世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

アリーア・マムドゥーク

アリーア・マムドゥーク

Alia Mamdouh

プロフィール

性別
女性
生誕
1944-01-01 (イラク・バグダード)
国籍
イラク
言語
アラビア語
居住地歴
バグダード(出生) → ベイルート(在住) → モロッコ(在住) → パリ(在住・亡命)

経歴

職業
小説家, 作家, ジャーナリスト, 編集者
活動期間
1971年〜
影響を受けた人物
アルベール・カミュ
ノミネート
国際アラビア文学賞(International Prize for Arabic Fiction)短縮候補(2020)

学歴

ムスタンシリーヤ大学
心理学部 / 心理学科
学位: 学士
卒業年: 1971
国: イラク
1971年に心理学の学位を取得。同時期に雑誌編集に従事。

受賞歴

ナギーブ・マフフーズ文学賞
2004
対象作品: 愛する者たち
主催: カイロ・アメリカン大学 (AUC)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Loved Ones

    『The Loved Ones』は家族の愛憎と個人の喪失を繊細に描く長編。政治的・社会的混乱の影響下で揺れる親密な関係を通し、記憶とトラウマ、世代間の断絶を浮かび上がらせる作品。

    家族記憶移民社会変動

作品

代表作

ナフタリン(ナフタリン:バグダードの小説)

1986年 フィクション(小説)

1940〜50年代のバグダードで育つ少女の物語を描いた回想的な小説。亡命後に書かれた代表作の一つで、記憶と家庭、社会の変容を扱う。

記憶故郷女性の経験移民・亡命
翻訳
  • 英訳(ピーター・セロー)

Prelude to Laughter(微笑への序曲/短編集)

1971年 短編小説

初期の短編作品集。社会や個人の細やかな観察を通してユーモアと皮肉を交えた短編を収める。

社会観察ユーモア人間関係

愛する者たち

2003年 フィクション(小説)

家族や愛情、記憶をめぐる物語。英訳され国際的に評価された作品で、2004年にナギーブ・マフフーズ文学賞を受賞した。

家族記憶
翻訳
  • 英訳(マリリン・ブース)

戦車(The Tank)

2020年 フィクション(小説)

近年の作品で、政治と個人の関わり、戦争の記憶や社会の傷痕を描くとされる。2020年に国際アラビア文学賞の候補作に短縮された。

戦争記憶政治

アル=ワラ(情熱)

1993年 フィクション

情熱や人間関係を主題にした中期の長編作品。

情熱人間関係

アル=グラマ(乙女)

2000年 フィクション

女性の成長や社会的位置づけを描く作品。

女性成長

アル=マフブーバート

2005年 フィクション

2000年代の代表作の一つ。詳細情報は限定的。

家族記憶

全著作

  • ftitahiya lil Dahik(Prelude to Laughter) (1971)
  • Hawamish ilal Sayyida Ba (Notes to Mrs. B) (1973)
  • Overture for Laughter(短編集) (1973)
  • Layla wa Al-Dhib (Laila and the Wolf) (1981)
  • Habbat Al-Naftalin (Naphtalene / Mothballs) (1986)
  • Al-Wala (Passion) (1993)
  • Al-Ghulama (The Maiden) (2000)
  • The Loved Ones (2003)
  • Al-Mahbubat (2005)
  • The Tank (2020)

作品の翻訳

  • ナフタリン(英訳:ピーター・セロー)
  • 愛する者たち(英訳:マリリン・ブース)

作風・主題

文体
詩的で細密な描写回想的で叙情的な文体社会と個人の内面を織り交ぜる語り
頻出モチーフ
故郷と記憶女性の経験失われた時間亡命と帰属意識

評価・遺産

イラク出身の重要な現代作家の一人として評価される。代表作『ナフタリン』は広く翻訳・評価され、亡命後もイラクを主題に書き続けたことで国民的記憶と個人的回想を結びつける作家として知られる。

引用

  • 「私は毎日自分の国の状況を見つめ、各小説でその美点や喜び、残虐さや苦悩を描いている……私は国を去ったのではない、だから国は私を去らなかった。」
    出典: 国際アラビア文学賞 インタビュー(抜粋) (2020年)

豆知識

  • バグダード生まれで、長年亡命生活を送っている(ベイルート、モロッコ、パリ)。
  • 初の小説的長編『ナフタリン』はバグダードでの少女時代を描いている。
  • 2004年にナギーブ・マフフーズ文学賞を受賞した。
  • 2020年の小説『The Tank』は国際アラビア文学賞の短縮候補となった。