プレミオ・ヴィアレッジョ=レパーチ(ヴィアレッジョ賞) ぷれみお・ゔぃあれっじょ=れぱーち
第10回(1939年)
文学賞小説詩評論デビュー作/新人賞国際賞(国際部門)特別賞
受賞者
3名
Lucrezia Borgia, la sua vita e i suoi tempi
史料をたどりながら、ルクレツィア・ボルジアをルネサンス期の政治と家族の力学のなかに置き直す歴史伝記。伝説的な悪女像をなぞるのではなく、時代に翻弄されながらも強い磁力を放つ一人の女性として描く。
悪名ではなく、時代のなかで生きた輪郭を読む。
644ページ
ルネサンス歴史伝記ボルジア家女性史
Clara fra i lupi
若い女性クララが、周囲の圧力や閉塞した人間関係のなかで自分の居場所を探すイタリア小説。心理の揺れと社会的な窮屈さを、鋭い視線でたどっていく。
静かな不安が、次第に逃げ場のなさへ変わっていく。
309ページ
心理小説女性像閉塞感社会的圧力
Orio Vergani
受賞
Basso profondo ed altre fantasie
ジャーナリストで作家のオリオ・ヴェルガーニが、都市の気配や音楽的なモチーフ、日常の可笑しみを軽妙な筆致で束ねた幻想小品集。題名どおり、低く響く声のようなユーモアと観察が残る。
軽さの中に、新聞記者らしい観察の鋭さがある。
208ページ
随筆ユーモア都市風景ジャーナリズム