作品情報
晩年に発表された短編集で、自伝的な色彩を帯びた短編群を収める。日常の些細な出来事や回想を通じて人生の節目や記憶、家族関係の複雑さを繊細に描写し、短編という形式の可能性を極めた作家の代表的な作品群。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2013-12-10
- ページ数
- 391ページ
- 言語
- 日本語, 英語
- サイズ
- 13.2 x 2.5 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784105901066
- ISBN-10
- 4105901060
- 価格
- 3260 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
二〇一三年ノーベル文学賞受賞! フィナーレを飾る最新にして最後の短篇集。チェーホフ以来もっとも優れた短篇小説家が、透徹した眼差しとまばゆいほどの名人技で描きだす、平凡な人びとの途方もない人生、その深淵。引退を表明しているマンロー自身が〈フィナーレ〉と銘打ち、実人生を語る作品と位置づける「目」「夜」「声」「ディア・ライフ」の四篇を含む全十四篇。まさに名人の手になる最新短篇集。
レビュー
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マンローあるいは訳者も含めて
マンロー作品は『イラクサ』、『小説のように』に続き三冊目です。英語がわからないので原書に触れることは永久にないのですが、大変ハマっています。他のレビューにも散見されるように読み辛さに始めは困惑しましたが、難しく考えないで素直に物語を受け入れていくと、時空を超えたようなセンテンスの連なりに中毒性を覚え、なかなか抜け出せなくなります。他の作家の小説が退屈になり、またマンロー小説が読みたくなります。原書が読めないので訳者も含めてのファンということになるかもしれません。
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良訳ながら誤訳あり
論文執筆の際、引用部分に訳例をつけるためにマーケットプレイスで購入しました。 訳文への批判的レビューが多いようですが、原書の瑞々しい雰囲気をよく伝えていると思います。 ただ、この訳者は、原文を正確に読み取るということに欠けていて、筋を見誤ることがない程度の誤訳が散見されます。 また、これは解釈の相違ということでしょうが、「砂利」において、訳者は無名の語り手を「僕=弟」としています。これは、成人し、教師となった語り手が、女性パートナーと同居していることが根拠だと思われます。 私は語り手を「妹」と解釈しています。姉の葬式の日、後に継母となる優しい女性が語り手をdollhouseなどで慰めるからです。同居相手は、同性パートナーだと解釈しています。
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読むことに、難渋。
未だほとんど読んでいません。感想の書ける段階ではないので…。
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訳のせいなのか
日本語訳が難ありというレビューを知った上での購入です。 まとまって本を読む時間が出来たので、多少難渋でも読むつもりでしたが、全く物語に入っていけません。 原文もこういった感じなのでしょうか? また読む気持ちになるまで、本棚に放置になるでしょう。
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怜悧で透徹した視線--飛躍しないふりをして飛躍している魅力ある短編たち
新潮クレスト・ブックスは温かみがあり、その分ちょっと「緩い」作品が多いような印象で、完全に好みの作品は少なかったのですが。アリス・マンロー初体験となるこの作品集は、静かな世界ながら非常に怜悧で透徹されたイメージでまさに好みの短編集でした。 作品集の順番通りに読まず(いつもはそうするのに)、栞紐の挟まっていた真ん中ページの「コリー」から読み始めたのですが、ことの作品が特に顕著だったということも全体の印象付けに影響しています。全体を読んだ後でも、この短編のほろ苦い静けさの中の葛藤はかなり上位の作品と感じました。 他方で巻末の「自伝的」という作品群は、少し「緩さ」のにおいがあり、個人的にはあまり好きにはなれなかったのですが、マンローの文章構成力--飛躍がないようでいて、実はちょっとずつ地面から足を離してすました顔をしているような、いい意味でのとっつき悪く味わい深い文章はこれらの作品にも生かされています。 噛めば噛むほど味が出るというのも古すぎる常套句ですが、この常套句が似合う作品集でありました。
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マンローの世界
アンリマンローさんの世界にはまり切っています。その独特な作風に満足です。
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文庫化を待って買い直します
作品の内容では無く、本の文字組みがよろしくないと感じる。新潮クレスト・ブックを初めて購入したが、とにかく読みにくい。帯の見返しで本のクオリティーを謳っているが、読みやすく、内容に集中できるという点を見逃している。 文字に固有のプロポーションとサイズのバランスを考慮して欲しい。自炊してiPadで読みたくなるが、文庫化を待ちます。
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短編の名手
2013年ノーベル文学賞を受賞されています 著者を読むのは「イラクサ」以来 日本人がここまで赤裸々に人間を描いたら引かれてしまうかもしれませんねぇ 短編集ですがずっしり重い長編を読んだ後のような感じがします
関連する文学賞
- ノーベル文学賞 第106回(2013年) ・受賞