世界・海外・国外の文学賞

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アーチボルド・コルクホーン

アーチボルド・コルクホーン

Archibald Colquhoun

プロフィール

性別
男性
死没
52歳
国籍
イギリス
言語
英語, イタリア語
宗教
ローマ・カトリック
居住地歴
ナポリ(イタリア) → セビリア(スペイン) → イギリス

経歴

職業
翻訳者, 画家, 機関長, 情報機関職員
活動期間
1935年〜1964年
所属
ブリティッシュ・インスティチュート(ナポリ、セビリア勤務), オックスフォード大学出版局(イタリア文学翻訳プロジェクト担当)

学歴

アンプルフォース・カレッジ
国: イギリス
中等教育機関(カトリック系寄宿学校)
オックスフォード大学
国: イギリス
学部・学科の詳細は不明
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート
美術・絵画
国: イギリス
元々画家として学んだ経歴がある

受賞歴

PEN翻訳賞
1963
対象作品: 『副王たち』 (フェデリコ・デ・ロベルト著の英訳)
主催: PEN(ペン・センター)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Viceroys

    フェデリコ・デ・ロベルトの『I Viceré』(英題:The Viceroys)の英訳。19世紀後半のシチリアを舞台に、権力にしがみつく名門一族とその腐敗、近代化の波に翻弄される地方社会を多面的に描く大河的な歴史小説で、家族と政治の交錯を通して国家の変容を描く。

    歴史小説権力と腐敗家族近代化

作品

代表作

婚約者(イ・プロメッシ・スポージ)

長編小説(古典)

アレッサンドロ・マンゾーニの古典的長編小説の英訳。イタリア文学の重要作を英語圏に紹介するための翻訳の一つ。

宗教社会歴史

1950年の奇妙な9月(The Strange September of 1950)

小説

ドナート・マルツッチの作品の英訳。比較的知られない作家の紹介を含む選集の一部。

個人の運命社会の変化

副王たち

1894年 歴史小説

フェデリコ・デ・ロベルトの長編を英訳した作品。Colquhounは本翻訳で1963年にPEN翻訳賞を受賞した。

権力家族イタリア統一前後の社会

豹(イル・ガットパルド)

1958年 歴史小説

ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサの代表作を英訳したもので、Colquhounによる翻訳は英語圏で大きな成功を収め、現在も版を重ねている。

没落する貴族社会変動ノスタルジア
映像化・舞台化
  • [映画] イル・ガットパルド(映画『豹』) / Luchino Visconti (1963)

幼年期の場所(Places of My Infancy)

回想録/短編集

ランペドゥーサの作品集の英訳。著者の幼年期の記憶を含む短篇・回想を英語圏に紹介した。

回想私的記憶

クモの巣への道(The Path to the Spiders' Nests)

小説

イタロ・カルヴィーノの初期作品の一つを英訳。カルヴィーノを英語圏に紹介する翻訳の中核をなした。

成長社会的背景

一生(Italo Svevo の伝記的作品の英訳『A Life』)

伝記

イタロ・スヴェーヴォの作品の英訳。イタリア近代文学の重要作家の一人を英語圏に紹介した。

自我心理

ふるさとの一日(The Day of the Owl)

社会派小説

レオナルド・シャチャの作品の英訳。マフィアや地方社会を扱った社会派作品。

正義マフィア地方社会

全著作

  • 『婚約者』(マンゾーニ 英訳)
  • 『1950年の奇妙な9月』(ドナート・マルツッチ 英訳)
  • 『副王たち』(フェデリコ・デ・ロベルト 英訳)
  • 『領主』(ランペドゥーサ『豹』 英訳)
  • 『幼年期の場所』(ランペドゥーサ 翻訳)
  • イタロ・カルヴィーノ作品のいくつかの英訳(短篇集・長編)
  • イタロ・スヴェーヴォ『A Life』英訳
  • その他多数のイタリア語から英語への翻訳

翻案

  • 『豹』(イル・ガットパルド) 映画化(原作への映像化)

作風・主題

文体
原文の文体と雰囲気を尊重する精密な翻訳読みやすさと忠実さのバランスを重視する訳し方
頻出モチーフ
イタリア近代史階級と社会変動ノスタルジアと記憶

評価・遺産

アーチボルド・コルクホーンは20世紀イタリア文学を英語圏に紹介した主要な翻訳者の一人であり、ランペドゥーサの『豹』の英訳で大きな成功を収めた。カルヴィーノをはじめとする重要作家を紹介し、1963年にPEN翻訳賞の初代受賞者となったことでも知られる。

関連学会

  • PEN関連団体(受賞・関連)

資料所蔵先

  • 各種図書館・権威ファイル(VIAF等の識別子あり)

豆知識

  • もともと画家として学んだ経歴があり、その後翻訳者として名を馳せた。
  • 第二次世界大戦中は英国情報機関に勤務していた経験がある。
  • ナポリやセビリアのブリティッシュ・インスティチュートで館長職を務めた。
  • イタリア文学の英訳普及に寄与し、ランペドゥーサやカルヴィーノの英語圏での受容に重要な役割を果たした。