世界・海外・国外の文学賞

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ワッス・アルベルト

ワッス・アルベルト

Wass Albert

プロフィール

性別
男性
生誕
1908-01-08 (ヴァラシュート(当時:オーストリア=ハンガリー、現ルーマニア・ラースクルチ))
死没
1998-02-17 (アスター・パーク(フロリダ州)、アメリカ合衆国) 90歳
国籍
ハンガリー
言語
ハンガリー語
居住地歴
トランシルヴァニア(クラヨーヴァ/クルジュ周辺) → ドイツ(ハンブルクなど) → アメリカ合衆国(フロリダ州アスター・パーク)

経歴

職業
詩人, 作家, 林学技師, 貴族
活動期間
1927年〜1998年
所属
アメリカ・ハンガリー芸術ギルド(創設者), ダニュビアン・プレス(刊行活動), フロリダ大学(雇用先/関連)
所属団体
エルデリー文学協会(Transylvanian Literary Society), キシュファルディ協会(Kisfaludy Society), ハンガリー科学アカデミー(名誉会員等の記述あり)

学歴

クラヨーヴァ(クルージュナポカ)の改革派中等学校(Farkas utcai Reformed Secondary School)
中等教育
国: ルーマニア(当時オーストリア=ハンガリー/ローカル文脈)
学部名などの詳細不明
デブレツェン経済学院(林学部)
林学 / 林学
学位: Diploma
期間: 1920s–1930s(正確な在籍期間不明)
卒業年: 1932
国: ハンガリー
林学の資格を取得後、さらにドイツやパリで補修を受けた
ホーエンハイム(ドイツ)・ソルボンヌ(パリ)
園芸・林学関係
国: ドイツ、フランス
追加のディプロマを取得したとされるが詳細は不明

受賞歴

バウムガルテン賞
1934
主催: Baumgarten(組織名明記なし)
結果: 受賞
バウムガルテン賞
1940
主催: Baumgarten(組織名明記なし)
結果: 受賞
クレーベルスベルグ賞
1942
主催: Klebelsberg(組織名明記なし)
結果: 受賞
ハンガリー功労勲章(司令官十字)
1993
主催: ハンガリー共和国
結果: 受章
バリント・バラッシ記念剣賞
主催: Balint Balassi 記念団体
結果: 受賞(年不詳)
ハンガリー遺産賞
主催: 関連機関(明記なし)
結果: 受賞(年不詳)

受賞・候補エディション

作品

代表作

Farkasverem

1934年 小説

戦間期世代の苦闘と歴史的正義を描いた初期の代表作。社会現実の統一的提示と古語調の文体が特徴。

歴史世代間の葛藤正義

A funtineli boszorkány

1959年 小説(民話的要素)

民話や伝説の要素を取り入れた物語で、ハンガリー語圏で高い人気を得た作品。

伝承民俗自然
翻訳

Kard és kasza

1974年 家族叙事詩/サーガ

家族の運命と歴史を描く長編で、読者からの支持を集めた大作。

家族歴史民族

Adjátok vissza a hegyeimet!

1949年 小説/民族主義的傾向のある作品

故郷と失われた土地への愛情を描く作品。ハンガリー系の読者に広く読まれている。

故郷喪失民族
映像化・舞台化
  • [映画] Adjátok vissza a hegyeimet / Koltay Gábor (2007)
翻訳
  • 『私の山々を返してくれ』

全著作

  • Virágtemetés (1927)
  • Farkasverem (1934)
  • Csaba (1940)
  • Mire a fák megnőnek (1940)
  • Jönnek! (1940)
  • A kastély árnyékában (1943)
  • Vérben és viharban (1943)
  • Adjátok vissza a hegyeimet! (1949)
  • A funtineli boszorkány (1959)
  • Kard és kasza (1974)
  • 他多数(詩・寓話・短編等)

翻案

  • Adjátok vissza a hegyeimet の映画化(Koltay Gábor監督、2007)

作品の翻訳

  • 『私の山々を返してくれ』= Give Back My Mountains to Me!(英訳)
  • A funtineli boszorkány=The Witch of Funtinel(英訳)

作風・主題

文体
叙情的で古風な語り口自然描写の重視民族主義的・愛国的傾向が指摘されることがある
頻出モチーフ
山・自然トランシルヴァニアの風景郷愁と失地回復

健康

  • 肺疾患(配偶者にも肺疾患あり)
    1950年代以降(生涯を通じて慢性的な健康問題あり)
    家族の移住手続きに影響を与えたほか、生涯の終盤に健康問題が悪化し自殺に至ったと記録される。

評価・遺産

ワッス・アルベルトはトランシルヴァニア出身のハンガリー語作家として幅広な影響力を持つ一方、その第二次大戦期の行動を巡る有罪判決や反ユダヤ的とされる作品内容をめぐって論争・評価の分かれる人物である。ハンガリー系コミュニティやハンガリー国内での人気・支持は強く、記念像や学校課程への採用などで存在感を保っている。

関連学会

  • トランシルヴァニア文学協会
  • キシュファルディ協会
  • ハンガリー科学アカデミー(関連記述あり)

資料所蔵先

  • Wass家の家系アーカイブ(Cege)

大衆文化への影響

  • 多数の記念像(60以上)がハンガリーと一部ルーマニアのハンガリー系地域に建立されている
  • 作品の一部がハンガリーの国語教育課程に採用されている(2012年以降、2020年以降により目立つ採用)

引用

  • 私の人生でこれほどの名誉を受けたことはない!
    出典: 本人発言(Ceaușescu による公的な非難に関しての返答) (1988年)

豆知識

  • 1946年にルーマニアの人民法廷で欠席裁判により死刑判決を受けた。
  • 1951年に家族とともにアメリカへ移住。
  • フロリダ州で1998年に自殺したと記録されている。
  • ハンガリーや一部のルーマニア(ハンガリー系地域)に60以上の記念像がある。
  • 一部の寓話作品は反ユダヤ的だと批判されている。