世界・海外・国外の文学賞

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アンドレ・ジッド

アンドレ・ジッド

Andore Jiddo

プロフィール

性別
男性
生誕
1869-11-22 (フランス・パリ)
死没
1951-02-19 (フランス・パリ) 81歳
国籍
フランス
言語
フランス語
宗教
プロテスタント
居住地歴
ノルマンディー(育成) → パリ(成人期・創作活動) → モンパルナス(近隣住居) → ジャージー島(滞在) → チュニス(第二次世界大戦中の滞在) → アルジェ(滞在)

経歴

職業
小説家, エッセイスト, 劇作家, 著作家・評論家
活動期間
1891年〜1951年
所属
ヌーヴェル・ルヴュー・フランセーズ(創刊に関与)
影響を受けた人物
シャルル・ボードレール, フョードル・ドストエフスキー, オスカー・ワイルド(交友・影響), 象徴主義
影響を与えた人物
アルベール・カミュ, ジャン=ポール・サルトル, 20世紀フランス文学の作家たち

学歴

リセ・アンリ=フォー
国: フランス
中等教育機関。後に文筆活動に進む。

受賞歴

ノーベル文学賞
1947
主催: ノーベル財団
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 偽札事件と少年の自殺という実在の出来事に着想を得た、複数視点の実験的な長編。作家エドゥワールの手記を軸に、若者たちの危うい友情や欲望、真実と偽りの境界が複雑に絡み合っていく。

    真実と偽りが入れ替わる場所で、小説そのものが自分を問い直しはじめる。

    298ページ
    メタフィクション複数視点真贋青春道徳の揺らぎ

作品

代表作

不道徳者

1902年 小説 200ページ

自己探求と道徳の葛藤を描く小説。主人公の自己発見と欲望が中心テーマ。

自己道徳と欲望アイデンティティ
翻訳
  • 不道徳者(英訳)

狭き門

1909年 小説 160ページ

禁欲的信仰と恋愛の間で揺れる若い女性の内面を描いた小説。

宗教禁欲愛と自己犠牲

ヴァチカン洞窟(『ラフカディオの冒険』として英訳されることもある)

1914年 小説(短篇集的要素あり) 220ページ

道徳的な思考実験や皮肉を含む物語。道徳と偶然、策謀を扱う。

道徳実験偶然皮肉

牧歌的交響曲

1919年 小説 140ページ

盲目の少女と彼女を取り巻く人々の道徳的葛藤と愛情を描く物語。

道徳赦し
映像化・舞台化
  • [映画] La Symphonie Pastorale(映画) / Jean Delannoy (1946)

贋金造り(偽造者たち)

1925年 小説(メタフィクション) 480ページ

複数の視点と書簡、日記を交えて現代小説の可能性を探る大作。作家と作品の関係を主題とする。

創作真実と偽り自己言及

地上的な糧(地上の糧)

1897年 随筆・エッセイ 120ページ

感覚的で生の充実を説く随筆集。自己の解放と生命の歓びを歌う。

享楽自己解放自然

全著作

  • 『アンドレ・ウォルテルの手帳』 (Les Cahiers d'André Walter) - 1891
  • 『地上的な糧』 (Les Nourritures Terrestres) - 1897
  • 『不道徳者』 (L'Immoraliste) - 1902
  • 『狭き門』 (La Porte étroite) - 1909
  • 『ヴァチカン洞窟』 (Les Caves du Vatican) - 1914
  • 『牧歌的交響曲』 (La Symphonie Pastorale) - 1919
  • 『贋金造り』 (Les Faux-monnayeurs) - 1925
  • 『コリドン』 (Corydon) - 1924
  • 『コンゴへの旅』 (Voyage au Congo) - 1927
  • 『日記』 (Journal) - 複数巻(後年刊行)

翻案

  • 『牧歌的交響曲』(ジャン・ドラノワ監督、1946年の映画化)

作家による翻訳

  • ジョゼフ・コンラッド作品のフランス語訳(『闇の奥』、『ロード・ジム』など)

作品の翻訳

  • 英訳や他言語訳が多数(『不道徳者』『贋金造り』『牧歌的交響曲』など)

作風・主題

文体
簡潔で明晰な散文心理描写に富む一人称的語りジャンルを横断する多様性
頻出モチーフ
自己の真実性宗教と道徳の葛藤欲望と抑制創作行為へのメタ反省

評価・遺産

20世紀フランス文学を代表する作家の一人。私小説的手法や自己の探求を通じて文学と倫理の問題を提起し、多くの後進に影響を与えた。1947年にノーベル文学賞を受賞し、その業績は高く評価される一方で性に関する論争も伴った。

記念館・博物館

  • カトリーヌ・ジッド財団(所蔵・研究) フランス(拠点)

関連学会

  • ジッド研究センター等(各大学の研究グループ)

資料所蔵先

  • カトリーヌ・ジッド財団アーカイブ
  • フランス国立図書館(関連資料所蔵)

大衆文化への影響

  • 『牧歌的交響曲』などの映画化・ドラマ化を通じた継承

引用

  • 「大胆な真実への愛と鋭い心理的洞察によって人間の問題と状況を提示した、その包括的かつ芸術的に重要な著作群に対して」
    出典: 1947年ノーベル賞選考委員会(受賞理由) (1947年)

豆知識

  • 1895年に従姉妹マドレーヌ・ロンドーと結婚したが、結婚生活は非消耗的(未消滅婚)であった。
  • 1923年にエリザベス・ヴァン・リッセルベルへへの子として娘カトリーヌをもうけた。
  • 1952年、ローマ・カトリック教会の『禁書目録』に作品が載せられた。