ビクトリア女王伝
リットン・ストレイチーの『Queen Victoria』は、ヴィクトリア女王の生涯を私生活と政治的役割の両面から凝縮して描く伝記である。王権の威光をそのままたたえるのではなく、感情の揺れや時代との緊張を含む人物像として女王を立ち上がらせる。
伝記ヴィクトリア朝イギリス王室女性君主文学的伝記
作品情報
女王を神話ではなく、具体的な一人の人間として読むための鋭い伝記。
1921年初版の古典として知られる本書は、のちの王室伝記や文学的伝記の書き方に大きな影響を与えた。簡潔な構成と皮肉を含んだ観察で、ヴィクトリア朝の象徴だった女王を、家庭的な場面と国家史の両方にまたがる存在として描き出す。
書籍情報
- 出版社
- Independently published
- 発売日
- 2022-11-28
- ページ数
- 280ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 18.21 x 1.68 x 25.68 cm
- ISBN-13
- 9798365675728
- 価格
- 2750 JPY
英国の伝記作家リットン・ストレイチー(Lytton Strachey, 1880-1932)が1921年に書いた「Queen Victoria」の全訳である。翻訳書名は史伝の先達・鶴見祐輔さんに倣って「ビクトリア女王伝」とした。 1837年6月、18歳の乙女がイギリス女王になる。Queen Victoria( 24 May 1819 – 22 January 1901) である。史伝としては、英国の立憲君主制の形成の側面やパックスブリタニカを作りあげて行くビクトリア期の首相たちの人間描写も興味深い。メルボーン、ジョン・ラッセル、ピール、パーマストン、ディズレーリ、グラッドストン・・・ 子女たちによって各国の王室と婚姻関係を結び、ビクトリアは「ヨーロッパ王室の祖母」となる。エリザベス2世は玄孫である。「大英帝国の母」と人々に慕われ、1897年、在位60年のダイヤモンド・ジュビリーの日を迎えた・・・・