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ドリス・グレイバー(ドリス・アップル・グレイバー)

ドリス・アップル・グレイバー

Doris Appel Graber

プロフィール

性別
女性
生誕
1923-11-11 (ミズーリ州セントルイス)
死没
2018-02-17 (イリノイ州エバンストン) 94歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語

経歴

職業
政治学者, 大学教授, 著者
活動期間
1949年〜2018年
所属
イリノイ大学シカゴ校(University of Illinois at Chicago), ノースウェスタン大学, シカゴ大学, ノースパーク・カレッジ

学歴

ワシントン大学(セントルイス)
政治学
学位: B.A.
期間: 1937–1941
卒業年: 1941
国: アメリカ合衆国
ワシントン大学(セントルイス)
政治学
学位: M.A.
期間: 1941–1942
卒業年: 1942
国: アメリカ合衆国
コロンビア大学
国際法・国際関係(博士論文)
学位: Ph.D.
期間: 1946–1949
卒業年: 1949
国: アメリカ合衆国
博士論文: The Development of the Law of Belligerent Occupation: 1863-1914, A Historical Survey

受賞歴

ゴールドスミス賞(Goldsmith Book Prize)
2003
対象作品: Learning From Television in the Internet Age(原題)
主催: Shorenstein Center(ハーバード・ケネディスクール)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Processing Politics: Learning from Television in the Internet Age

    テレビとインターネットが共存する現代において、有権者が政治情報をどのように受容し処理するかを実証的に分析した研究。メディアの形式や内容が政治的知識、意見形成、参加に与える影響を論じる。

    メディア研究政治コミュニケーション情報受容民主主義

作品

代表作

言語行動と政治(Verbal Behavior and Politics)

1976年 政治学、政治コミュニケーション

政治における言語表現とその効果を分析した研究。

政治言語レトリック

マスメディアとアメリカ政治(Mass Media and American Politics)

1980年 政治コミュニケーション

マスメディアがアメリカの政治過程や世論に与える影響を考察した著作。

メディア効果世論形成

犯罪ニュースと大衆(Crime News and the Public)

1980年 メディア研究、犯罪報道

犯罪報道が一般大衆の認識や恐怖感に与える影響を分析した研究。

犯罪報道リスク認知

大統領と大衆(President and the Public)

1982年 政治学、リーダーシップ研究

大統領と市民との相互作用や情報伝達について考察した著作。

リーダーと市民政治コミュニケーション

ニュースの処理: 人々は情報の波をどう扱うか(Processing the News: How People Tame the Information Tide)

1984年 メディア心理学、政治情報処理

人々が大量のニュース情報をどのように処理し理解するかを検討した研究。

情報処理認知バイアス

政治の処理(Processing Politics)

2001年 政治コミュニケーション、政治心理学

個人が政治情報を処理し意思決定を行う過程を扱った学術的著作。

政治情報処理意思決定

コミュニケーションの力(The Power of Communication: Managing Information in Public Organizations)

2002年 公共管理、組織コミュニケーション

公共組織における情報管理とコミュニケーションの重要性を論じる。

組織コミュニケーション情報管理

メディアに関して: 政治の意味を問う(On Media: Making Sense of Politics)

2012年 政治コミュニケーション、メディア研究

メディアが政治の意味づけに果たす役割を総括的に論じた著作。

メディアの意味付け政治報道

全著作

  • Verbal Behavior and Politics(1976)
  • Mass Media and American Politics(1980)
  • Crime News and the Public(1980)
  • President and the Public(1982)
  • Processing the News: How People Tame the Information Tide(1984)
  • Processing Politics(2001)
  • The Power of Communication: Managing Information in Public Organizations(2002)
  • On Media: Making Sense of Politics(2012)

作風・主題

文体
実証的で分析的な学術文体明快で理論とデータを結びつける記述
頻出モチーフ
メディア効果情報処理世論と政治

評価・遺産

ドリス・グレイバーは政治コミュニケーション研究の先駆者であり、学術誌『Political Communication』の創刊編集者として分野形成に大きく貢献した。彼女の研究はメディア効果と市民の情報処理に焦点を当て、Goldsmith Book Prizeなどの受賞を通じて高く評価された。アメリカ政治学会の政治コミュニケーション部門では彼女の名を冠したDoris Graber Book Awardが設けられている。

関連学会

  • アメリカ政治学会(APSA)・Political Communication部門

豆知識

  • 1941年にトーマス・M・グレイバーと結婚し、2007年に彼が死去するまで連れ添った。
  • 5人の子どもがあり、そのうちの一人に歯科矯正医のリー・グレイバーがいる。
  • 2012年の退職時点で政治学分野で引用上位100名に入っていたとされる。
  • 学術誌『Political Communication』の初代編集者を務めた。