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ページ112賞

ぺーじひゃくじゅうにしょう

2012年にフランスの編集者・文芸評論家Claire Debruによって創設された文学賞。審査員がまず書籍の112ページを読み、作品全体を読む価値があるかどうかを判断するという独自の選考方式を持つ。2018年をもって終了。

文学賞フランス文学書籍
創設年
2012
主催
Claire Debru(フランスの編集者・文芸評論家)
カテゴリー
文学総合・文芸総合
選考方式
選考
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
賞のステータス
活動中

説明

Prix de la page 112(ページ112賞)は2012年に編集者・文芸評論家のClaire Debruによって創設されたフランスの文学賞。賞の名称と目的はウディ・アレンの映画『Hannah and Her Sisters』に登場する“ページ112の詩”に触発されたもので、審査員は作品の冒頭や結末ではなく“ventre mou(ソフトベリー)”と呼ばれる112ページをまず読み、そのページの出来を基に作品全体を読むかどうかを判断するという独特の方式を採用している。これまでの受賞作には2012年のJean-Marc Parisis、2013年のThomas B. Reverdy、2015年のSylvain Tesson、2016年のPhilippe Dumez、2017年のDominique Rameau、2018年のJacques Jouetなどがある。

賞品

主賞品
公表された賞金額は確認できない。主に名誉とメディアでの注目を与える文学賞。

選考情報

選考プロセス

一次選考(112ページ審査)
審査員 審査員が各候補書籍の112ページをまず読み、そのページが作品を読むに値するかどうかを判断する。
発表 候補は内部で選定され、結果は公式サイトや報道で発表される。
最終選考
審査員 残った候補について審査委員が作品全体を通読し、討議の上で受賞作を決定する。
発表 公式サイトおよび書籍関連メディアで受賞者が公表される。

選考基準

  • 112ページの表現力・文体の完成度
  • 作品全体の文学的質と一貫性
  • 独創性とテーマの深さ

応募のヒント

推奨

  • 応募前に該当する112ページを入念に推敲・ブラッシュアップする(文体と完成度を高める)。
  • 出版情報(版・ISBN・ページ数など)を正確に添付する。
  • 応募要項や対象言語(主に仏語)があるかを事前に確認する。

注意

  • ページ番号を意図的に改変して不正なページを提出しない。
  • 序文や末尾だけを重視して提出しない(112ページの品質が評価の鍵)。
  • 誤字脱字を放置しない。

審査員から

  • 審査員はまず112ページを読む。そのページが作品全体を読む価値があるかどうかの重要なフィルターになる。
  • 112ページにおける自然さと文体の一貫性、完成度を重視する。
  • 最終判断は作品全体の文脈を踏まえて行うが、112ページの出来が大きく影響する。

関連の賞

  • Prix Goncourt
  • Prix Renaudot
  • Prix Femina
  • Prix Médicis

公式情報

https://www.prix-de-la-page-112.com/

過去の受賞者

La Dernière France

地域性や歴史、言語的な実験を織り交ぜた作品。断片的なエピソードや文体の工夫を通して近代フランスの風景や記憶を再構築し、実験的な文学手法が際立つ。

歴史実験文学フランス
作家、詩人

フランスの作家・詩人。Oulipo(ウリポ)のメンバーとして知られ、言葉遊びや形式実験を取り入れた創作を行っている。

Sanglier

『Sanglier(イノシシ)』というタイトルが示すように、野性や本能、人間と自然の接点を象徴的に描く作品。土地や記憶、郷愁と荒々しさが交錯する物語性が想定される。

自然本能郷愁
作家

フランスの作家。詳細な経歴情報は限られるが、受賞作で自然や原初的な主題に取り組んでいると見られる。

Basse Fidélité

親密さや関係性の揺らぎを主題にした作品と推定される。愛情や裏切り、記憶の曖昧さを通じて登場人物の心理や現代的な信頼の脆さを描く傾向がある。

人間関係愛情記憶
作家

フランスの作家。作品の多様性や作風の詳細は限定的な情報しか公開されていない。

Berezina

旅と歴史が交差する作品。風景描写と歴史的考察を通じて記憶と場所の関係を探り、作者の旅の経験を内省的に綴るノンフィクション風の書き方が印象的である。

歴史自然
作家、旅行作家

フランスの作家・旅行作家。旅や自然を題材にした作品で知られ、現地の風景や歴史を織り交ぜた筆致が特徴。

該当なし
Les Evaporés

消失や喪失をめぐる物語。都市や社会の周縁に生きる人々の孤立や記憶の断片を通じて、現代社会における人間関係の脆さと喪失感を浮き彫りにする文学的な小説。

喪失都市孤独
小説家

フランスの小説家。現代社会や個人の疎外感を題材にした作品で知られる。観察に基づく冷静な筆致が特徴。

La Recherche de la couleur

色彩を手がかりに記憶や感情を探る散文的な作品。日常の断片や回想を織り交ぜながら、色が個人の心象風景やアイデンティティに与える影響を詩的に考察する。

記憶色彩内省
作家

フランスの作家。小説やエッセイ、批評を手がける。文筆活動を通じて現代社会や個人的記憶を繊細に描写する傾向がある。