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誓願

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誓願

Rachael Lippincott

『侍女の物語』の続編として、体制にひびが入り始めたギレアドで三人の女性がそれぞれの立場から抵抗を形にしていく。

ディストピア抵抗女性権力

作品情報

『侍女の物語』の続編として、体制にひびが入り始めたギレアドで三人の女性がそれぞれの立場から抵抗を形にしていく。

『侍女の物語』の続編として、体制にひびが入り始めたギレアドで三人の女性がそれぞれの立場から抵抗を形にしていく。

書籍情報

出版社
早川書房
発売日
2020-10-01
ページ数
600ページ
言語
日本語
サイズ
13.9 x 4.2 x 19.4 cm
ISBN-13
9784152099709
ISBN-10
4152099704
価格
3190 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/英米文学

『侍女の物語』続篇 ブッカー賞受賞作 〈侍女〉オブフレッドの物語から15年後。 〈侍女〉の指導にあたっていた小母リディアは、司令官たちを掌握し、ギレアデ共和国を操る権力を持つまでになっていた。 司令官の娘として大切に育てられるアグネスは、将来よき妻となるための教育にかすかな違和感を覚えている。 カナダで古着屋の娘として自由を謳歌していたデイジーは、両親が何者かに爆殺されたことをきっかけに、 思いもよらなかった事実を事実を突きつけられ、危険な任務にその身を投じていく。 まったく異なる人生を歩んできた3人が出会うとき、ギレアデの命運が大きく動きはじめる。 静かに、強靭に、闘いをやめない女たちの物語。

マーガレット・アトウッド Margaret Atwood 50以上の小説、詩、批評を発表しているカナダの代表的作家。 『【昏/くら】き目の暗殺者』、『オリクスとクレイク』(以上早川書房刊)『キャッツ・アイ』、『またの名をグレイス』等の著作がある。 1985年に発表した『侍女の物語』(早川書房刊)はドナルド・トランプ大統領の誕生をきっかけに再びベストセラー入りし、 〈侍女〉は女性への抑圧に対抗するシンボルとなった。同作は2017年にドラマ化し、エミー賞を8部門で受賞した。 ブッカー賞、アーサー・C・クラーク賞、フランツ・カフカ賞など数々の賞を受賞している。2018年にはその文学活動によってコンパニオンズ・オブ・オナー勲章を受けている。 また、イラストレーター、劇作家、脚本家、操り人形師としても活躍。カナダ・トロント在住。 翻訳・鴻巣友季子 英米文学翻訳家・文芸評論家 訳書 『恥辱』『遅い男』『イエスの幼子時代』『イエスの学校時代』J・M・クッツェー(以上早川書房刊), 『嵐が丘』エミリー・ブロンテ,『風と共に去りぬ』マーガレット・ミッチェル, 『昏き目の暗殺者』(早川書房刊)『獄中シェイクスピア劇団』『ペネロピアド』マーガレット・アトウッド他多数 著書 『謎とき『風と共に去りぬ』』他多数

レビュー

  • 侍女の物語

    侍女の物語のアフターストーリー。

  • きれいでした

    きれいな本でした

  • リディア小母の行動にすっきりします。

    「侍女の物語」よりも読みやすかったです。三人の女性の視点から書かれていて展開もドラマチックになっていてすごく面白かったです。「侍女の物語」を読み終えるとすぐに、この続編を読みたくなりました。リディア小母がしたたかで、好きになりました。賢く行動することの大切さを感じました。

  • 面白く読めました。

    とても面白く読めました。

  • 今こそ読みたい本

    出版されてすぐ『侍女の物語』を読みました。歳月を経て『誓願』の出版を知り、もう一度『侍女の物語』を読み直してから『誓願』にとりかかりました。ある者たちのユートピアは別の者たちのディストピア。『誓願』はユートピア実現の暴走がもたらした恐ろしい世界を内から、外からなんとか変えようと言葉につくせぬ努力し続ける人々の、冒険物語ではないでしょうか。

  • 希望が生まれる

    ドラマから入りましたが、前作、侍女の物語より、構成も読みやすく希望が見えて面白かった。 前作は、結構きちんと読むのに労力を要したが、こちらの方がすっと頭に入った。 この手のフィクションで面白い本がなかなかないなーと思える昨今、久々に長編ながら引き込まれた一冊。

  • 独裁国家の厳めしい女性最高幹部が国家の転覆を企てているとは!

    『誓願』(マーガレット・アトウッド著、鴻巣友季子訳、ハヤカワepi文庫)は、魅力溢れる傑作です。 アメリカ合衆国に軍事クーデターで成立した神権独裁国家、ギレアデ共和国では極端な男尊女卑が徹底され、女性は4つの階級――1番目は、女性隔離社会の指導・教育者であり幹部階級である「小母」、2番目は、支配階級「司令官」または「平民男性」の「妻」、および「妻」候補、3番目は、子供を産む見込みがなく手仕事に秀でている女中役の「マーサ」、4番目は、「ふしだら」と目され、かつ出産の見込みがある「侍女」の烙印を押された女性――に分類されます。 正篇の『侍女の物語』は、一人の侍女オヴフレッドの視点で語られています。その15年後が描かれる続篇の『誓願』では、3人の語り手――ギレアデの女性社会の最高指導者であるリディア小母、地位の高い司令官の娘アグネス、隣国カナダのトロントで古着屋の夫婦のもとに育ったデイジー ――によって交互に物語られていきます。 ネタバレになりかねないが、『侍女の物語』を読んでから『誓願』を読んだ読者は、腰を抜かすことでしょう。なぜなら、『侍女の物語』では侍女たちを痛めつける恐ろしい教育係として異彩を放っていたリディア小母が、『誓願』では、何と、腐敗した独裁国家を転覆させようと密かに企てているからです。 リディア小母の企みにアグネスとデイジーが協力する過程は、ハラハラドキドキの連続で、まるで冒険物語の乗りです。彼女たちの願いは実現するのでしょうか。 女性蔑視(ミソジニー)、独裁と腐敗、組織における微妙な人間関係――を考えさせながら、私たちをこれほどハラハラドキドキさせるとは! マーガレット・アトウッドという作家の力量には脱帽あるのみです。

  • 夜明け

    なんとまぁ! 34年も経って、ある物語の続きを書こうとか、なんてこった。 私自身、年齢を重ねるごとに、読書の傾向が変わっています。 少年少女文学集の探偵シリーズやドラえもんのような空想世界から始まり、多感な(笑)10代20代前半は幻想文学やら純文学を拗らせ、疾風怒濤の20後半、30代はSF、ファンタジー、歴史に現実逃避し、今40代の入り口に立って、現実の世の中には悲しいことも辛いことも山ほどあるので、ハッピーエンドの話が読みたいと思います。 文筆業ならなおのこと。 これまでのアトウッド女史の34年の人生が、作品に強い影響を与えていると思わずにはいられません。 『侍女の物語』は、不条理で、抑圧と諦めの中に一筋の希望というか、怒りと熱情が入り混じった物語でしたが、続編の『誓願』は、崩壊の足音の先に見える自己犠牲と、信念と、人は何のために生き死すべきかという希望の物語だと思いました。 前作は閉じた物語で、後作は開かれた物語だ。という感想を書かれていたレビュアーさんがおられますが全くその通りと納得しました。 意地悪を言えば、前作のほうが、よりセンセーショナルで実験的で力強く、後作はご都合主義でハッピーエンドで説教臭いかもしれませんが… でも私は『誓願』が読めてよかったです。 希望の見えない時代だからこそ、希望をもって歩みたいから。

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