町にきたヘラジカ (児童書)
厳冬の北ミネソタで、町に迷い込んだヘラジカをめぐって少年たちと大人たちが右往左往する、実話に着想を得たユーモラスな物語。
作品情報
町にやってきたヘラジカが、少年たちの冬を特別なものにする。
北国の町に現れた一頭のヘラジカをめぐり、少年たちの機転と町の反応が軽やかに描かれる。動物ものの楽しさと、地域の空気感が同時に立ち上がる一冊。
レビュー要約
-
素朴で愛嬌のある話として受け止められている。少し古風な書きぶりを感じる読者もいるが、町ぐるみの騒動と動物へのまなざしが印象に残る作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 徳間書店
- 発売日
- 2021-01-16
- ページ数
- 120ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 15.5 x 1.3 x 21.7 cm
- ISBN-13
- 9784198652364
- ISBN-10
- 4198652368
- 価格
- 1980 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物/童話・文学
復刊の希望が高かった 幻の名作! 「ナルニア国物語」の瀬田貞二が訳した ほのぼのと楽しい物語。 ある冬の日、なかよしの男の子、 ワイノとイバールが、スキーをはいて出かけ、 帰ってきてみると、 イバールの父さんの馬小屋から、 みょうな鳴き声がしました。 勇気を出して、馬小屋をのぞいてみると、 それは、おなかをすかせた、 かわいそうなヘラジカでした! アメリカの北の町を舞台に、 町にやってきたヘラジカをめぐって 子どもたちと心優しい大人たちがおりなす、 ほのぼのと楽しい物語。 訳は「ナルニア国物語」「指輪物語」で知られ、 いまもファンの多い、瀬田貞二。 絵は「シナの五にんきょうだい」 「あひるのピンのぼうけん」のクルト・ヴィーゼ。 1970年代に一度出版され、復刊の希望が高かった、幻の1冊。 アメリカ・ミネソタ州で20世紀初めにほんとうにあった出来事をもとに描かれた、心温まる物語。
フィル・ストング:1899年アメリカ合衆国アイオワ州生まれ。1919年、大学卒業後、この物語の舞台となったミネソタ州の小さな町に移り、体育の先生になった。その後、記者・編集者・作家として活躍。著書は40冊を越え、『State Fair(未訳)』は映画化・ミュージカル化された。1957年没。 クルト・ヴィーゼ:1887年、ドイツ生まれ。幼いころから絵かきになりたかったが、貿易の仕事につき、1909年から6年間中国で暮らす。第一次世界大戦中に捕虜となり、5年間戦争捕虜として過ごすあいだに、真剣に絵を描きはじめる。第一次大戦後、ブラジルで教科書や子どもの本にさし絵をかく仕事を始め、その後アメリカ合衆国に移り、市民権を得た。1974年没。 日本で紹介されている絵本に『シナの五にんきょうだい』『あひるのピンのぼうけん』(共に瑞雲舎)、挿絵を描いた作品に『パイパーさんのバス』(徳間書店)などがある。 瀬田貞二:1916年東京生まれ。東京大学国文科卒業。「児童百科事典」(平凡社)の企画編集に携わり、絵本・児童文学の評論、翻訳、創作で活躍した。創作に『きょうはなんのひ?』『お父さんのラッパばなし』(ともに福音館書店)、翻訳に『三びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)、『ホビットの冒険』「ナルニア国ものがたり」シリーズ(ともに岩波書店)など多数。1979年逝去。