世界・海外・国外の文学賞

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アリス・フルトン

アリス・フルトン

Arisu Furuton

プロフィール

性別
女性
生誕
1952 (ニューヨーク州トロイ)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
トロイ(ニューヨーク州) → イサカ(ニューヨーク州) → アナーバー(ミシガン州)

経歴

職業
詩人, 作家(短編・随筆・批評), 英文学教授(名誉教授)
活動期間
1979年〜
所属
コーネル大学(Ann S. Bowers 教授、名誉教授), ミシガン大学(Michigan Society of Fellows)
所属団体
Michigan Society of Fellows(フェロー/シニアフェロー)
影響を受けた人物
A. R. アモンズ, W. D. スノドグラス, ジョン・H・ホランド(複雑系理論), ウォルト・ホイットマン, ウラジーミル・ナボコフ, マリアンヌ・ムーア

学歴

コーネル大学
創作プログラム(MFA) / 英文学・創作
学位: MFA
国: アメリカ合衆国
コーネル大学クリエイティブ・ライティング・プログラムで学び、W. D. Snodgrass によって最初の本が選出された。
ファイン・アーツ・ワーク・センター(プロヴィンスタウン)
国: アメリカ合衆国
在外フェローとして滞在

受賞歴

アメリカ芸術文学アカデミー 文学賞
2011
主催: American Academy of Arts and Letters
結果: 受賞
リベカ・ジョンソン・ボビット国際詩賞(Bobbitt National Prize for Poetry)
2002
対象作品: フェルト
主催: アメリカ議会図書館
結果: 受賞
マッカーサー・フェローシップ
1991
主催: John D. and Catherine T. MacArthur Foundation
結果: 受賞
ガグネイム・フェローシップ
主催: John Simon Guggenheim Memorial Foundation
結果: 受賞
ナショナル・ポエトリー・シリーズ選出
1986
対象作品: パラジウム
主催: National Poetry Series
結果: 受賞/選出
Associated Writing Programs 出版賞
1982
対象作品: ダンス・スクリプト・ウィズ・エレクトリック・バレリーナ
主催: Associated Writing Programs
結果: 受賞
イングラム・メリル財団賞
主催: Ingram Merrill Foundation
結果: 受賞
全米芸術基金(NEA)フェローシップ
主催: National Endowment for the Arts
結果: 受賞
ロサンゼルス・タイムズ書籍賞(ファイナリスト)
主催: Los Angeles Times
結果: ファイナリスト

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Felt

    『Felt』は感覚や身体性と言語の相互作用を探る実験的詩集で、断片的イメージと音韻的技巧を駆使しながら個人的経験と文化的文脈を重ねる。フェミニンな視座や記憶の多層性が浮上する作品群である。

    身体性感覚実験詩記憶フェミニズム

作品

代表作

フェルト

2001年 詩集

感覚と知性の結びつきを探る詩集。音響的効果や細密な言語遊戯を通じて信仰・科学・身体性を横断する作品が含まれる。

感覚言語遊び信仰科学的比喩

センシュアル・マス

1995年 詩集

数学や科学の隠喩を取り入れた長短の詩を収めるコレクション。『= =』などの記号的実験が紹介される。

科学形式実験エマージェンス
映像化・舞台化
  • [オペラ(楽曲化)] ダフネとアポローン(編曲/楽曲化) / Enid Sutherland (2003)

パワーズ・オブ・コングレス

1990年 詩集

政治的・社会的主題を多声的に扱う長編的詩を含む作品群。注釈や周辺書き込みを用いる実験的手法が見られる。

政治多声性注釈・メタテクスト

パラジウム

1986年 詩集

語彙の多層性と比喩的組織を特徴とする初期の重要作。National Poetry Series 選出作品。

語彙の多層性比喩構成原理

ダンス・スクリプト・ウィズ・エレクトリック・バレリーナ

1983年 詩集(デビュー)

フルトンの処女詩集。W. D. スノドグラスによって Associated Writing Programs 出版賞に選ばれた。

言語技巧初期実験

トロイのナイチンゲール

2008年 短編小説集

家族史を扱った短編十編を収めた作品集。いくつかの短編は The Best American Short Stories に選出された。

家族史記憶地方社会

カスケード・エクスペリメント:選集

2004年 詩選集

主要詩篇を集めた選集。科学と信仰の交差を示す作品群を含む。

科学信仰エマージェンス

全著作

  • Coloratura On A Silence Found In Many Expressive Systems: Poems (2022)
  • Barely Composed (2015)
  • Cascade Experiment: Selected Poems (2004)
  • Felt (2001)
  • Sensual Math (1995)
  • Powers of Congress (1990)
  • Palladium (1986)
  • Dance Script with Electric Ballerina (1983)
  • Anchors of Light(チラシ本) (1979)
  • The Nightingales of Troy: Stories of One Family's Century (2008)
  • Feeling as a Foreign Language: The Good Strangeness of Poetry (1999)

翻案

  • Sensual Math 中の「ダフネとアポローン」連作の音楽化(Enid Sutherland によるオペラ的スコア)

作風・主題

文体
科学的比喩の多用フラクタル詩学(fractal poetics)多声的テクスチャー語彙嗜好(logophilia)形式と内容を結びつける有機的形式
頻出モチーフ
沈黙信仰・宗教性エマージェンス(出現)身体性と感覚言語と音響

評価・遺産

フルトンは科学的メタファーと実験的形式を用いて現代英語詩に重要な貢献をした作家であり、マッカーサー賞やアメリカ芸術文学アカデミー賞など多数の賞を受けている。フラクタル詩学や二重イコール記号(bride sign)などの概念は批評的議論を喚起し、後続の詩人や学際研究に影響を与えた。

関連学会

  • American Academy of Arts and Letters(受賞)
  • Michigan Society of Fellows(フェロー)

引用

  • 苦悩は普遍の言語である。
    出典: 各種インタビュー・エッセイ
  • 真に新しいものは最初は本当に間違って見える。
    出典: エッセイ/講演
  • 感情は最高の記憶装置である。
    出典: エッセイ/インタビュー
  • 詩は未来志向でも目的論的でもない。快楽は各行の存在と質感にある。
    出典: 随筆

豆知識

  • トロイ(ニューヨーク州)で生まれ育つ。父は歴史あるフェニックス・ホテルの経営者、母は訪問看護師だった。
  • 妻帯情報:1980年にハンク・デ・レオと結婚し、イサカに移住している(出典記事に基づく)。
  • 自身で「フラクタル詩(fractal poetry)」という概念を提唱し、詩の形式理論を展開した。
  • 『Sensual Math』で導入された二重イコール記号(bride sign = '= =')を詩的記号として使用した。
  • 公式サイト: alicefulton.com