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第2回(2004年) 受賞受賞作: Dancer
ルドルフ・ヌレエフの生涯を、彼を知る人々の声を通して再構成する多声的な小説。第二次世界大戦から1980年代のニューヨークまで、名声、欲望、芸術、亡命の緊張が交錯する。
バレエの天才ルドルフ・ヌレエフの人生を、多声的な語りで立ち上げる。
352ページルドルフ・ヌレエフバレエ芸術家の肖像冷戦亡命名声と欲望
コラム・マッキャン
コラム・マッキャン
Koramu Makkan
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1965-02-28 (アイルランド、ダブリン)
- 国籍
- アイルランド, アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ダブリン(出生、幼年期) → ハイアニス(マサチューセッツ州) → ブレナム(テキサス州) → 日本(1993–1994、滞在) → ニューヨーク市(在住)
経歴
- 職業
- 作家, 劇作家, 脚本家
- 活動期間
- 1983年〜
- 所属
- Aosdána(会員), ハンター・カレッジ(Writer in Residence), Narrative 4(共同創設者・会長), アメリカ芸術科学アカデミー(会員)
- 所属団体
- Aosdána(アイルランド芸術家団体), American Academy of Arts and Letters(米国芸術科学アカデミー)
- 影響を受けた人物
- ジェームズ・ジョイス, E. L. ドクトロウ, ウォレス・スティーヴンス(詩)
- 影響を与えた人物
- 若手作家やNarrative 4を通した教育活動を経たライターたち
- ノミネート
- マンブッカー賞 ロングリスト(Apeirogon), マンブッカー賞 ロングリスト(TransAtlantic)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ラスミネス・カレッジ・オブ・コマース(現:テクノロジカル・ユニバーシティ・ダブリン) | ジャーナリズム | — | — | 1980s | アイルランド |
| テキサス大学オースティン校 | — | — | — | 1988–1990頃 | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1994 | ルーニー賞 | Fishing the Sloe-Black River(短編集) | — | トリニティ・カレッジ(ルーニー賞選考委員会) | 受賞 |
| 2009 | 全米図書賞(フィクション) | Let the Great World Spin | フィクション | National Book Foundation | 受賞 |
| 2011 | インターナショナル・ダブリン文学賞 | Let the Great World Spin | — | インターナショナル・ダブリン文学賞運営団体 | 受賞 |
| 2010 | グッゲンハイム・フェローシップ | — | — | ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団 | 受賞 |
| 2009 | フランス芸術文化勲章(シュヴァリエ) | — | — | フランス政府 | 叙勲 |
| 2016 | プッシュカート賞 | Thirteen Ways of Looking(中の短編) | — | Pushcart Press | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第25回(2010年) 受賞受賞作: Let the Great World Spin
1970年代のニューヨークを舞台にした群像劇。個人の喪失と救済を多様な登場人物の視点から描き、都市の現実を浮き彫りにする小説。
フィクション都市救済
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第16回(2011年) 受賞受賞作: Let the Great World Spin
1974年のニューヨークを舞台に、ツインタワー間の綱渡りを軸に複数の人物の人生が交差する群像劇。喪失と赦し、都市でのつながりをテーマに描く。
群像劇都市喪失赦し歴史
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第12回(2015年) 候補受賞作: Thirteen Ways of Looking
多様な視点と地域を行き来する短編集。歴史と個人の経験が交錯し、記憶・場所・アイデンティティをめぐる物語が連なっていく。
視点歴史アイデンティティ場所
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第71回(2020年) 受賞受賞作: Apeirogon
『Apeirogon』は、イスラエルとパレスチナそれぞれで娘を失った二人の父親の実話を基盤に、断片的な章構成と事実・フィクションの交錯を通して紛争、喪失、和解の可能性を探る実験的長編。歴史的背景と個人的証言を織り交ぜた叙述が特徴。
イスラエル・パレスチナ紛争喪失と悲嘆和解記憶と歴史
作品
代表作
Let the Great World Spin
2009年 文学フィクション1974年8月7日にニューヨークのワールドトレードセンターでフィリップ・プティが綱渡りをした一日を軸に、複数の登場人物の視点で都市と喪失、救済を描く群像小説。
Apeirogon
2020年 文学フィクションイスラエルとパレスチナでそれぞれ娘を失った二人の実在の父親の物語を通じて、悲嘆・共感・和解の可能性を探る実験的な長編。
TransAtlantic
2013年 歴史的フィクション/文学複数の声を交えつつ、1919年の大西洋横断飛行やフレデリック・ダグラスの訪問、アイルランドの和平過程などを織り込みながら大西洋を越える人と物語を描く。
This Side of Brightness
1998年 文学フィクションニューヨークの地下鉄トンネルとそこで働く労働者、ホームレスたちの生活を描いた長編。歴史と現代が交錯する構成。
Twist
2025年 文学フィクション(2025年刊)近刊の長編。詳細は未公表の部分があり、ここでは簡潔な説明にとどめる。
全著作
- Songdogs(1995)
- This Side of Brightness(1998)
- Dancer(2003)
- Zoli(2006)
- Let the Great World Spin(2009)
- TransAtlantic(2013)
- Apeirogon(2020)
- American Mother(共著、2024)
- Twist(2025)
- 短編集:Fishing the Sloe-Black River(1994)
- 短編集:Everything in This Country Must(2000)
- 短編集:Thirteen Ways of Looking(2015)
翻案
- Everything in This Country Must — 短編映画(監督:Gary McKendry、2004年公開、アカデミー賞短編映画部門ノミネート)
- When the Sky Falls — Veronica Guerin の伝記映画(脚本の一部をMcCannが担当)
- Yes! Reflections of Molly Bloom — ジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』からの一人芝居(McCann脚本協力)
作品の翻訳
- Let the Great World Spin — 多言語で翻訳(日本語版含む)
- Apeirogon — フランス語、イタリア語などで翻訳
作風・主題
- 文体
- 多声的(ポリフォニック)な語り断片的・叙事的な構成共感を重視する物語主義
- 頻出モチーフ
- 移民・旅喪失と癒し歴史と個人の交差他者への共感
評価・遺産
コラム・マッキャンは『物語の民主主義』を掲げ、国際的な舞台で活躍する作家として評価される。多声的な語りと共感を重視する作風で国際的な文学賞を受賞し、教育・慈善活動(Narrative 4)を通じて若手作家や若者の共感育成にも貢献している。
関連学会
- Aosdána
- American Academy of Arts and Letters(準会員→正会員)
大衆文化への影響
- 教皇フランシスが2022年に著作の一節を引用(後書き)
- ボノ(U2)の『Apeirogon』に対する称賛コメント
引用
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私は物語の民主主義を信じている。
出典: インタビュー(2013年、The New York Times等) (2013年) -
最高の作家は代替の歴史家になろうとする。
出典: インタビュー (2013年)
豆知識
- 1986年に自転車でアメリカ横断(約12,000 km)を行った経験がある。
- 2012年に作家・教育者らとともに共感教育を目的とした非営利組織Narrative 4を共同設立し会長を務める。
- かつて窓のない戸棚のような狭い場所で執筆していたことがあると語っている。