世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

アナトリー・ゲンリヒロヴィチ・ナイマン

アナトリー・ゲンリヒロヴィチ・ナイマン

Anatoly Genrikhovich Naiman

プロフィール

性別
男性
生誕
1936-04-23 (レニングラード(現:サンクトペテルブルク))
死没
2022-01-21 (モスクワ) 85歳
国籍
ソビエト連邦, ロシア
言語
ロシア語
居住地歴
レニングラード(現:サンクトペテルブルク) → モスクワ → オックスフォード(在外研究フェローシップ)

経歴

職業
詩人, 翻訳家, 作家
活動期間
1954年〜2022年
所属
オックスフォード大学(フェローシップ), ウッドロウ・ウィルソン・センター ケナン研究所
影響を受けた人物
アンナ・アフマートワ, ジョセフ・ブロツキー(同時代の詩人・同輩)

学歴

レニングラード工科大学
国: ソビエト連邦
オックスフォード大学(フェローシップ)
国: イギリス
在外研究フェローとしての参加
ウッドロウ・ウィルソン・センター ケナン研究所(フェロー)
国: アメリカ合衆国
フェローとしての在籍

受賞・候補エディション

作品

代表作

フラメンス

1983年 翻訳詩集

外国詩の翻訳集。ナイマンの翻訳技術と詩的感性を示す作品。

翻訳韻律中世・古典詩

フランスのトルバドゥールの歌

1987年 翻訳詩集

フランス中世のトルバドゥールの詩歌を翻訳した作品集。音楽性と歴史性に着目した選択。

中世詩音楽性翻訳

世紀の終わりの雲

1993年 詩集

個人的記憶や時間、都市の風景を主題とした詩集。抒情的で内省的な作品群。

記憶時間都市

手のリズム

2000年 詩集

身体性やリズム感をテーマにした詩集。言語の音とテンポに注目した作品。

身体リズム言語の音

ライオンと曲芸師:アナトリー・ナイマン詩選

2005年 詩選(英訳)

英語による詩選。Margo Shohl Rosen と F. D. Reeve による英訳で、海外の読者に向けた代表作の選集。

国際的紹介選集詩の翻訳
翻訳
  • ライオンと曲芸師(英訳選集)

サー

2001年 小説

フィクション作品。個人のアイデンティティや社会的文脈を描く長編小説。

アイデンティティ社会

カブルコフ

2005年 小説

2000年代に発表された長編小説。社会的・歴史的な要素を織り交ぜた物語。

歴史社会

全著作

  • フラメンス (1983)
  • フランスのトルバドゥールの歌 (1987)
  • 世紀の終わりの雲 (1993)
  • 手のリズム (2000)
  • サー (2001)
  • ライオンと曲芸師:アナトリー・ナイマン詩選 (2005)
  • カブルコフ (2005)

翻案

  • 映画『The Amazing Boy』(1970)— 歌曲の作詞を担当

作家による翻訳

  • フラメンス (翻訳, 1983)
  • フランスのトルバドゥールの歌 (翻訳, 1987)

作品の翻訳

  • ライオンと曲芸師:アナトリー・ナイマン詩選(英訳選集, 2005)

作風・主題

文体
抒情的で象徴的な詩風言語遊びと音感を重視した緻密な表現翻訳者としての言語感覚が生かされたスタイル
頻出モチーフ
記憶と時間都市の風景音楽性・リズム古典的・歴史的モチーフ

健康

  • 脳卒中
    2022年1月(死の直前)
    死の数日前に脳卒中を発症し、それに関連して2022年に死去した。

評価・遺産

アナトリー・ナイマンはアンナ・アフマートワに連なる「アフマートワの孤児」の一人として知られるロシアの詩人・翻訳家・作家であり、ソ連末期からポストソビエト期にかけて詩の創作と翻訳を通じて重要な役割を果たした。作品は国内外で翻訳され、詩と翻訳の両面で高く評価されている。

大衆文化への影響

  • 1970年の子供向け映画で作詞を担当した歌曲が有名歌手アーラ・プガチョワによって演奏された

豆知識

  • アンナ・アフマートワに師事した詩人グループ「アフマートワの孤児」の一員とされる。
  • 1950年代後半から1960年代初頭にかけてペンネームでいくつかの作品を発表した。
  • 1970年、子供向け映画『The Amazing Boy』の歌曲の詩を書き、アーラ・プガチョワなどが演奏した。
  • オックスフォード大学とウッドロウ・ウィルソン・センター(ケナン研究所)でフェローを務めたことがある。