世界・海外・国外の文学賞

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アンドリュー・X・ファム

アンドリュー・エックス・ファム

Andrew X. Pham

プロフィール

性別
男性
生誕
ファンティエット(ベトナム)
死没
2025-04-30 (タイ(遺灰は海に散骨)) 58歳
国籍
ベトナム, アメリカ合衆国
言語
ベトナム語, 英語
居住地歴
インドネシア(ジャカルタ)の難民キャンプ → ルイジアナ州シュリーブポート(First Baptist Church の支援で移住) → カリフォルニア州サンノゼ → カリフォルニア州ロサンゼルス(UCLA在学)

経歴

職業
作家, ジャーナリスト, 技術ライター, 航空宇宙技術者
活動期間
1990年〜2025年

学歴

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
工学部 / 航空宇宙工学
学位: B.S.
期間: 1986–1990
卒業年: 1990
国: アメリカ合衆国
航空宇宙工学の学士号取得後、航空機エンジニアとして就業

受賞歴

キリヤマ・パシフィックリム書籍賞
1999
対象作品: 『ナマズとマンダラ:自転車で巡るベトナムの風景と記憶』(Catfish and Mandala)
部門: memoir
主催: Kiriyama 財団
結果: 受賞
ホワイティング賞
2000
主催: Whiting 財団
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ
2009
主催: ジョン・サイモン・グッゲンハイム財団
結果: 受賞

受賞・候補エディション

キリヤマ賞 1回登壇
  1. 受賞作: Catfish and Mandala: A Two-Wheeled Journey through the Landscape and Memory of Vietnam

    著者が自転車でベトナムを旅する体験を通じて、戦争の記憶や家族の断絶、移民としての帰属意識を綴った回想録。旅の描写と内省が交錯し、ユーモアと痛切さを併せ持つノンフィクションである。

    移民の記憶帰郷ベトナムアイデンティティ

作品

代表作

ナマズとマンダラ:自転車で巡るベトナムの風景と記憶

1999年 回想録/旅行記

アンドリュー・ファムが太平洋岸とベトナムを自転車で旅しながら、亡命、家族、アイデンティティ、記憶を探る回想録。

ディアスポラ記憶アイデンティティ家族

天の軒先:三つの戦争の中の生涯

2008年 ノンフィクション/家族史

著者の家族史を通して、フランス植民地時代からベトナム戦争までの歴史と個人の運命を描く作品。

戦争家族史歴史トラウマ

トワイライト・テリトリー:小説

2024年 小説

2024年刊行の長編小説。家族・記憶・帰属意識をめぐる物語(詳細はレビュー参照)。

帰属家族記憶

全著作

  • ナマズとマンダラ:自転車で巡るベトナムの風景と記憶(Catfish and Mandala)
  • 天の軒先:三つの戦争の中の生涯(The Eaves of Heaven)
  • トワイライト・テリトリー:小説(Twilight Territory)

作風・主題

文体
回想録的旅行記的叙情的かつ史的ナラティブを織り交ぜる文体
頻出モチーフ
記憶と忘却食文化(食べ物)家族の断片風景

評価・遺産

ベトナム系アメリカ人作家として、亡命・記憶・家族をテーマにした回想録とノンフィクションで知られる。1999年のKiriyama賞やホワイティング賞、2009年のグッゲンハイム助成などを受賞し、ディアスポラ文学における重要な声として評価された。

豆知識

  • 1967年にベトナムのファンティエット生まれ。家族は難民としてジャカルタ経由でアメリカへ渡った。
  • 姉のチー(後に名をミンとするトランスジェンダー男性)が自殺したことが、著者のベトナム行きと創作のきっかけとなった。
  • UCLAで航空宇宙工学の学士号を取得後、航空機エンジニアとして働き、その後フリーの技術ライターやジャーナリストに転身した。
  • 主要作品に『ナマズとマンダラ』(1999)、『天の軒先』(2008)、『トワイライト・テリトリー』(2024)がある。