世界・海外・国外の文学賞

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チコ・ブアルキ

チコ・ブアルキ

Chico Buarque

ペンネーム: ジュリーニョ・ダ・アデライデ軍事政権による検閲時に用いた偽名。新聞インタビュー等の設定も含む。

プロフィール

性別
男性
生誕
1944-06-19 (リオデジャネイロ、ブラジル)
国籍
ブラジル
言語
ポルトガル語
居住地歴
リオデジャネイロ(幼少期〜) → サンパウロ(幼少期〜) → ローマ(一時滞在)

経歴

職業
シンガーソングライター, 作家, 詩人, 劇作家, ギタリスト, 作曲家
活動期間
1962年〜
影響を受けた人物
アントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン), ジョアン・ジルベルト, 家族の知的・文化的影響(父:セルジオ・ブアルケ・デ・ホリャンダ等)
影響を与えた人物
現代のMPB(ブラジル音楽)アーティスト群, 若いブラジルの作家や劇作家

学歴

サンパウロ大学
建築学部 / 建築学科
期間: 1960年代
国: ブラジル
在学中に授業を欠席することが多く、建築の分野でキャリアを積まなかった。

受賞歴

カモンイス賞
2019
主催: カモンイス賞(ポルトガル語文学の主要賞)
結果: Winner
Prêmio Jabuti(ジャブチ賞)
2004
対象作品: Budapeste
主催: カマラ・ブラジレイラ・ド・リヴロ
結果: Winner
カサ・デ・ラス・アメリカス賞
2013
対象作品: Leite Derramado(Spilt Milk)
主催: Casa de las Américas
結果: Winner
Prêmio da Música Brasileira(ブラジル音楽賞)
主催: Prêmio da Música Brasileira
結果: Winner (複数回受賞)
サンパウロ文学賞(短編リスト)
2010
対象作品: Leite Derramado(Spilt Milk)
部門: Best Book of the Year
主催: Associação/主催団体
結果: Shortlisted

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯の業績(音楽と文学を横断する創作)

    小説、音楽、詩を横断してきたチコ・ブアルキの長年の創作活動そのものが評価された受賞対象。単一作品ではなく、ポルトガル語圏文学と音楽文化に残した業績が中心にある。

    一冊の本ではなく、作家としての全体像が受賞理由になる。

    生涯業績文学活動音楽ポルトガル語圏文学

作品

代表作

Construção

1971年 アルバム(MPB/サンバ)

政治的・社会的テーマを織り込みつつ高度な語彙とリズム構成を示したアルバム。ブアルキの代表作の一つ。

都市生活労働社会批判
翻訳

Budapeste

2003年 小説

二重のアイデンティティや記憶をめぐる物語。文体と語りの工夫で高く評価され、ジャブチ賞を受賞。

アイデンティティ記憶言語
映像化・舞台化
  • [映画] Budapeste(映画版) / 不明 (2009)
翻訳
  • O Irmão Alemão(英語版タイトル: My German Brother)

Leite Derramado

2009年 小説

家族史と個人の追想を通じてブラジル社会の変遷を描く長編。複数の国際賞にノミネート/受賞歴がある。

家族史記憶社会変遷

Caravanas

2017年 アルバム(MPB)

近年の政治的・社会的状況に応答する楽曲を集めたアルバム。ブラジル国内で高く評価された。

政治社会追想
映像化・舞台化
  • [ライブ映像] Caravanas - Ao vivo (2018)

全著作

  • A Banda(楽譜集)
  • Fazenda Modelo(1974)
  • Chapeuzinho Amarelo(1979)
  • Estorvo(1991)
  • Benjamin(1995)
  • Budapeste(2003)
  • Leite Derramado(2009)
  • O Irmão Alemão(2014)
  • Essa Gente(2019)
  • Anos de Chumbo(2021)

翻案

  • Budapeste(2009年の映画化)
  • Ópera do Malandro(映画化・舞台化)

作品の翻訳

  • O Irmão Alemão → 英語版『My German Brother』など
  • Leite Derramado → 英語・スペイン語等に翻訳あり(Spilt Milk)

作風・主題

文体
語りの技巧と言葉遊びに富む文体政治的・社会的なテーマを寓話的に扱うことが多い
頻出モチーフ
都市と労働記憶とアイデンティティ政治的弾圧と抵抗

評価・遺産

チコ・ブアルキは20世紀後半から現代にかけてのブラジル文化を代表する存在であり、音楽・文学・演劇の各分野で高い評価を受ける。2019年のカモンイス賞受賞(後に授与)はポルトガル語圏文学への貢献を象徴する出来事である。

資料所蔵先

  • ブラジル国立公文書館等に関連資料あり

大衆文化への影響

  • 1966年アルバムのジャケットがインターネットミームに(“ハッピー・チコ、サッド・チコ”)

豆知識

  • 1970年代に検閲回避のために偽名「ジュリーニョ・ダ・アデライデ」を作り上げ、曲を発表した。
  • 1966年のアルバムの表紙が近年インターネットミームになった。