世界・海外・国外の文学賞

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東西

ドンシー

Dong Xi

ペンネーム: 田代琳本名(出生名)

プロフィール

性別
男性
生誕
1966-01-01 (中国・広西チワン族自治区 天峨県(古里))
国籍
中華人民共和国
言語
中国語(標準中国語/普通話)
居住地歴
広西チワン族自治区(出身・職務) → 北京市(生活拠点の一つ)

経歴

職業
小説家, 短編作家, 脚本家, 大学職員
活動期間
1990年〜
所属
中国作家協会, 全中国青少年連合会, 広西文聯(副主席), 広西民族大学(勤務)
所属団体
中国作家協会, 全中国青少年連合会

学歴

賀城師範学院(現・河池大学)
中国語科 / 中国語・中国文学
国: 中国
在学中から地方文芸誌へ寄稿。校名は後に河池大学に改称。

受賞歴

魯迅文学賞(全国優秀中編・短編賞)
1995
対象作品: 言葉のない生(短編/中編)
部門: 中編小説
主催: 魯迅文学賞選考委員会
結果: 受賞
東京国際映画祭・最優秀芸術貢献賞(映画の受賞)
2002
対象作品: スカイ・ラバーズ(『言葉のない生』の映画化)
部門: 映画部門(適応作品)
主催: 東京国際映画祭
結果: 受賞(映画賞)
毛沢東文学賞
2023
対象作品: 湖の波紋(Ripples in the Lake)
部門: 長編小説
主催: 毛沢東文学賞選考委員会
結果: 受賞(併記の受賞者の一人)

受賞・候補エディション

茅盾文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 回响

    事件の捜査と私生活の揺らぎが重なり合う、心理的な緊張を帯びた長編。犯罪の謎を追いながら、家族や社会の圧力を照らし出す。

    捜査と私生活の揺らぎがひとつの暗い物語になる。

    349ページ
    捜査家族圧力心理的緊張

作品

代表作

言葉のない生

1995年 中編小説/短篇集

言語やコミュニケーションの限界、地方出身者の感情と都市生活との摩擦を描く中編。孤独や記憶の断片が主題となる。

言語と沈黙孤独地方から都市への移動
映像化・舞台化
  • [映画] スカイ・ラバーズ (2002)
  • [テレビドラマ] (『言葉のない生』のテレビシリーズ) (2002)
翻訳
  • ディラン・レビ・キングによる翻訳(Chinese Literature Today 掲載, 2018)

大きな顔面の平手打ち(仮訳)

1998年 中編/中短編

家族関係とシスター(姉妹)をめぐる物語。後にテレビドラマと映画(My Sister's Dictionary)に翻案された。

家族記憶女性の視点
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] Slap! (2005)
  • [映画] 姉の辞書(My Sister's Dictionary) (2005)

悔恨の記録

2005年 長編小説

個人的・社会的な記憶や過ちを巡る物語。登場人物の内面描写が中心。

記憶贖罪社会変動
翻訳
  • ディラン・レビ・キング訳(University of Oklahoma Press, 2018)

運命を書き換える

2015年 長編小説

時間と因果をめぐる物語。個人の選択が歴史や家族の運命に及ぼす影響を描く。

運命歴史家族
翻訳
  • ジョン・バルコム訳(Sinoist Books, 2024)

湖の波紋

2021年 長編小説

地域社会の変容と個人の記憶をめぐる壮大な物語。幅広い人物群像と地域描写が特徴。

地域社会記憶近代化の影響
翻訳
  • ジェームズ・トラップ訳(Sinoist Books, 2026)

全著作

  • 言葉のない生(1995)
  • 大きな顔面の平手打ち(A Resounding Slap in the Face, 1998)
  • 悔恨の記録(Record of Regret, 2005)
  • 運命を書き換える(Fate Rewritten, 2015)
  • 湖の波紋(Ripples in the Lake, 2021)

翻案

  • 言葉のない生 → 映画『スカイ・ラバーズ』(2002、第15回東京国際映画祭で美術的貢献賞受賞)
  • 言葉のない生 → 20話のテレビシリーズ(広西満地楽映文化有限会社による制作)
  • 大きな顔面の平手打ち → テレビドラマ『Slap!』および映画『姉の辞書』(My Sister's Dictionary, 2005)

作品の翻訳

  • 『言葉のない生』 — ディラン・レビ・キング訳(2018、Chinese Literature Today)
  • 『悔恨の記録』 — ディラン・レビ・キング訳(2018、University of Oklahoma Press)
  • 『運命を書き換える』 — ジョン・バルコム訳(2024、Sinoist Books)
  • 『湖の波紋』 — ジェームズ・トラップ訳(2026、Sinoist Books)

作風・主題

文体
都市部の現実を描くモダニズム寄りの文体簡潔で観察的な描写心理描写に重点を置く
頻出モチーフ
記憶と忘却言語の限界と沈黙家族と疎外地方出身者と都市の衝突

評価・遺産

東西(田代琳)は1990年代以降の都市派作家として評価され、複数の作品が映画・テレビ化されるなど大衆文化にも影響を与えた。魯迅文学賞や毛沢東文学賞など主要な文学賞を受賞し、広西地域の文学振興にも寄与している。

関連学会

  • 中国作家協会
  • 全中国青少年連合会

大衆文化への影響

  • 『言葉のない生』の映画化『スカイ・ラバーズ』は国内外の映画祭で評価を受けた。

豆知識

  • 「東西」は筆名。本名は田代琳(Tián Dàilín)。
  • 出身は広西チワン族自治区の天峨県(古里)。
  • 作品が映画・テレビドラマ化されたものが複数ある(代表作:『言葉のない生』→『スカイ・ラバーズ』)。
  • 2023年に『湖の波紋』で毛沢東文学賞を受賞。