世界・海外・国外の文学賞

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アマルティア・クマール・セン

アマルティア・クマール・セン

Amartya Kumar Sen

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-11-03 (シャンティニケタン(ボルプル)、ベンガル、英領インド)
国籍
インド, アメリカ合衆国
言語
英語, ベンガル語
宗教
無神論
居住地歴
シャンティニケタン(ボルプル)、西ベンガル、インド → ケンブリッジ(イングランド) → ケンブリッジ(マサチューセッツ)、アメリカ合衆国 → コルカタ(旧カルカッタ)、インド

経歴

職業
経済学者, 哲学者, 大学教授, 著述家
活動期間
1956年〜
所属
ジャダブプール大学(経済学部), デリー・スクール・オブ・エコノミクス(大学教授), ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(教授), ナフィールド・カレッジ、オックスフォード(フェロー), オールソウルズ・カレッジ、オックスフォード(フェロー), ハーバード大学(Thomas W. Lamont University Professor), トリニティ・カレッジ、ケンブリッジ(マスター)
所属団体
エコノメトリック協会(会長歴あり), アメリカ芸術科学アカデミー(外国名誉会員), アメリカ哲学会(会員), バーグルーヘン研究所(21世紀評議会メンバー)
影響を受けた人物
ゴータマ・ブッダ, アダム・スミス, ジョン・ロールズ, ジョン・メイナード・ケインズ, B. R. アンベードカル, ケネス・アロー, ピエロ・スラッファ, モーリス・ドブ, メアリー・ウォルストンクラフト, カール・マルクス
影響を与えた人物
サビーナ・アルカイア, ジャン=ルイ・アルカンド, ティム・ベズリー, ジャン・ドレーズ, トマ・ピケティ, マックス・ローザー

学歴

プレジデンシー・カレッジ(カルカッタ)
経済学
学位: BA
期間: 1951–1953
卒業年: 1953
国: インド
カルカッタ大学の学位、数学を副専攻
トリニティ・カレッジ(ケンブリッジ大学)
経済学・哲学
学位: BA, MA, PhD
期間: 1953–1959
卒業年: 1959
国: イギリス
ケンブリッジで2度目の学士(First class)、その後PhD取得(1959)

受賞歴

ノーベル経済学賞
1998
主催: スウェーデン王立科学アカデミー(ノーベル委員会)
結果: 受賞
バーラト・ラトナ(インド最高勲章)
1999
主催: インド政府
結果: 受賞
ナショナル・ヒューマニティーズ・メダル
2011
主催: アメリカ合衆国国立人文基金(NEH)
結果: 受賞
ヨハン・シュクテ賞(政治学)
2017
主催: ウプサラ大学(ヨハン・シュクテ財団)
結果: 受賞
ドイツ・ブックトレード平和賞
2020
主催: ドイツ書籍商組合
結果: 受賞
アストゥリアス皇太子賞
2021
主催: アストゥリアス財団
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 総合的貢献

    経済学のみならず倫理学や文化論に関する幅広い著作と公共的活動を通じ、ベンガル文化や学術界への総合的な貢献が評価された受賞。

    経済思想倫理学文化論社会正義学術貢献

作品

代表作

飢饉と貧困:配給と欠乏に関する随想

1981年 経済学(開発経済学)

飢饉は単なる食料不足ではなく、食料分配の仕組みに内在する不平等によって引き起こされると論じた。ベンガル飢饉の分析などを含む。

飢饉配給理論貧困
翻訳

自由としての開発

1999年 経済学・政治哲学

開発は単なる所得増加ではなく、個人の実際の『自由』の拡大であると主張し、政治的自由・経済的機会・社会的機会等の相互関係を論じる。

ケイパビリティ(能力)アプローチ自由と開発公共政策
翻訳

正義の観念

2009年 政治哲学・倫理学

ジョン・ロールズのような規範的制度論に対し、比較的かつ実現志向の正義論を展開し、公的議論と能力(ケイパビリティ)の重視を主張する。

正義論公共議論ケイパビリティ
翻訳

論争好きのインド人:インドの歴史・文化・アイデンティティに関する随想

2005年 エッセイ・文化批評

インドの歴史や文化を巡る論争的伝統を論じ、歴史的事例を通じて現代の社会的・政治的課題を考察する。

インド史文化論公共圏
翻訳

全著作

  • Choice of Techniques(1959)
  • Collective Choice and Social Welfare(1969)
  • Poverty and Famines(1981)
  • Commodities and Capabilities(1985)
  • Development as Freedom(1999)
  • The Idea of Justice(2009)
  • Home in the World: A Memoir(2020)

翻案

  • ドキュメンタリー『Amartya Sen: A Life Re-examined』
  • ドキュメンタリー『The Argumentative Indian』(2017)

作風・主題

文体
学際的で哲学的な論証を重視する文体明晰で論理的なエッセイ形式
頻出モチーフ
ケイパビリティ(能力)自由と公正貧困と飢饉の構造的分析公共議論の重要性

健康

  • 口腔がん(若年時)
    1950年代(学生時代)
    放射線治療により回復し、生涯の活動を継続したが、初期には生存率が低いと診断された。

評価・遺産

ケイパビリティ・アプローチや飢饉の権利論などを通じて、開発経済学・福祉経済学・政治哲学に多大な影響を与えた。公共政策や国連の人間開発報告書などに実務的な影響を与え、幅広い学際的な評価を受けている。

関連学会

  • エコノメトリック協会
  • アメリカ芸術科学アカデミー
  • アメリカ哲学会

大衆文化への影響

  • 伝記ドキュメンタリーやテレビ・ラジオ出演、Portraitがナショナル・ポートレート・ギャラリーに所蔵

引用

  • 『機能する民主主義の下では飢饉は起こったことがない』
    出典: 1999年の著作や発言(Development as Freedomなど) (1999年)

豆知識

  • 名前はラビンドラナート・タゴールによって名付けられたとされる。
  • 1956年に若年でジャダブプール大学の経済学部初代学科長に任命された。
  • 90以上の名誉学位を受けている。