化を織り込んだ物語で知られる。
短篇集。国境や移民、チカーナとしてのアイデンティティ、女性やセクシュアリティの経験を通して生存(サバイバル)の意味を問い、個人と共同体の記憶や痛みを鮮烈に描く。
メキシコ系アメリカ人の作家・学者。フェミニズムやチカーナ文化、LGBTQのテーマを扱う作品で知られ、国境地帯の経験を題材にした短篇や小説を執筆している。