シャーリー・ジャクソン賞 しゃーりー・じゃくそんしょう
第13回(2019年)
受賞者
7名現代ホラーとダークファンタジーの新しい声を集めたアンソロジー。公募と選考を通じて選ばれた多様な書き手が、呪い、民間伝承、悪夢、奇妙な未来をそれぞれの語り口で描く。
影の本は、既成の顔ぶれではなく新しい恐怖の声で編まれている。
ホラー・ダークファンタジーを中心に活躍する作家で、アンソロジー編集・小説執筆いずれでも知られる。
現代ホラーとダークファンタジーの新しい声を集めたアンソロジー。公募と選考を通じて選ばれた多様な書き手が、呪い、民間伝承、悪夢、奇妙な未来をそれぞれの語り口で描く。
影の本は、既成の顔ぶれではなく新しい恐怖の声で編まれている。
ホラー小説やアンソロジー編集で知られる作家。ジャンル寄りのフィクション作品を多数発表。
腹部が結び目のようにねじれた女性キャシーの生涯を、日常とシュールなイメージを交互に重ねて描く長編。肉の農場、都市の職場、恋愛や病を通じて、女性の身体が社会にどう見られ、傷つけられるかを寓話的に問う。
身体の結び目は、世界が女性に結びつける痛みそのものになる。
独特の言語感覚と寓話性を持つ作品で知られる作家。身体や奇病を巡る暗い物語を執筆する。
短編「Luminous Body」は、身体と光のイメージを通して、変容と不安を凝縮した怪奇作品。単独の一般流通単行本は確認できず、賞公式ではノヴェレット部門の受賞作として記録されている。
身体が光を帯びるとき、変容は美しさと恐怖を同時にまとい始める。
短編を中心に活動する作家(情報は限定的)。象徴的なイメージによる作風を持つ。
少年ギデオンは父の失職により、家族の羊牧場オームシャドウへ移る。丘には眠る竜がいるという伝承があり、家族の確執と土地の神話が結びついて、成長譚は暗い秘密と暴力の物語へ変わっていく。
土地に眠る竜の伝承が、家族の沈黙と恨みを目覚めさせる。
短編作家。怪異や変容を主題にした作品で批評的評価を得ている。
「Kali_Na」は、AIの女神が誕生した瞬間からオンラインの憎悪にさらされるという発想の短編。神話的なイメージとデジタル暴力を重ね、現代のネットワーク社会における信仰、攻撃、欲望を描く。
女神が生まれる場所は神殿ではなく、憎悪の流れるネットワークだった。
サイエンスファンタジーや神話的要素を取り入れた短編で知られる作家。文学的SF寄りの作品を多く発表。
ブライアン・エヴンソンの短編集で、顔のない新生児、沈黙に取り憑かれた映画作家、不可能な訪問をするセラピストなど、現実認識が崩れる物語を収める。不信、妄想、自己欺瞞が恐怖の核になる。
世界がほどける音は、誰もが正気だと思う場所から聞こえてくる。
実存的で暗い作品群を持つ短編作家。冷徹な筆致で恐怖と不条理を描き、批評的評価が高い。