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第9回(2004年) 受賞受賞作: Small Island
戦後のロンドンとジャマイカを舞台に、クイーニー、ギルバート、ホーテンス、バーナードの人生が交差し、移民、偏見、戦後英国の変化、帰属意識の揺らぎを描く小説。
帝国、偏見、戦争、そして愛を織り込みながら、戦後英国の現実を鮮やかに描き出す。
560ページ移民人種と偏見戦後英国帰属意識
アンドレア・レビー
アンドレア・レビー
Andrea Levy
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1956-03-07 (アーチウェイ(ロンドン)、イングランド)
- 死没
- 2019-02-14 (ハイゲート墓地(ロンドン)、イングランド) 62歳
- 国籍
- イギリス
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ハイベリー(ロンドン) → アーチウェイ(ロンドン)
経歴
- 職業
- 作家, 小説家
- 活動期間
- 1994年〜2019年
- 所属団体
- 王立文学協会(Fellow)
- ノミネート
- マン・ブッカー賞(The Long Song)ショートリスト(2010)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミドルセックス・ポリテクニック | — | テキスタイルデザイン、織り | — | — | イギリス |
| ハイベリー・ヒル・グラマー・スクール(旧称) | — | — | — | — | イギリス |
ミドルセックス・ポリテクニック
テキスタイルデザイン、織り
国:
イギリス
テキスタイルデザインと織りを学ぶ。
ハイベリー・ヒル・グラマー・スクール(旧称)
国:
イギリス
義務教育・中等教育機関(出身校)
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2004 | オレンジ賞(現:Women’s Prize for Fiction) | Small Island | — | オレンジ賞選考委員会 | winner |
| 2004 | ウィットブレッド(Whitbread)年間最優秀書籍賞 | Small Island | — | ウィットブレッド賞選考委員会 | winner |
| 2005 | コモンウェルス作家賞 | Small Island | — | コモンウェルス作家賞組織 | winner |
| 2011 | ウォルター・スコット賞 | The Long Song | — | ウォルター・スコット賞委員会 | winner |
| 2010 | マン・ブッカー賞 | The Long Song | — | マン・ブッカー賞選考委員会 | shortlist |
| 2005 | 王立文学協会フェロー選出 | — | — | 王立文学協会 | elected |
| 2012 | クイーン・メアリー大学ロンドン名誉フェローシップ | — | — | クイーン・メアリー大学ロンドン | honorary |
オレンジ賞(現:Women’s Prize for Fiction)
2004
対象作品:
Small Island
主催:
オレンジ賞選考委員会
結果:
winner
ウィットブレッド(Whitbread)年間最優秀書籍賞
2004
対象作品:
Small Island
主催:
ウィットブレッド賞選考委員会
結果:
winner
コモンウェルス作家賞
2005
対象作品:
Small Island
主催:
コモンウェルス作家賞組織
結果:
winner
ウォルター・スコット賞
2011
対象作品:
The Long Song
主催:
ウォルター・スコット賞委員会
結果:
winner
マン・ブッカー賞
2010
対象作品:
The Long Song
主催:
マン・ブッカー賞選考委員会
結果:
shortlist
王立文学協会フェロー選出
2005
主催:
王立文学協会
結果:
elected
クイーン・メアリー大学ロンドン名誉フェローシップ
2012
主催:
クイーン・メアリー大学ロンドン
結果:
honorary
受賞・候補エディション
コスタ・ブック賞
1回登壇
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第34回(2004年) 優秀賞受賞作: Small Island
『Small Island』は第二次大戦直後の英国を舞台に、ジャマイカから渡った移民と英国人それぞれの視点から人種・帰属・差別を描く群像劇。戦後の希望と摩擦、家族の再生を通じてポストコロニアルな問いを投げかける感動的な長篇である。
移民ポストコロニアリズム人種とアイデンティティ戦後史
コモンウェルス・ライターズ賞
1回登壇
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第19回(2005年) 受賞受賞作: Small Island
第二次世界大戦後の英国を舞台に、ジャマイカからの移民と英国人との出会い・摩擦を通じて帝国の遺産と人種問題、帰属意識を描いた世代を超えた群像劇。
移民帝国の遺産人種差別帰属意識
作品
代表作
Every Light in the House Burnin'
1994年 半自伝的小説1960年代の北ロンドンで育ったジャマイカ系移民の少女の成長を描く半自伝的小説。家族や貧困、アイデンティティの形成をユーモアとともに描写する。
移民家族成長
Small Island
2004年 歴史小説 / 社会小説第二次世界大戦後の英国とジャマイカを舞台に、ウィンドラッシュ世代の移民と白人の視点を交差させながら、戦後社会と人種・国籍の交錯を描く大作。
ウィンドラッシュ世代移民と帰属戦後社会
映像化・舞台化
- [テレビドラマ] Small Island(テレビドラマ) (2009)
- [舞台] Small Island(舞台) / Helen Edmundson(脚本家による翻案、演出は劇場により異なる) (2019)
The Long Song
2010年 歴史小説ジャマイカの奴隷制最終期と解放後を背景にした物語で、個人の記憶を通じて植民地主義と人間関係を描く。ユーモアと辛辣さを併せ持つ作風が特徴。
奴隷制植民地主義記憶と語り
映像化・舞台化
- [テレビドラマ] The Long Song(BBCドラマ) (2018)
Fruit of the Lemon
1999年 家族小説 / 移民記英国とジャマイカを舞台に、移民の子どもとしての視点から母国と本国の違い、家族の歴史を描く。
帰属意識家族史二重文化
全著作
- Every Light in the House Burnin'(1994)
- Never Far from Nowhere(1996)
- Fruit of the Lemon(1999)
- Small Island(2004)
- The Long Song(2010)
- Six Stories and an Essay(2014)
- Uriah's War(短編、2014)
翻案
- Small Island(BBCテレビドラマ、2009)
- Small Island(ナショナル・シアター上演、2019 初演)
- The Long Song(BBCドラマ化、2018)
作風・主題
- 文体
- 現代英語の叙述と会話体を巧みに用いるユーモアとシニシズムを交えた語り口歴史と個人の記憶を重ね合わせる多声的語り
- 頻出モチーフ
- 移民の記憶家族とルーツ国籍・人種による境界
健康
-
転移性乳がん約15年間長期にわたる闘病の末に死去。治療と執筆を両立させながら活動を続けた。
評価・遺産
アンドレア・レビーはウィンドラッシュ世代や英国ジャマイカ人の経験を文学の中心に据え、英国現代文学における移民とアイデンティティの物語を広く知らしめた。受賞歴も多く、作品はテレビ・舞台化され、英文学界に重要な遺産を残した。
関連学会
- クイーン・メアリー大学ロンドン(名誉フェロー)
資料所蔵先
- 英国図書館(British Library)に文学アーカイブを所蔵
大衆文化への影響
- BBCのドキュメンタリー『Andrea Levy: Her Island Story』(2018)
- BBC Radio 4のアーカイブ番組『Andrea Levy: In Her Own Words』(2020)
- 『Small Island』のテレビドラマ化(2009)と舞台化(2019)
引用
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『Small Island』を書き始めたとき、戦争について書くつもりはなかった。だが1948年に始めたことで、戦争が絡まなければ何も説明がつかないと気づいた。カリブの人々はその物語の語りから外されてきたので、それを取り戻そうとしている。
出典: インタビュー(2004年) (2004年)
豆知識
- 父は1948年にHMT Empire Windrushで英国に渡航した。
- 本を読み始めたのは23歳のときで、その後熱心に読み続けた。
- 王立文学協会の歴史的な万年筆コレクションに初めて収められた有色人種の作家となった。